書店員向け情報 HELP
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
公論よ起これ!「日の丸・君が代」
法制化論議のなかで日の丸・君が代の封印を解く
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 1999年6月
- 書店発売日
- 1999年6月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2014年8月27日
紹介
戦前・戦中にも法制化できなかった「日の丸・君が代」が、なぜ法制化されたのか。その問題点は何か。歴史・政治・教育の第一線の著者が、その検討の多角的な視点を提出する、論議と態度決定のための本。”くにのかたち”にかかわる国旗・国歌問題を明治以来はじめて論議する機会だ。
目次
プロローグ'99「日の丸・君が代」問題の新局面……ほんとうに問われるべきはなんなのか◎藤本卓
「日の丸・君が代」法制化推進の舞台裏……野中官房長官の三つの読み違え◎榊原智史
「君が代」なんて、知らないよ……主役を無視した法制化議論◎北野杜宏
「日の丸・君が代」強制の二十年が福島県から何を奪ったか……誇りを奪われ、“あきらめ”に覆われる教育現場◎前野裕
“嘘を生きる”ことのシンボル……「日の丸・君が代」強制が教えるもの◎D・ラミス
変わらない日本……在日朝鮮人からみた「日の丸・君が代」法制化問題◎徐京植
`99年春、教育現場の「日の丸・君が代」
卒業式はだれのためのものか◎牧野京子
危機に瀕している学校自治◎池野真
都教委によることこまかな指示の強制◎鈴木啓
花綵列島の歴史のなかに「日の丸・君が代」をおいて視る……「日本」という国名、天皇の称号、そして「日の丸・君が代」◎網野善彦×ききて藤本卓
象徴天皇制は不問のままでいいのか……中身なき旗と歌の百五十年◎関曠野
国旗・国歌の“法制化”とはどういうことか……戦後も棚上げされつづけた課題◎小路田秦直
学校に“儀式”は必要か……「日の丸・君が代」強制のなかで考える
一体感が目的の儀式には反対したい◎金子奨
“儀式”ではなく、創意にあふれる“つどい”へ◎葛岡雄治
儀式を奪われないために◎家本芳郎
教育実践としての儀式◎千葉律夫
賊軍の旗としての日章旗……仏教者としての私の主張◎無著成恭
キリスト者として歴史・社会に目を開かれる……広島にわきあがる強制反対の市民運動◎土井桂子
沖縄は「日の丸・君が代」法制化をどう見るか……“本土なみ”実施へのしたたかな対応◎新崎盛暉
アジアは「日の丸・君が代」法制化をどう報じたか……中国・香港・マレーシア・シンガポール・韓国◎和仁廉夫+尾花清
いまこそ歴史の封印を解くとき……「日の丸・君が代」、日本近現代を“しるす”もの◎佐藤秀夫
あとがき◎藤本卓
上記内容は本書刊行時のものです。