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植物療法(フィトセラピー)事典 ペーパーバック普及版 ルードルフ・フリッツ・ヴァイス(著) - ガイアブックス
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植物療法(フィトセラピー)事典 ペーパーバック普及版 (フィトセラピージテンペーパーバックフキュウバン)

医学
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B5変形判
縦245mm 横175mm 厚さ18mm
432ページ
並製
定価 13,000円+税
ISBN
978-4-88282-850-1   COPY
ISBN 13
9784882828501   COPY
ISBN 10h
4-88282-850-2   COPY
ISBN 10
4882828502   COPY
出版者記号
88282   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年12月
書店発売日
登録日
2014年10月28日
最終更新日
2014年12月19日
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紹介

フィトセラピーの権威、ルードルフ・フリッツ・ヴァイスによる古典的名著の第12版。60年以上にわたり、経験と研究によって得た薬用植物の知識に現代薬理学の観点を加えて編纂されている。基礎編ではフィトセラピーの歴史や特殊性、副作用や相互作用を概観し、処方の基本について学ぶ。実践編では「消化器系と代謝系」「心臓と循環器系」「呼吸器系」などのさまざまな疾患に対して、伝統的使用と薬理学的・臨床学的見地から活用できる薬用植物を分類して提示。各所に植物の画像やイラストを配し、植物学的生態から使用方法も詳説した。茶剤や浸剤、エキス剤など、実際の調剤を想定した処方・服用例も示され分かりやすい。さらに日本語版では「東西薬用植物対照表」を独自収録。東洋・西洋の異なる医学体系でそれぞれどのように活用されてきたかがひとめで分かる。予防医学やフィトセラピーに携わる研究者や学生から一般読者まで注目の一冊。オールカラー。

目次

Ⅰ.基 礎 編

1章 フィトセラピー(植物療法)とは
定義/フィトセラピー(植物療法)の歴史/フィトセラピー(植物療法)の特殊性/有効性証明の重要性/副作用/相互作用

2章 処方の基本
品質管理/調剤のガイドライン/薬用茶(混合茶)の作り方/植物入浴療法

Ⅱ.実 践 編

3章 消化器系と代謝系の疾患
口とのどの粘膜障害/胃の疾患/腸の疾患/肝臓と胆嚢の疾患/機能性消化不良/内分泌および代謝の疾患

4章 心臓と循環器系の疾患
心臓と血管の変性疾患/心律動異常/機能性心疾患/循環系異常/静脈系の疾患

5章 呼吸器系の疾患
急性および慢性呼吸器炎/副鼻腔炎/気管支ぜんそく/インフルエンザと風邪

6章 腎臓、泌尿器系、前立腺の疾患
尿路感染症/排尿障害/腎臓結石と尿路結石/機能性障害

7章 リウマチと痛風
リウマチ性疾患/痛風

8章 神経系と精神の疾患
神経過敏・睡眠障害/抑うつ症/心身疲労/自律神経異常・自律神経失調症/中枢神経系の変性疾患 - 脳障害/血管運動性頭痛・神経痛

9章 皮膚の疾患
皮膚炎と湿疹/アトピー性皮膚炎(神経皮膚炎)/下腿潰瘍/せつ腫症/霜焼け・凍傷/リンパ浮腫/傷・挫傷・捻挫

10章 女性の疾患
ホルモン障害/機能性月経障害/白帯下/子宮傍組織炎

11章 高齢者の疾患
心臓と血管の硬化性疾患/消化不良/呼吸器の疾患/腎臓、泌尿器系、前立腺の疾患/代謝障害/神経過敏・不眠症・うつ病/疲労・倦怠感

12章 小児の疾患
消化器系の疾患/呼吸器の疾患/風邪/腎臓と泌尿器系の疾患/神経過敏・不安・不眠症・うつ病/皮膚の疾患

13章 腫瘍性の疾患

14章 旧版に掲載されていたR. F.ヴァイスによる治療方法の再検討
消化器系と代謝系の疾患に効果があるとして掲載されていた植物/心臓と循環器系の疾患に効果があるとして掲載されていた植物/呼吸器の疾患に効果があるとして掲載されていた植物/神経系と精神の疾患に効果があるとして掲載されていた植物/皮膚の疾患に効果があるとして掲載されていた植物/眼の疾患に効果があるとして掲載されていた植物/女性の疾患に効果があるとして掲載されていた植物/がん疾患に効果があるとして掲載されていた植物

■有益な資料
東西薬用植物対照表─西洋ハーブと漢方生薬が一覧できる対照表─/「?」の解答

著者プロフィール

ルードルフ・フリッツ・ヴァイス  (

医学博士。1895年ドイツ・ベルリン生まれ。幼少のころから植物学、植物区系学、植物進化学に魅了され、高等学校卒業後ベルリン大学で医学と植物学を専攻。1922年医師免許取得。1931年にベルリン医学研修アカデミーで植物療法の講師に就任する。1939年-1945年、ベルリン・ブリッツ病院に設置されたリハビリテーション野戦病院において予備軍軍医として内科主任を務める。この後1945から1952年の7年間ロシア軍捕虜として拘束。この間豊富な植物知識を生かし、収容所周辺の植物を簡素な薬品として他の捕虜たちの治療に活用した。1978-1990年、ベルリン旧連邦保健局植物薬剤許認可局(E委員会)の常任理事を務める。1980年には学術誌フィトセラピーを創刊。1984年には88歳にしてテュービンゲン大学薬学部の講師に就任した。総合医療の一部としてフィトセラピーが不可欠である認識を得るために生涯を費やし、1944年にはベルリン医学研修アカデミーでの長年の講義を基にした Die Pflanzenheikunde in der arztlichen Praxis(後の“Lehrbuch der Phytotherapie”フィトセラピー教本)が出版され、第6版の出版まで携わる。豊かな診療経験を基にしながら西洋医学とフィトセラピーの調和を目指した功績を称えられ、1985年には「教授」の称号を、1987年にはドイツ連邦功労十字勲章一等を授与される。1991年没。

フォルカー・フィンテルマン  (

医学博士。1935年ドイツ・ベルリン生まれ。1955-1960年テュービンゲン、ベルリン、ハイデルベルクおよびハンブルクの大学において医学を専攻。1961年博士号取得。1968年に内科医、1997年に胃腸病学専門医としての承認を受ける。1973年、ハンブルク市ドイツ赤十字病院ヘレーネンシュティフトの医療主任就任。1977年以降ハンブルク市ドイツ赤十字病院バイム・シュルンプの診療部主任、1980年以降ドイツ赤十字看護協会リッセン病院B診療部の主任、1986年から1996年にかけては病院長を務める。1996年、自由ハンザ都市ハンブルク政府より名誉教授の称号を授与される。1997年独立。医療専門職全分野の継続・生涯教育機関であるハンブルク市カール・グスタフ・カールス・アカデミーの理事として活躍するかたわら、プライベート診察も継続して行う。2007年以降、ツェレ市におけるニーダーザクセン州立ホメオパシーおよび自然療法アカデミーの理事長に就任。特に慢性活動性肝炎を中心とした中毒性肝障害に関する研究、さらには近代的植物療法とアントロポゾフィー医学の実践および方法論の発展に努める。1978-1989年、ベルリン旧連邦保健局植物療法許認可局(E委員会)の委員、1983年以降はその会長、1989-1991年、ドイツ・フィトセラピー学会の会長となる。上記分野に関する多数の出版物、講演、セミナーなど、その活躍は多岐にわたる。

三浦 於菟  (みうら おと)  (

東邦大学医療センター大森病院東洋医学科教授。東邦大学医学部卒業後、東邦大学第二内科入局。国立東静病院内科勤務を経て、1984-87年中華人民共和国南京中医学院留学、1987-88年中華民国中国医薬学院留学。日本医科大学付属病院東洋医学科助教授を経て、現職。日本東洋医学会専門医、日本東洋医学会指導医。監修書に『漢方生薬実用事典』、共監修書に『ホリスティック 家庭の医学療法』(いずれも産調出版)、共著書に『血液を改善すれば健康でいられる』(河出書房新社)、著書に『実践漢薬学(新装版)』(東洋学術出版社)、『東洋医学を知っていますか?』(新潮社 新潮選書)など。

林 真一郎  (はやし しんいちろう)  (

薬剤師、臨床検査技師。グリーンフラスコ代表、東邦大学薬学部客員講師、静岡県立大学大学院・日本赤十字看護大学大学院非常勤講師、日本メディカルハーブ協会副理事長。1985年、メディカルハーブの普及を目的にハーブ専門店グリーンフラスコを開設。2001年には植物療法に関する情報の収集とエビデンスの蓄積を目的にグリーンフラスコ研究所を設立する。メディカルハーブのホームケアでの活用を推進する一方、統合医療における植物療法の普及をめざして臨床・研究・教育に携わっている。監修書に『ハーブ活用百科事典』(産調出版)、著書に『ファーマシューティカルアロマセラピー&メディカルハーブ』(南山堂)、『ハーブと精油の基本事典』(池田書店)、『緑の薬箱ハーブセラピー』(日本放送出版協会)、『メディカルハーブの事典』(東京堂出版)など。

ケニー・クフタ  (

1981 年ドイツ・ノルトラインヴェストファーレン州生まれ。ヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学生物学部で微生物工学・植物学、薬学部で生薬学を専攻。Studienstiftung des deutschen Volkesでスカラシップの資格を得る。ライプチヒ大学生薬学研究所にてハンス・ヴィルヘルム・ラウヴァルト実験講座教授の嘱託研究員として研究をした。「European Leonurus cardiaca and East Asian Leonurus japonicus, two potentially antiarrhythmic medicinal plants: Phytochemical analysis by RP-HPLC, instrumental HPTLC, and 1H-qNMR; including a review on ethnopharmaceutical and clinical data」の研究プロジェクト(博士論文)にて、ライプチヒ大学生薬学研究所より2011 年クナイプ賞受賞。2012 年より、山陽学園大学補完代替医療教育研究センターの講師。ライプチヒ独日協会専務理事として励み、2011 年に在ドイツ日本国大使館より日独交流150 年日独友好賞受賞。

田中 耕一郎  (たなか こういちろう)  (編集・代表協力

東邦大学医学部大学院研究科博士過程。1993年北海道大学教育学部教育社会学講座卒業後、(株)福武書店(現:ベネッセコーポレーション)勤務。富山医科薬科大学(現: 富山大学)医学部卒業後、自治医科大学一般内科を経て、2006年東邦大学医療センター大森病院東洋医学科入局。2008年中華人民共和国昆明医学院留学。日本東洋医学会専門医。日本内科学会認定医。

長谷川 圭  (はせがわ けい)  (

高知大学人文学部卒業。渡独。フリードリヒ・シラー大学哲学部修士課程卒業。大学の教員を務めるかたわら、医療、技術、観光など幅広いジャンルの翻訳を手がける。訳書に、『整形外科における理学療法』『スポーツ筋損傷 診断と治療法』『ポケットアトラス栄養学』(いずれもガイアブックス)など。

上記内容は本書刊行時のものです。