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滋賀県庁舎本館
庁舎の佐藤功一×装飾の國枝博
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年10月
- 書店発売日
- 2014年10月25日
- 登録日
- 2014年9月16日
- 最終更新日
- 2014年10月27日
紹介
明治に建てられた煉瓦造庁舎の耐震性に危惧し、昭和12年から現庁舎の設計建築が始まった。日中戦争が始まり、鉄材不足で一部変更を余儀なくされたなかで、ギリシャ様式を基盤とし、格式を備えつつも現代的機能に対応した庁舎は、まさに経験豊富な二人の建築家が英知を絞り、端麗さを駆使した近代建築の総決算と言えよう。庁舎の構造や意匠、建築に至る経過なども含め、多数の写真・図版とともに紹介。
目次
はじめに 池野 保
第1章 滋賀県庁のはじまりと県庁舎の変遷
廃藩置県と滋賀県の始まり/円満院からの出発/現在地での明治期庁舎と明治二三年天皇行幸/
計画 を推進した中井弘知事/県庁舎の敷地
第2章 県庁舎本館建設を巡る経緯
改築への動き/改築に向けての先進建物調査/県庁彦根移転論争への懸念/庁舎の耐久力に対する
専門家の見解/再燃した県庁彦根問題/県会へ庁舎改築議案提案/県会での本格的な議論へ/県
会での深夜の議論、未明の議案通過/設計者と施工者の選定と請負契約/鉄材の国家統制と県幹部の
奔走/喜びの定礎式・竣工式
第3章 県庁建築に関わった人々
設計者・佐藤功一/設計者・國枝博/共同設計について/施工者・大林組/平敏孝知事/ 佐々木尚徳 と前川鬼子男
第4章 滋賀県庁舎の造形の美
建物の概要/昭和初期の府県庁舎の課題/佐藤功一設計による府県庁舎における外観意匠の特徴/
当庁舎の外観意匠/佐藤功一設計による府県庁舎の平面計画/竣工当時の部屋配置/室内の意匠/
玄関・ホール・階段/知事室および知事別室/知事室ロビーと応接室/貴賓室/事務室/廊下/正庁/
県会議場/庁舎の建築後の改修/近代庁舎の総決算
本館改築記念写真
県庁周辺の近代建築
滋賀県体育文化館
大津市旧大津公会堂
びわ湖大津館
あとがき 石田潤一郎
上記内容は本書刊行時のものです。