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KOKKO 第12号
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年8月
- 書店発売日
- 2016年8月1日
- 登録日
- 2015年12月30日
- 最終更新日
- 2016年10月6日
目次
[特集] サンダース旋風、最低賃金15ドル運動、反緊縮etc.
世界の労働運動から何を学ぶ?
〈インタビュー〉
世界の労働運動〈サンダース旋風・最賃15ドル運動・反緊縮〉から学び日本の公務労働組合はブレイクスルーを ……………… 005
布施恵輔 全国労働組合総連合(全労連)国際局長
〈インタビュー〉
現場が主役の労働組合で行政民主化へ―アメリカ労働運動の再生から学ぶ ……………… 017
山崎 憲 労働政策研究・研修機構(JILPT)国際研究部主任調査員
コミュニティ・オーガナイジングでブラック企業とたたかうプレカリアートユニオン ……………… 026
清水直子 プレカリアートユニオン執行委員長
2016年度予算にみる国公労働者の労働条件 ……………… 037
国公労連調査政策部
[連載] 国家公務員のリアル 第2回
〈国土交通省・福岡国道事務所〉
予算と人員の削減で劣化する道路と雇用 ……………… 049
東 亮宏 福岡国道事務所福岡維持出張所勤務
[リレー連載] 運動のヌーヴェルヴァーグ エキタス③
AEQUITASは最低賃金1500円で選択肢を広げる
―自己責任論を超えていく ……………… 053
岩井佑樹 AEQUITASメンバー
[連載] スクリーンに息づく愛しき人びと 第12作
『64 ロクヨン』の厚みと熱さ ……………… 057
熊沢 誠 甲南大学名誉教授
[書評 第08回] 吉良智子著
『女性画家たちの戦争』 ……………… 062
吉川浩満 文筆家
前書きなど
ヨーロッパ諸国で数十万人が立ち上がるゼネストなどを見ると、もともとの労働組合の力やあり方、市民の権利意識の高さなどが日本とは大きく違うからあまり参考にならないのではないかと思いがちです。しかし、日本と同じように新自由主義が席巻し、労働組合の組織率も低下しているアメリカにおいて、最低賃金15ドル運動が大きく前進するなど、労働運動が再生しているとあればそこから日本が学ぶべきことは多いのではないかと思います。とりわけ、どの国においても公務員の労働組合が果たす役割は大きいので、世界の労働運動の最前線を意識的に学ぶことは大事でしょう。布施さん、山崎さん、清水さんが指摘しているように、日本の公務労働組合にはブレイクスルーが求められているのです。
上記内容は本書刊行時のものです。