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秘教的伝統とドイツ近代
ヘルメス、オルフェウス、ピュタゴラスの文化史的変奏
発行:ぷねうま舎
A5判
340ページ
上製
定価
4,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年2月
- 書店発売日
- 2014年2月27日
- 登録日
- 2014年1月15日
- 最終更新日
- 2014年2月28日
紹介
■ 年末になると鳴り響く第9交響曲の歌詞「歓喜に寄せる」、太宰治の翻案によって広く知られる「走れメロス」、これらシラーの手になる作品の背後に、思想史・文化史の知られざる文脈を読み解く。
■ ヘルメス主義、オルフェウス教、ピュタゴラス派……いずれも古代中東とエジプト・ギリシアに起源をもつ神秘主義的思想の潮流である。そしてこれらは、思想史のメインストリームに対する、ダークサイドの系譜を形づくってきた。これまでの通史的記述からは見えてこない、二つの思潮の密やかでダイナミックな関係を浮かび上がらせる。
■ シラー、カント、レッシング、ゲーテ、フロイト……ドイツ近代を切り開いた大立て者たちと秘教的伝統との間には、どのような影響関係があったのだろうか。カントとスウェーデンボリ、シラーとカバラ、ゲーテとイシス信仰、フロイトと動物磁気など、相互の影響と乖離を具体的にたどる。
■ グノーシス、ユダヤ教カバラ、ネオプラトニズムの思潮から、フリメイスン、薔薇十字団、そしてメスメリズムへ……変奏されるヴィジョンの系譜としての「隠されてきた思想史」を明るみに出す。
上記内容は本書刊行時のものです。