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出版者情報
ワルプルギスの夜
発行:国書刊行会
A5判
450ページ
定価
4,600円+税
- 書店発売日
- 2017年10月16日
- 登録日
- 2017年9月22日
- 最終更新日
- 2017年9月22日
書評掲載情報
2017-12-24 |
読売新聞
朝刊 評者: 土方正志(出版社「荒蝦夷」代表) |
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紹介
マイリンクは幻想文学の巧みなテロリストである。(J・L・ボルヘス)
全15編が本邦初訳、ドイツ幻想小説派の最高峰マイリンクの1巻本作品集成。
『白いドミニコ僧』『ワルプルギスの夜』の2長篇小説のほか、
短篇8編とエッセイ5編を収録。
山尾悠子推薦
「百塔の街の迷宮の主、紙の王冠を戴く男。黄金の霧に踏み迷い、鏡や錬金術やドッペルゲンガーや両性具有者たちのイメージを辿っていけばひとは迷路の奥でその男に出逢う。出口も入口もなく、高い窓がひとつあるだけの寂しい部屋でかつてゴーレムに出逢ったことも忘れない。その顔は我々じしんの顔をしており、マイリンクの名は額にくっきり焦げ付いたひとつの指の痕のようだ。」
上記内容は本書刊行時のものです。