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折田式足もみ健康法
足が軽い、病気知らずの無痛台湾法リフレクソロジー
- 初版年月日
- 2014年9月
- 書店発売日
- 2014年9月3日
- 登録日
- 2014年7月18日
- 最終更新日
- 2014年9月30日
紹介
もんでほぐして身体が変わる。
高血圧、心筋症、糖尿病などの症状に適応する、足裏の反射区の位置・もみ方を徹底カラー図解。
お風呂上がりの足もみに便利な、生活防水加工の「反射区カラ―図表」付き。
呉神父足部反射区健康法創始人・呉若石氏、中華足部反射区健康法従業者労働組合連合創始者・陳明仁氏推薦。
目次
推薦文
呉神父足部健康法 創始人 呉若石神父 ……2
中華足部反射区健康法従業者労働組合連合 創始者 陳明仁氏 ……3
はじめに ……4
第一章 足もみ健康法 実技編
足の反射区を揉むと腰や肩の血行が良くなる ……10
自分の足を自分で揉むことが、足もみ健康法の原点 ……13
調子が悪い部位に対応する反射区を三~五回程度、毎日揉む ……26
第二章 足の反射区の位置と、適応症状
足もみ技術は進歩する ……32
1)大脳の反射区 / 認知症、頭痛、頭重、高血圧、不眠症、髄膜炎、くも膜下出血、日本脳炎、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳動脈瘤 ……34
2)前額部の反射区 / 物忘れ、ど忘れ、蓄膿症、頭痛、頭重 ……36
3)小脳・脳幹の反射区 / 呼吸異常、睡眠異常、汗分泌異常、筋肉協調異常、パーキンソン病 ……38
4)下垂体・間脳の反射区 / ホルモンバランス異常、自律神経失調症、睡眠異常、全身の感覚異常 ……40
5)三叉神経・顔面神経の反射区 / 偏頭痛、三叉神経痛(顔面神経痛)、顔面神経麻痺、味覚異常、涙・唾液の分泌異常、聴覚過敏 ……42
6)鼻・鼻腔の反射区 / 花粉症、鼻水、鼻づまり、鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎) ……44
7)首・頸部の反射区 / 首コリ、高血圧、目の疲れ、めまい、手指のシビレと痛み、脳血管障害 ……46
8)目の反射区 / 目の疲れ、結膜炎、白内障、緑内障、網膜剥離、眼底出血、ベーチェット病 ……48
9)耳の反射区 / 中耳炎、難聴、外耳炎、耳管異常 ……50
10)肩関節・手関節の反射区 / 腱鞘炎、パソコン肘、五十肩、野球肩、頸肩腕症候群、肩回旋筋腱板損傷、手根管症候群 ……52
11)僧帽筋の反射区 / 肩コリ、首コリ、背中のコリ、頸肩腕症候群 ……54
12)甲状腺の反射区 / 肥満、嚥下困難、バセドー病(甲状腺肥大、心悸亢進、眼球突出、指先の震えなど)、クレチン病 ……56
13)副甲状腺の反射区 / 骨粗鬆症、テタニー(骨格筋の不随意的収縮) ……58
14)肺・気管支の反射区 / 風邪、気管支喘息、気管支炎、肺炎、アトピー性皮膚炎、肺結核、肺水腫 ……60
15)胃の反射区 / 胃炎、胃酸過多、胃潰瘍、胃ポリープ、胃下垂、胃アトニー ……62
16)十二指腸の反射区 / ストレス、十二指腸潰瘍、十二指腸憩室 ……64
17)膵臓の反射区 / 糖尿病、膵臓炎、膵石症、内臓下垂 ……66
18)肝臓の反射区 / 肝炎、肝硬変、肝不全、薬剤性肝障害、目の異常、筋肉硬化 ……68
19)胆のうの反射区 / 胆のう炎、胆石 ……70
20)腹腔神経叢の反射区 / 下痢、神経性胃炎、神経性消化不良、消化器の異常全般 ……72
21)副腎の反射区 / 体重減少、糖尿病、月経異常、多尿症、中心性肥満を伴う高血圧、悪心・嘔吐、意識障害と皮膚の色素沈着、皮膚線条、四肢の脱力、膠原病 ……74
22)腎臓の反射区 / むくみ、尿量異常(乏尿・頻尿)、糖尿、蛋白尿、血尿、貧血、多血、発疹、関節炎、高血圧、腰痛 ……76
23)尿管・輸尿管の反射区 / 尿管結石、排尿困難 ……78
24)膀胱の反射区 / 頻尿、残尿感、排尿痛、膀胱炎、膀胱結石、尿閉、膀胱壁過敏 …… 80
25)小腸の反射区 / 便秘、下痢、食後二十分以降の下腹部痛、下血、発熱 ……82
26)回盲弁の反射区 / 便秘、下痢、下腹部痛、発熱、全身倦怠、むくみ、頭痛、めまい、耳なり ……84
27)盲腸・虫垂の反射区 / 慢性虫垂炎、嘔吐・悪心、上腹部痛、腹部全体の鈍痛……86
28)上行結腸 29)横行結腸 30)下行結腸・S状結腸の反射区 / 便秘、下痢、下腹部痛、血便、発熱、大腸炎、潰痬性大腸炎、大腸ポリープ ……88
31)直腸の反射区 / 便通異常(血便、粘血便、便秘)、直腸性便秘、右下腹部しこり、下腹部痛、初期大腸がん ……90
32)肛門の反射区 / 痔ろう、排便痛 ……92
33)心臓の反射区 / 心不全、心筋症、高血圧、息切れ、動悸、失神、胸痛、チアノーゼ、頸動脈怒張、肝肥大、腹水、むくみ、ばち指、不整脈(頻脈、徐脈、速脈、遅脈) ……94
34)脾臓の反射区 / 血小板減少症(紫斑病)、突発性門脈圧亢進症、口内炎、急な運動時の脇腹痛、めまい、吐き気 ……96
35)膝関節の反射区 / 変形性膝関節症、膝関節水腫、膝内障、膝蓋軟骨硬化症……98
36)生殖腺の反射区 / 生理痛、生理不順、卵巣炎、卵管炎、卵巣嚢腫、精子減少症、不妊症 ……100
37)下腹部の反射区 / 生理痛、生理不順、下腹部痛 ……102
38)股関節の反射区 / 腰痛、肩コリ、首コリ、膝痛、冷え症、変形性股関節症、外反股(がに股)、内反股(内また)、坐骨神経痛、先天性股関節脱臼 ……104
39)腋下リンパ腺の反射区 / 腋窩周囲のリンパ腺炎、リンパ浮腫、乳がん、乳がん手術の予後 ……106
40)腹部リンパ腺の反射区 / 鼠蹊部のリンパ腺炎、リンパ浮腫、足のむくみ、腹部の抵抗力減退 ……108
41)胸部リンパ腺の反射区 / 頸・胸部のリンパ腺炎、リンパ浮腫 ……110
42)三半規管・半規管の反射区 / 耳鳴り、立ちくらみ、めまい、乗り物酔い ……112
43)胸部の反射区 / ぜんそく、胸部痛、乳腺炎、乳がん ……114
44)横隔膜の反射区 / シャックリ、過呼吸症候群、横隔膜ヘルニア(吐き気・嘔吐、腹部痛) ……116
45)扁桃腺の反射区 / 風邪、急性扁桃炎、慢性扁桃炎、アデノイド、嚥下痛、睡眠時無呼吸症候群 ……118
46)下顎 47)上顎の反射区 / 歯周病、歯槽膿漏、歯肉後退(歯茎痩せ)、歯肉炎、歯の痛み ……120
48)喉・気管・食道の反射区 / 喉痛、胸やけ、口蓋扁桃炎、咽頭炎、声帯ポリープ、嚥下困難 ……122
49)鼠蹊部の反射区 / 足のむくみ、鼠蹊ヘルニア ……124
50)子宮・前立腺の反射区 / 子宮筋腫、子宮内膜症、前立腺肥大、前立腺炎、前立腺がん、不正出血 ……126
51)尿道・膣・陰茎の反射区 / 尿道炎、尿道結石、生理痛、膣炎、精力減退、不妊症 ……128
52)直腸・肛門の反射区 / ストレス性便秘、ストレス性痔、ストレス性腸炎、過敏性腸症候群 ……130
53)頸椎の反射区 / 肩コリ、首コリ、むち打ち症、眼精疲労、手首の異常、頸椎ヘルニア ……132
54)胸椎の反射区 / 首コリ、猫背、胸椎ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎側湾症 ……134
55)腰椎の反射区 / 腰痛、膝痛、坐骨神経痛、腰椎ヘルニア、下肢異常、首コリ、肩コリ、冷え症 ……136
56)仙骨の反射区 / 足の冷え症、自律神経失調症、坐骨神経痛、足のこわばり ……138
57)尾骨の反射区 / 肩コリ、首コリ、背中のコリ、坐骨神経痛 ……140
58)顎関節の反射区 / いびき、歯ぎしり、頭痛、高血圧、顎関節症、肩コリ、首コリ、腰痛 ……142
59)肩甲骨の反射区 / 肩コリ、首コリ、背中のコリ、五十肩、頚肩腕症候群 ……144
60)肘関節の反射区 / 肘内障、内反肘、パソコン肘、野球肘、テニス肘、変形性肘関節症 ……146
61)肋骨の反射区 / 背中のコリ、胸痛、腰痛、便秘、肋膜炎 ……148
62)坐骨神経の反射区 / 坐骨神経痛、足の感覚鈍磨、足のシビレ、下肢異常 ……150
63)上腕・前腕の反射区 / 腕の筋肉痛、腱鞘炎、五十肩、頸肩腕症候群 ……152
64)坐骨の反射区 / 坐骨神経痛、冷え症、生理不順、不妊症、下肢異常 ……154
65)骨盤内臓器の反射区 / 便秘、膀胱炎、生理痛、子宮筋腫、前立腺炎、卵巣炎、下腹部痛、子宮の冷え、不妊症 ……156
66)胸腺の反射区 / 成長ホルモン異常 ……158
67)脊柱起立筋の反射区 / 背中のコリ、足のツリ、ギックリ腰、背骨の湾曲、脊椎管狭窄症 ……160
第三章 足もみ健康法 歴史・理論編
古代三大文明の時代から行われていた健康法、足もみ ……164
「足の反射療法」の発展と、台湾での呉若石神父の活動 ……165
反射理論、循環理論、平衡理論。足もみ健康法の三大理論 ……167
前書きなど
この本は、自分の足を自分で揉み、
自分の健康管理をするための手引書です
足もみはけっして特別な技術ではありません。疲れたときについ肩や背中をたたいたり腕をさすったりする、そんな自然な癒しの動作です。ただ現代生活では足に対する関心がとても薄く、身近な存在でないために足もみが特別に思えるだけなのです。
「健康がなにより」と人はよく言います。身体のどこにも痛みのない心地よさは何ものにも換えがたいものです。
人は二本足で立っている動物ですが、それを可能にしているのは足です。体重のすべてを支えている足に異常をきたしたら、身体のどこに不愉快な症状が出てもおかしくありません。
この『折田式足もみ健康法』は、足を揉んで健康を回復しよう、健康を維持しようと願う人のために、六十七の反射区を手指や道具を使って刺激する方法を私の二十五年の治療家としての集大成としてまとめたものです。
タイトルに無痛台湾法とありますが、一般的な「台湾式足もみ法」は痛みを伴います。元々私が学んだ足もみ健康法は「痛みを感じる方が良い」という考えに基づいていました。私は良かれと思って痛く揉んでいたのです。しかし、四、五年ほど経った頃、ふとしたきっかけがあり、痛みを感じさせないで硬いところを柔らかくできることを経験しました。そのとき以来、学んだ方法を忠実に行うことに疑問を感じ、もっと工夫ができると考えるようになりました。「ソフト足もみ」と称して、共に学んだ他のスタッフとは違うことをやりだしたのです。独立してからは、痛みをより少なくする工夫を重ねました。
足の反射区は足首から下の部分に集中していますが、その反射区を柔らかくすることは、ひとえに血行が良くなった結果なのだと分かってからは、足だけでなくふくらはぎや大腿などもほぐして血行を良くすることを始め、太腿の付け根から指先までを足もみの対象としました。さらに今日では、足もみが一段落した後にベッドにうつ伏せになっていただいて、頭のてっぺんから足の指先までマッサージしています。足の筋肉は腰から背中、首から肩まで繋がっていますので、足もみ効果がこの方法で長続きするのです。
学んだ通り、「痛みがあるほうが効果的」という人もいます。それは好みに応じて選べば良いことだと思います。
肝心なのは足の反射区を刺激することです。健康を願いながら自分で自分の足を揉むと更に効果は高まります。
自分の身体には足があり、現在どういう状態で、これからどういう状態になりたいかという意識を持つことで脳の健康情報はいつも最新に書き換えられます。しかし、逆にあまりにも意識しすぎて、義務感で足もみをするのも効果的とは思えません。これからご紹介する足もみは「健康法」です。健康法は毎日のように継続して行うことがまず大切です。義務感ではなく、楽しみながらリラックスした気持ちで気長に行うことが身体の持つ自然治癒力を高めることになります。
この本は、自分の足に関心をもち、自分の足を自分で揉み、まず自分の健康管理をするための手引書です。また、病気にかかりにくい抵抗力・免疫力を持った身体をつくるためにも、足もみの習慣を身に付けられるように工夫して編集されています。
心と身体は一つです。心に念じながら足もみを行うと必ず健康になります。根本的には血液の循環が良いことが健康なことです。足を揉んで血行を良くして、さらに心を込め、細胞を活性化させましょう。
折田充
上記内容は本書刊行時のものです。