版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
茜雲の詩 新谷祐弘(著) - アイオーエム
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

茜雲の詩 (アカネグモノウタ) ―新谷祐弘・鈴子 作品集― (―シンタニスケヒロ・スズコ サクヒンシュウ―)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ30mm
重さ 600g
500ページ
上製
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-900442-55-9   COPY
ISBN 13
9784900442559   COPY
ISBN 10h
4-900442-55-0   COPY
ISBN 10
4900442550   COPY
出版者記号
900442   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年12月
書店発売日
登録日
2014年12月5日
最終更新日
2014年12月5日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

著者の一人、新谷祐弘は、川崎重工業を60歳前に早期退職し、もともと志のあった日本文学を学びたいと、カルチャーセンターなどで日本の古典を学習した。「万葉集」、「奥の細道」などを経て、「源氏物語」を数年かけて読み込み、独自の視点から作成した図・表は後続の学習者の参考になるであろう。
 また、淀の生まれであったため、与謝蕪村が淀で詠んだ句への綿密な調査により、従来の著名な研究者を上回る考察となっている。たとえば、「花火せよ淀の御茶屋の夕月夜」での「淀」が淀君か、淀城かの考察など、生まれ故郷ならではの好例となっている。
 「鴎外遺言考」は、新谷祐弘の文学学習の集大成と考えられる。資料をもとに、鴎外の生まれ育ちから、陸軍軍医総監にまで上り詰める出世の道筋と家庭問題、病気「かっけ」をめぐっての海軍軍医総監高木との相克、一方で、文学者としての華々しい作品発表の数々を丹念な筆致で描く。鴎外の人間像に迫る大作である。

目次

 Ⅰエッセイ
  多忙な現役時代から綴ってきた夫の遺稿、故人をしのぶ妻の心の言葉
  ●松風
  ●風船爆弾の青春に再開
  ●英明誕生の日のこと
  ●息に贈る歌
  ●わが友テレビ
  ●ある伝記と義父
  ●白い風 ― 千の風
  ●人生の放課後
  ●花を咲かせるためでなく
 Ⅱ若き日を追想
  ●第16回メルボルンオリンピック 「日の丸」に胸が痛いほどの感動:新谷(旧姓・関)鈴子著
  ●ルイジアナの青い空:新谷(旧姓・関)鈴子著
  ●飛躍の時代におけるQC(Quority Contorol)
 Ⅲ学習ノート
  ●「源氏物語」学習ノート
  ●蕪村淀詠考
  ●鴎外遺言考 ―黄昏の赫いきらめき―

著者プロフィール

新谷祐弘  (シンタニスケヒロ)  (

新谷祐弘は、昭和五年八月、京都市淀美豆町生まれ。京都市立伏見工業高校卒業後、松風陶業品質管理部を経て、昭和40年川崎重工業株式会社入社、昭和61年退社。在職中は、製品の品質管理に取り組み、品質を保証するシステムTQCに力を尽くし、品質管理大会の懸賞論文は2席入賞した。本書、「Ⅱ若き日を追想 飛躍の時代におけるQC(Quority Contorol)」に詳しく書かれている。
 このように、在職中から文章が得意で、昭和50年には、立春短歌会に入会し、毎月作歌を習慣にしていた。平成6(1994)年には、妻・鈴子との二人歌集「白い雲」を自費出版している。さらに、退職後は、日本文学を系統的に極めたいと、カルチャーセンター等で日本の古典、「万葉集」、「奥の細道」、「源氏物語」などを読み継ぎ、その成果を「茜雲の詩」の「学習ノート」に著わしている。

新谷鈴子  (シンタニスズコ)  (Shintani Suzuko

新谷鈴子は、体操競技のオリンピック選手。第16回メルボルンオリンピックで団体6位入賞、世界選手権団体4位入賞。
昭和11年生まれ。香川県立高松高校を経て、東京教育大学(現筑波大学)卒。昭和38年アメリカ、ノースウエスタン大学に留学し、修士課程修了。この時の留学記を「ルイジアナの青い空」にまとめて自費出版し、浦和スポーツ文学賞で佳作を受賞した。「ルイジアナの青い空」は、本書「Ⅱ若き日を追想」に収録されている。平成6(1994)年には、夫・祐弘との二人歌集「白い雲」を自費出版した。
昭和40年、日本女子体育大学勤務、平成13年同大名誉教授。

上記内容は本書刊行時のものです。