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新・プロの音プロの技
自宅録音派なら誰でも知っておきたい基礎知識
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2007年7月
- 書店発売日
- 2007年6月14日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2019年10月14日
紹介
自宅録音派なら身につけておきたい、目から鱗の知識や知恵がぎっしり。いまいちピシっとこない音の原因が、案外身近なところにあるのかも。この本を読んでおけば、音に問題が起きたときも、原因追及のきっかけとなります。TV番組のテーマ曲や飛行機の中、高速道路、大企業で何気なく耳にしている音楽を作る著者ならではのこだわりがぎっしりつまっています。人気の旧版に追加改訂し、現在の音楽事情に内容の一部を合わせました。今も変わらず、音作りにかかわる人必読の書です。
目次
イントロダクション
セット・アップ編
システムはこう作る
真夜中の録音は音がイイ
電気をきれいに
電源プラグを差し替えよう
接点の数を減らせ
コードは短く
コードにも向きがある
音源とミキサーのレベルマッチング
“大きな音を下げる”が基本
オートフェーダーを活用しよう
納得のミキシングは、正しいモニタリングから
スピーカー選び(筆者の場合)
リスニング・ポイント
ヘッド・フォン選び(筆者の場合)
MIDIは2系統以上あるといい
音源を買い足すなら違うメーカーのものを
掃除をしよう!
【コラム】同軸型スピーカー
【コラム】ヘッド・フォン
【コラム】危険な掃除法
シーケンサー編
うまいといわれるDATA入力&アレンジ・テクニック
▼ベロシティ
ベロシティ値と拍との関係
メロディ入力のテクニック
和音入力のテクニック
同じ型は使わない
▼デュレーション
鳴り終わりのビミョーなタイミングが
“ノリ”を出す
休符の前の音符
▼モジュレーション
モジュレーション・ホイールを使おう
コピー&ペーストは
“悪魔の誘惑”
▼ボリューム&エクスプレッション
フレーズのはじめと終わりは特にキメ細かく
最高値を“127”に近づける
▼ギターの入力
簡単ヴォイシング
ギター・ベロシティ
音をずらす
カッティング
▼ベースの入力
ベロシティ&デュレーション
▼ストリングスの入力
ヴォイシング
クローズ・ヴォイシングの方法
オープン・ヴォイシングの方法
ストリングスのヴォイシング
ボリューム・チェンジを駆使せよ
▼ピアノ入力の秘技
▼簡易和声学
非和声音の扱い方
白玉音符(パッド)のつなぎ方
【コラム】休符の演奏
【コラム】和声学
メイク・アップ編
仕上げのポイント
塩コショウをかける~生っぽさを出すために~
Panの設定
なくてもいい音がある
中音域に集まりやすい
バランスの取り方
フェードアウトの仕方
ラスト・アドヴァイス編
イイ音で録音するために
録音機材は暖めてから
メディアを部屋に馴染ませろ
マージンは“マイナス2.0~0.0?”の範囲に
テープの最初と最後には1分以上の空きを作る
スタートIDは書き換えない
テープの保管場所
CD-Rについて
エンディング
前書きなど
ドラムやベースのEQも完璧、ギターには心地よくコーラスをかけて、ボーカルには空間を感じさせる艶やかなリバーブをかけて……、全身全霊を込めて作った自分の作品。
できあがったときには、この世で最高の仕上がりと思っていた作品も、いざプロの作ったCDと比べてみると、余りのクオリティの差に愕然としたことはないだろうか。
改めて自分の作品を聴いてみると、バスドラが妙に出っ張っていたり、ベースの勢いもどこかへいってしまっていたり……。それに比べプロは最高の設備が整ったスタジオを使っているから”と決して諦めてはいけない。たとえ自宅録音でも、工夫次第でプロのCDに引けを取らないクオリティに自分の作品を高めていく余地は、まだまだ十分にあるはずだ。
かくいう筆者も自宅録音派の一人。
私設スタジオ(?)には、クオリティを上げるためのさまざまなアイデアや工夫が数多く施されているし、日々そのための努力を続けている。
ここで作った数百の音楽は、実際にCDとしてメジャー・レーベルから市販されているし、地上波やBSデジタルなどのテレビ放送にも使われている。
要は、私たち自宅録音派には、“できることは何でもやってみる”の精神が重要なのだ。
それを1つひとつ紹介していくのが“本書の目的だ”
それぞれはほんの小さなことかもしれないが「ちりも積もれば山となる」だ。
版元から一言
人気の旧版「プロの音プロの技」に内容を追加しての新版です。旧版に収録されていた中で、時代に合わなくなっていた部分を若干修正して、新たに作り直しました(ほとんどの部分は旧版と同じです)。変わらず、様々な活動を続ける著者のちょっとしたテクニックが満載です。音作りに関わる方はぜひ一度お読みください。
上記内容は本書刊行時のものです。