発達障害という記号
松本 雅彦:編, 高岡 健:編
発行:批評社
この版元の本一覧
A5判 168ページ 並製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0480-5 C3047
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年04月
書店発売日:2008年04月10日
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※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます

紹介

発達障害とは何か。
発達障害とは、はたして本当に障害名(病名・診断名)なのでしょうか。自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群、注意欠陥/多動性障害や学習障害などの障害名に必然性があるなら、一体それはどういう障害なのでしょうか。また、発達障害と精神遅滞やパーソナリティ障害とはどう関連するのでしょうか。社会規範から逸脱した人たちを、なぜ社会は「発達障害」という名で囲い込もうとしているのでしょうか。
「どんな不可解なことも、言葉(記号)を見つけ名づけてしまうと、問題は片付いたように思ってしまう」という錯覚誘導装置が精神医学の世界に蔓延しているかのようです。このような視点から、流布されつつある精神医学概念の再検討を試みます。

目次

はじめに−広汎性発達障害というコトバ 松本雅彦
座談会=発達障害概念の再検討 村瀬学+田中究+松本雅彦+高岡健[司会]
発達障害をどう捉えるか 滝川一廣
パーソナリティ障害と発達障害−重ね着症候群の研究 衣笠隆幸
発達障害関連の臨床 竹内直樹
成人の発達障害 太田順一郎
発達障害の社会学・社会福祉論 竹村洋介
発達障害とみなる前に考えておくべきこと 芹沢俊介
発達障害概念を講義する側の品格—「障害児・者心理学」担当者の自戒 氏家靖浩
少年の保護観察事例の再検討を踏まえて 羽間京子
発達障害関連ブックガイド 高岡健
あとがき 高岡健

版元から一言

●シリーズ『メンタルヘルス・ライブラリー』の21巻です。

*装丁=臼井新太郎
*カバー作品=佐伯陽子
*組版=字打屋

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著者プロフィール

松本 雅彦(マツモト マサヒコ)

1937年生まれ。精神科医。京都大学医学部卒業。大阪阪本病院、京大病院精神科勤務を経て、1988年より京都大学医療技術短期大学部教授、京都府立洛南病院院長、京都光華女子大学教授を歴任。前・日本精神病理・精神療法学会理事長。著書に、『精神病理学とは何だろうか』(星和書店)、『こころのありか—分裂病の精神病理』(日本評論社)、『分裂病の精神病理 15、16』(東大出版会)、『精神分裂病 臨床と病理 1、2』(人文書院)ほか。訳書に、『(ジャネ)心理学的医学』、『(ジャネ)症例マドレーヌ』、『(サールズ)逆転移 1』(以上、みすず書房)、『(チオンピ)感情論理』(学樹書院)、『(ガンダーソン)境界パーソナリティ障害—臨床と病理』(岩崎学術出版社)ほか。

高岡 健(タカオカ ケン)

1953年生まれ。精神科医。岐阜大学医学部卒。岐阜赤十字病院精神科部長などを経て、現在、岐阜大学医学部准教授。日本児童青年精神医学会評議員。雑誌「精神医療」(編集=「精神医療」編集委員会、発行批評社)編集委員をつとめる。著書に、『別れの精神哲学』、『新しいうつ病論』、『人格障害論の虚像』、『殺し殺されることの彼方』(芹沢俊介氏との共著)、『自閉症論の原点』(以上、雲母書房)、『引きこもりを恐れず』、『時代病』(吉本隆明氏との共著)(以上、ウエイツ)、『MHL 17 心の病いはこうしてつくられる』(石川憲彦氏との共著)『やさしい発達障害論』(以上、批評社)。編著書に、『孤立を恐れるな!—もう一つの「一七歳論」』、『MHL 9 学校の崩壊』、『MHL 11 人格障害のカルテ〈理論編〉』、『MHL 12 メディアと精神科医』、『MHL 14 自閉症スペクトラム』(以上、批評社)ほか。

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