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安倍政権とTPP 田代洋一(著) - 筑波書房
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安倍政権とTPP (アベセイケントティティピィ) その政治と経済 (ソノセイイジトケイザイ)

社会科学
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発行:筑波書房
A5判
縦210mm 横150mm 厚さ5mm
85ページ
並製
定価 750円+税
ISBN
978-4-8119-0421-4   COPY
ISBN 13
9784811904214   COPY
ISBN 10h
4-8119-0421-4   COPY
ISBN 10
4811904214   COPY
出版者記号
8119   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2013年7月
書店発売日
登録日
2013年4月4日
最終更新日
2023年3月1日
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紹介

ⅠでTPPのアウトラインをつかみます。Ⅱで民主党政権から自民党政権へという政権(再)交代のなかでのTPP問題の推移をみます。ⅢでアベノミクスのなかでTPPを考えます。Ⅳで〈アベノミクス─TPP─集団的自衛権─改(壊)憲〉という行程のなかにTPP問題を位置付け、それが日本が直面する根底的な問題につながることを明らかにします。Ⅴで、TPPの如何に関わらず日本農業は高齢化から早晩潰れてしまうのではないかという日本農業自壊論に反論します。
TPPをイロハから、かつ幅広く論じているので、「TPPがよく分からない」、「TPPは良いことじゃないの」という消極的賛成派の方々にも読んでいいただきたい1冊です。

目次

はじめに
本書の狙い
世論調査にみるTPP
TPPの政治と経済
本書の構成と賞味期限
Ⅰ TPPとはなにか、その狙い
1.TPPの経過
自由貿易と農業/WTOとFTA /TPPの経過
2.親米経済圏としてのTP
アメリカの太平洋国家化/アメリカが TPPに託すもの
3.TPPの内容
TPPの交渉分野/ISDS/アメリカの戦略
Ⅱ 政権(再)交代とTPP
1.民主党時代のTPP
鳩山内閣/菅内閣/野田内閣/秘密条約としてのTPP/アメリカ(P9)が決める TPP/TPPにコミットすることの国際的責任
2.政権再交代とTPP
日米首脳会談とTPP交渉参加 /日米共同声明が示すこと/熾烈なバトルが始まる
3.選挙制度も問題点
2013年衆議院選の性格/小選挙区制移行のマグニチュード /選挙制度の改革
Ⅲ アベノミクスとTPP・農業
アベノミクスと安倍政権 /金融緩和と円安化/財政出動と公共事/
成長戦略と「強い農業」
1.アベノミクスと農業
2.TPPの経済効果
TPPのGDP効果/TPPの農業への影響/生産減少額の補償は可能か
Ⅳ 日米同盟強化とTPP
1.問題の所在
安保とTPP/その根は深い
2.日米安保は日本を守るか
日米安保の変質/尖閣諸島問題/集団的自衛権/日米同盟解体コストの計算
3.安倍首相の「美しい国」とは
Ⅴ 持続可能な食と農をめざして
1.持続可能な農業・農村をめざして
日本農業の課題/日本の選択/限界農業化を踏まえて
2.TPPにどう立ち向かうか
農から食へ/情報待ちにならない/ねばり強く
参考文献
あとがき

著者プロフィール

田代洋一  (タシロヨウイチ)  (

大妻女子大学社会情報学部教授。
1943年千葉県生まれ。
1966年東京教育大学文学部卒。博士(経済学)。
農水省、横浜国立大学経済学部等を経て、 2008年度より現職。
最近の編著書
『集落営農と農業生産法人』(2006)、
『この国のかたちと農業』(2007)、
『農業・協同・公共性』(2008)、
『協同組合としての農協』(編、2009)、
『混迷する農政 協同する地域』(2009、いずれも筑波書房)、
『政権交代と農業政策』筑波書房ブックレット2010年4月
『地域農業の担い手郡像』(農文協、2011年)
『農業・食料・問題入門』(大月書店、2012年)等。

上記内容は本書刊行時のものです。