発行:長崎出版 この版元の本一覧
B6判 240ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-86095-338-6 C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2009年07月 書店発売日:2009年07月23日
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デスマッチ最終決戦
ガラスの雨の中で 11
デスマッチの決着戦 14
引退、それぞれの思い 18
最後の戦場・ゼロワンへ 22
恐怖、五寸釘男が迫る! 26
あのときの自分がいた 28
パートナーはテロリスト 29
平成のT・J・シンVSザ・シーク 32
デスマッチに挑む女 35
男に生まれればよかった 38
何も言葉が出てこない 41
静寂の控室 42
ゼロワン、3年間の収穫 44
未公開対談 斎藤彰俊編
青春の中京高校時代 51
学生時代のイタズラ 54
同級生レスラー誕生! 59
インディーとメジャーの差 65
デスマッチやろうか? 69
豪快新日本とほのぼのインディー 73
親友は永遠のライバル 77
W★ING人物事典
金村キンタロー 85
三宅綾 87
茨城清志 88
ジ・ウインガー(岡野隆史) 90
BADBOY非道 92
中牧昭二 97
大宝拓治 100
鉄兵 102
ミスター・ポーゴ 104
モンゴルマン 108
斎藤彰俊 112
木村浩一郎 114
小坪弘良(つぼ原人) 116
島田宏 118
茂木正淑 119
三浦博文 119
覆面太郎 120
戸井マサル 122
邪道・外道 123
ビクター・キニョネス 126
浅野起州 128
中山佑子 132
未公開対談 TAJIRI編
世界のTAJIRI 137
海外生活、その現実と苦悩 138
大日本はマズイ定食屋だ! 142
大日本をやめた大人の理由!? 147
ECWで五寸釘デスマッチ! 152
日本への凱旋帰国を夢見て 156
プロレスで稼ぐのは難しい 158
ハワイでの再会 160
レスラーは表現者である 161
激白! ミスター・デンジャー
FMW襲撃中止 167
過酷な海外遠征 170
地獄にキム・ドク 174
FMWへの移籍 178
W★INGへの復讐 182
レザーフェイスとの友情 186
新生FMWの地獄 188
困った後輩たち 191
運命の選択 197
闘いのボランティア
運命の乱入劇 203
なぜ、闘聾門JAPANへ? 207
異端児と異端児 212
レスラーの怒りと、悲しみ 216
いざ、沖縄大会へ 220
聴覚障害者から見た闘聾門 225
そして、闘いは続く 229
あとがき
天国のテッド・タナベさんへ
前書きなど
あとがきより
松永光弘が〝乱入〟 という形で、デイファ有明で行われた聴覚障害者のイベントに参戦してから、8カ月という時間が過ぎた。この8カ月の間に、私自身も聴覚障害者の方々と接していろいろなことを考えさせられた。
健常者も聴覚障害者も人間関係のわずらわしさはあまり変わらない。しかし、彼らの純粋さは何としても伝えたいという気持ちになったし、その気持ちは今も持ち続けている。おそらく、その気持ちはこれからもずっと変わらないだろう。
聴覚障害者のプロレスイベントに松永参戦が決まったとき、松永が団体主催者に言った言葉は「ミスター・デンジャーが興行に参戦して、マスコミの注目を浴びるかも知れないけど、天狗にならないでほしい」だった。
それを聞いたとき、いかにも松永らしいと思った。団体のレスラーが注目を浴びて増長するようなら、ボランティアとして協力する意味がないのだ。
この8カ月の間に何かが少しずつ壊れて、新しいものが作られていった。だけど、それ以上に大切にしなければいけないものは人と人とのつながりだと思っている。嫌なことにも逃げないで話し合う努力が一番大切だと思う。その部分では聴覚障害者だろうと健常者だろうと変わらないのだ。
私はプロレスの取材をはじめて20年近くになる。先日、後楽園ホールの大阪プロレス10周年記念大会のときに会場でTAJIRIと会って話をしたが、彼が、現在のプロレス界の一歩も二歩も先を観ていることが改めてわかった。
ハッスルのスタイルがすべていいということではないが、プロレス界自体の地盤沈下を防ぐためには、これまでの価値観をすべて壊すくらいのインパクトが必要だと思っている。
私はもともとザ・グレート・サスケやディック東郷といったユニバーサルプロレス出身の選手と仲がよかったこともあり、メジャーよりもインディーに強い思い入れがある。
当時、プロレスのスタイルでいえばユニバーサルの対極にあったのがW★INGだった。華麗なルチャ・リブレと凄惨なデスマッチ、確かに正反対のスタイルだが、後期のW★INGのエースは、ユニバーサルのエースでもあった邪道・外道だった。
メジャーは正統派のしっかりとしたレスリングを続け、インディーはメジャーが行わないようなアイデアで勝負する。こうした図式も最近は壊れてきたように思う。プロレスは今、明らかな過渡期をむかえている。
松永光弘はプロレス界の賞レースという部分では無冠で過ごした。しかし、彼はプロレスで受賞する以上のものを得て引退した。賞以上のものとは、彼を支持してきたファンである。松永のファンは、彼のプロレスラーとしての生き様に男気を感じて、今も応援を続けている。
著者プロフィール
伊藤健史(イトウタケシ)
196年千葉県生まれ。フリーライター、カメラマン。みちのくプロレス、W★INGなどインディーズ団体を取材をすることが多く、今でも幅広い交友関係を持つ。著書に『みちのく夢伝説』(大栄出版)、共著に『ザ・UWF最強伝説』『プロレスラー激白大全集』(フットワーク出版)等がある。
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