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魂深き人びと
西欧中世からの反骨精神
発行:青灯社
四六判
276ページ
並製
価格
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年3月
- 書店発売日
- 2017年3月20日
- 登録日
- 2017年2月17日
- 最終更新日
- 2017年4月3日
紹介
蒐集への執着から、抵抗者になりえなかったツヴァイクとベンヤミンの悲劇、
弾圧に対する反抗として清貧を貫いた、南仏カタリ派などの「異端」たち、
神秘主義者エックハルトが内包する多様性──近代的自由への希求と信仰の原点に返る保守性、
多くの矛盾を巧みに力に変えた宗教改革者ルターの戦略……。
反骨精神の原点としての"異端児"たちの素朴な憤りや正義感、抵抗に触れ、
閉塞的な世の中で「否」を言う勇気を取り戻す指針を示す。
目次
第1章 チューリヒ 鏡の小路
第2章 蒐集家は国境を越えられない
第3章 「すべてを殺せ。神は神のものを知りたもう」──南仏カタリ派の悲劇
第4章 モンタイユー 土と生きる牧歌的異端
第5章 ペトルス・ヨハネス・オリヴィ 無一物の反抗者
第6章 「ペンにて汝を護らん」 ウィリアム・オッカム
第7章 マイスター・エックハルトと魔都アヴィニョン
第8章 ルター 三つの肖像画が描く矛盾の人
第9章 ヤーコプ・ベーメ、あるいは吹き飛ぶ閂
第10章 「それでも動いている」ガリレオ・ガリレイ
上記内容は本書刊行時のものです。