発行:東方出版 この版元の本一覧
A5判 268ページ 上製
定価:3,800円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-86249-146-6 C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2009年09月 書店発売日:2009年08月31日
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さまざまな関係でつながっている会社と宗教。天理教、聖徳太子信仰、キリスト教、イスラム教と企業など、
会社のなかに見られる宗教活動や経営者の宗教的信念、また従業員の宗教的文化背景などに焦点を当て、人類
学的な記述と分析を試みる。日本、フランス、イギリス、カナダ、マレーシアなどの事例を考察。
目次
はしがき 中牧弘允・日置弘一郎
序論──会社文化と宗教文化をめぐって 中牧弘允・日置弘一郎
一 会社と宗教
二 会社文化と宗教文化
三 テイラーとタイラー
四 本書の構成
第一部 日本の会社と宗教
第1章 「お道」と企業経営
──天理教信仰と事業が融合する論理のありかと実例 住原則也
はじめに
一 天理教の教えと企業経営の論理的整合性
二 職業・家業が日常における「陽気ぐらし」実践の重要な場であること
三 教理実践者の実業家──諸岡長蔵と日比孝吉
むすびにかえて
第2章 企業の経営倫理構築にみる宗教的エートス
──昭和三〇年代の八幡製鉄所における社会科教育を例として 金子毅
はじめに
一 「インフォーマルな人間関係論」を重視した社会科教育
二 「個人・人格」の概念をめぐる比較文化論的考察
三 テキストの作成とその背景
おわりに
第3章 企業家と太子信仰 神崎宣武
はじめに
一 社訓・社是にうたう「和」
二 聖徳太子の唱えた「和」
三 太子信仰の広がりと浄土真宗の展開
四 職人集団による太子講の組織化
五 学校教育の指針への引用
第二部 欧米の会社と宗教
第4章 空間のブランディング 松永ルエラ
一 会社空間と「ブランドスケープ」の出現
二 事例一・東京都内の携帯電話会社フラグシップストアの設計
三 事例二・テスコにおける宗教的メタファー
結論──ブランディングされた空間の解釈
第5章 「社食」機能のフランス型拡充プロセス
──“経営家族主義”から“新・社会的同志愛”へ 市川文彦
はじめに
一 現代フランスの昼食事情と社食
二 史上初の百貨店、史上空前の大<社食>
三 現代フランス企業における<社食>機能の多重化
四 新・”社会的同志愛“の装置としての<社食>
おわりに
第6章 スピリチュアリティを取り込む北米企業──企業文化の創造 村山元理
はじめに
一 スピチュアリティという言葉
二 経営学の新興領域としてのスピリチュアリティ
三 スピリチュアルな渇きの社会的背景
四 カナダでも職場のスピリチュアリティがブームに
五 サウスウェスト航空の成功
おわりに
第三部 会社と宗教の経営
第7章 企業社会の秩序形成と「クウェーカーコード」
──テイラーの二〇世紀からキャドバリーの二一世紀へ 三井泉
はじめに
一 分析のフレームワーク
二 イギリスにおけるクゥエーカー企業家の発展とその思想的特長
三 二一世紀の企業社会のモラルコード
おわりに
第8章 祈りと感謝をめぐる宗教システム──宗教経営学の視点から 岩井洋
はじめに
一 宗教経営学の視点
二 西欧カトリック社会における奉納画
三 日本における奉納画
四 奉納習俗と宗教システムの動態
結論
第9章 企業経営行動と宗教──行動への「圧力」を媒介として 岩田奇志
一 問題と視角
二 三つのエスニック集団を取り巻く環境の違い
三 各エスニック集団の経済活動状況と華僑資本の経済的浸透
四 独立期における各エスニック集団の経済的位置
五 環境の「圧力」と行動へのドライブ(衝迫)
六 企業経営行動に駆り立てる生存への「圧力」と宗教
結び
著者プロフィール
中牧 弘允(ナカマキ ヒロチカ)
国立民族学博物館・総合研究大学院大学教授。宗教人類学、経営人類学、ブラジル研究。著書に『カレンダーから世界を
見る』(白水社)、『会社のカミ・ホトケ』(講談社)、『企業博物館の経営人類学』『社葬の経営人類学』『経営人類
学ことはじめ』(共編、東方出版)ほか多数。
日置 弘一郎(ヒオク コウイチロウ)
京都大学経済学部教授。組織論、経営人類学。著書に『クラスター組織の経営学』(中央経済社)、『会社文化のグロー
バル化』『企業博物館の経営人類学』『社葬の経営人類学』『経営人類学ことはじめ』(共編、東方出版)ほか多数。
市川 文彦(イチカワ フミヒコ)
関西学院大学大学院経済学研究科准教授。近代比較経済史論、近代フランス経済社会研究。
上記内容は本書刊行時のものです。岩井 洋(イワイ ヒロシ)
帝塚山大学経済学部教授。宗教経営学、経営人類学。
上記内容は本書刊行時のものです。岩田 奇志(イワタ キシ)
熊本大学大学院社会文化科学研究科准教授。日中比較経営論、日中社会比較論。
上記内容は本書刊行時のものです。金子 毅(カネコ タケシ)
埼玉大学非常勤講師。文化人類学、安全の比較文化史。
上記内容は本書刊行時のものです。神崎 宣武(カンザキ ノリタケ)
旅の文化研究所所長。民俗学。
上記内容は本書刊行時のものです。住原 則也(スミハラ ノリヤ)
天理大学地域文化研究センター教授。都市人類学・仕事の人類学・経営人類学。
上記内容は本書刊行時のものです。松井 ルエラ(マツイ ルエラ)
ロンドン大学東洋アフリカ学院ティーチング・フェロー。社会人類学。
上記内容は本書刊行時のものです。三井 泉(ミツイ イズミ)
日本大学経済学部教授。経営学、経営哲学、経営人類学。
上記内容は本書刊行時のものです。村山 元理(ムラヤマ モトマサ)
常磐大学国際学部教授。経営倫理学、MRS(経営・スピリチュアリティと宗教)研究、経営史。
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