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地域資源活用による農村振興
条件不利地域を中心に
- 初版年月日
- 2014年7月
- 書店発売日
- 2014年7月25日
- 登録日
- 2014年6月19日
- 最終更新日
- 2015年9月3日
書評掲載情報
2014-09-14 | 日本経済新聞 |
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紹介
経済のグローバル化により日本国内の資源活用が困難になる。地域の資源活用を真に効率的かつ持続的に行うにはどうすべきか。TPP時代に日本農業、そして日本が生き残るための最重要課題である。本書は、わが国の中国地方を中心とした現場からの、地域資源活用のための研究成果を取り上げている。
目次
第Ⅰ部 資源論と条件不利地域論
第1章 資源論の再考と地域資源活用による農村振興
第2章 青壮年・高齢者能力格差と最適生産・流通構造
第3章 条件件不利・場所愛・運命的定住-2,3の断片的考察-
第4章 生活条件と居住地・就業地の選択問題に関するモデル分析
第5章 モンスーン・アジアにおける土地所有権問題の展望
第6章 原子力発電所事故が生鮮魚介・肉類需要に与えた影響
第Ⅱ部 地域資源管理組織による農業振興
第7章 地域資源を活用した集落営農組織の展開方向-ビジネスモデル的視点から-
第8章 地域農業組織による社会貢献型事業への取り組みの背景と今後の展望
第9章 中山間地域の小規模集落営農組織における法人化の意義―島根県を事例として―
第10章 集落営農法人の人材確保と育成―法人リーダーに学ぶマネジメント―
第11章 集落営農法人における従業員への経営継承の実態-島根県の法人を事例として-
第12章 農業金融における貸出手法と企業的経営の会計情報の整備・支援
第13章 中国東北・稲作地域における農地利用権の移動による農民専業合作社の展開と農家経営-吉林省梅河口市のS農業専業生産合作社を事例として-
第14章 中国における環境問題と貧困問題を両立する営農方式-寧夏回族自治区塩池県宏翔灘羊飼養園区を事例に-
第15章 インドネシアにおける家計消費と鳥インフルエンザに関する考察
第Ⅲ部 農林水産資源活用による農村振興
第16章 飼料自給率向上を目指した国産濃厚飼料生産利用の成立条件
第17章 中山間地域の森林資源活用と林業振興―資材・エネルギー産業としての新たな森林利用体系―
第18章 山村の暮らしに埋め込まれた林業再生へむけて-実践研究からみえてきた山村住民,移住者,近郊都市住民の協働可能性とローカルな木材流通拠点の創出-
第19章 水産資源の利用と漁業生産組合の歴史的展開―島根県を事例に―
第20章 成人の朝食欠食を規定する要因
第21章 小学生の欠食・偏食の背景要因に関する考察
第Ⅳ部 農村非物質資源活用による農村振興
第22章 中山間地域における双方向型の地域交流システムの可能生-鳥取県日野郡日南町を事例として-
第23章 中山間地域における農家の農外事業展開の特性
第24章 地域観光資源としての工場見学の類型と集客力のメカニズム
第25章 山間地域における老農技術の伝承と有機農業
上記内容は本書刊行時のものです。