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万葉集と富山
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年3月
- 書店発売日
- 2016年4月1日
- 登録日
- 2018年1月24日
- 最終更新日
- 2018年1月24日
紹介
越中ゆかりの万葉の世界が、その後どのように富山県と関わってゆくのか。
家持が愛した「布勢の水海」をはじめとして、『万葉集』にうたわれた富山の地をめぐる後世の動き、富山県ゆかりの文学と『万葉集』との関わり、ラフカディオ・ハーンと山田孝雄という二人の人物も取りあげ、文学とかかわり続ける富山を紹介する。
目次
越中万葉の意義●坂本信幸
一 越中万葉の意義について/二 越中の風土/三 越中のことば/四 越中の風俗/五 日付の記載
氷見市布施の円山と「大伴家持千百年祭」●関 隆司
一 はじめに/二 明治の資料/三 平成の資料/四 昭和の資料/五 おわりに
立山はなぜ歌枕にならなかったのか─『萬葉集』享受研究の一助として─●新谷秀夫
一 はじめに/二 「二上山」のほととぎす/三 歌われない《立山》/四 さいごに─「越白嶺(山)」─
富山の古典文学─「武士の物語」と「俳諧」を中心に─●綿抜豊昭
一 はじめに/二 武士の物語/三 俳諧/四 おわりに
小泉八雲と万葉集─遺作「天の河縁起」にみる山上憶良の七夕歌の享受を中心に─●田中夏陽子
一はじめに─なぜ小泉八雲の蔵書が富山にあるのか─/二 八雲の講義ノートの発見─北星堂書店の蔵書「中土文庫」─/三 遺著『天の河縁起 そのほか』/四 妻セツと泣きながら執筆した「天の河縁起」/五 八雲が選んだ山上憶良の七夕歌/六 八雲が「天の河縁起」に採集した『万葉集』の七夕歌/七 結び
にかえて─二人の弟子─
山田孝雄博士と萬葉集について●毛利正守
一 山田孝雄博士略伝/二 『萬葉集講義』について、その⑴「複語尾」と「陳述」/三 『萬葉集講義』について、その⑵「字余り」と「音律・誦詠」/四 『萬葉五賦』について/
編集後記
執筆者紹介
上記内容は本書刊行時のものです。