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治安維持法 : なぜ政党政治は「悪法」を生んだか
発行:中央公論新社
縦18mm
277ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年6月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2018-02-18 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2012-11-25 |
毎日新聞
評者: 加藤陽子(東京大学教授・日本近代史) |
2012-09-16 |
読売新聞
評者: 細谷雄一(国際政治学者、慶応大学教授) |
2012-08-26 | 日本経済新聞 |
2012-07-29 | 東京新聞/中日新聞 |
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紹介
言論の自由を制限し、戦前の反体制派を弾圧した「稀代の悪法」。これが治安維持法のイメージである。しかし、その実態は十分理解されているだろうか。本書は政党の役割に注目し、立案から戦後への影響までを再検証する。一九二五年に治安維持法を成立させたのは、護憲三派の政党内閣だった。なぜ政党は自らを縛りかねない法律を生み、その後の拡大を許したのか。現代にも通じる、自由と民主主義をめぐる難問に向き合う。
目次
第1章 「危険思想」の発見(治安維持法をめぐる四者
明治・大正の思想問題
過激社会運動取締法案の挫折)
第2章 治安維持法の成立(「日ソ国交樹立」と「アメとムチ」
起草と反対運動
審議)
第3章 迷走する「結社」取り締まり(「赤化宣伝」
京都学連事件
三・一五事件)
第4章 一九二八年の改正(緊急勅令案の諮詢まで
緊急勅令の承認まで
改正治安維持法の運用)
第5章 膨張の一九三〇年代(転向
再改正の挫折
膨張の過程)
第6章 新治安維持法と戦争(太平洋戦争下の治安維持法
植民地への適用)
終章 終焉、そして戦後(罪と罰
治安維持法が残したもの)
上記内容は本書刊行時のものです。