黒い大西洋と知識人の現在
市田良彦, ポール・ギルロイ, 本橋哲也, 小笠原博毅
発行:松籟社 この版元の本一覧
四六判 272ページ 並製
定価:2,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87984-270-1 C0010
在庫あり
奥付の初版発行年月:2009年06月 書店発売日:2009年06月18日
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紹介

本書には、『ブラック・アトランティック』の著者のポール・ギルロイ氏、『ランシエール』の著者の市田良彦氏、そして『ポスト・コロニアリズム』の著者の本橋哲也氏の3 氏の間で繰り広げられた、「文化」をめぐる先鋭的な議論(神戸大学でのシンポジウムをもとに構成)と、ギルロイ氏へのインタビュー(フランスのムーヴメント誌より訳出)、編者の小笠原博毅氏による解説を収録。インタビューでは、『ブラック・アトランティック』以降の自らの仕事を振り返りながら、ギルロイ氏自身が「黒い大西洋」という概念の限界に言及し、解説では全体の内容を受けて、「文化」に依拠すること、「黒い大西洋」の現在での意義について考察が加えられます。

目次

まえがき

Ⅰ 黒い大西洋からの声
   〈知識人は存在しない〉あるいは思考としてのミメーシスについて(市田良彦)
   文明主義に抗う(ポール・ギルロイ 小笠原博毅訳)
   オリエンタリズムと知識人の位相――文化研究と批評理論の壁は崩壊したか(本橋哲也)
   ディスカッション 音楽とコンヴィヴィアリティ――文化政治は終わったのか? (市田良彦+ポール・ギルロイ+本橋哲也(司会:小笠原博毅))

Ⅱ 黒い大西洋、再び
   インタビュー 黒い大西洋からポストコロニアルなメランコリーへ(ポール・ギルロイ+ジム・コーエン+ジァド・ランガール(箱田徹訳))
   解説 海流という〈普遍〉を航海するポール・ギルロイ(小笠原博毅)

あとがきという名の謝辞

索引

著者プロフィール

市田良彦(いちだよしひこ)

1957年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。主な著書に『ランシエール』(白水社)、『闘争の思考』(平凡社)など。訳書にルイ・アルチュセール、『哲学・政治著作集』(全2巻、共訳、藤原書店)、ポール・ヴィリリオ、『速度と政治』(平凡社)などがある。

ポール・ギルロイ(Paul Gilroy)

1956 年生まれ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス&ポリティカル・サイエンス(LSE)社会学部教授。主な著書に、『ユニオン・ジャックに黒はない』(1987)『スモール・アクツ』(1993)、『キャンプの間で』(2000)『ポストコロニアルなメランコリー』(2004) などがある。

本橋哲也(もとはしてつや)

1955 年生まれ。東京経済大学コミュニケーション学部教授。主な著書に、『カルチュラル・スタディーズへの招待』(大修館書店)、『ポスト・コロニアリズム』(岩波新書)など。訳書にデヴィッド・ハーヴェイ、『ネオリベラリズムとはなにか』(青土社)、ジュディス・バトラー、『生のあやうさ』(以文社)などがある。

小笠原博毅(おがさわらひろき)

1968年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。主な著書に『サッカーの詩学と政治学』(共著、人文書院)、『よくわかるメディア・スタディーズ』(共著、ミネルヴァ書房)など。訳書にジェームス・プロクター、『スチュアート・ホール』(青土社)などがある。

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