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出版者情報
「三陸津波」と集落再編
ポスト近代復興に向けて
発行:鹿島出版会
A5判
360ページ
定価
4,300円+税
- 書店発売日
- 2017年2月9日
- 登録日
- 2017年1月11日
- 最終更新日
- 2017年1月19日
書評掲載情報
2017-03-26 |
朝日新聞
朝刊 評者: 五十嵐太郎(建築批評家、東北大学教授) |
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紹介
津波常襲地域と呼ばれた東北・三陸地方の、多様な主体がせめぎあう集落再編過程から、現代的復興モデルを説き起こす画期的災害史研究。
明治期以降、東日本大震災まで四度の津波災害に見舞われた東北・三陸地方。常襲地域と呼ばれながら、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきた。
なかでも昭和三陸津波において「理想町村」と謳われた大槌町・吉里吉里集落の復興手法は、「近代復興」のメルクマールとして今なお参照に値する。
本書は多様な主体がせめぎあう集落の再編過程を、統治機構の変化とそれにともなう制度・運用の変遷、民衆の動勢から読み解き、現代的復興モデルを説き起こす。
目次
序章 「災害復興史」試論
第1章 明治三陸津波にみる近代復興の萌芽
第2章 農山漁村経済更生運動と昭和三陸津波
第3章 吉里吉里集落における新漁村建設
第4章 チリ地震津波と東日本大震災にみる近代復興の成立
第5章 ポスト近代復興に向けて
上記内容は本書刊行時のものです。