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息子殺し
演じさせたのはだれか
四六判
縦196mm
横132mm
232ページ
上製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 1993年12月
- 書店発売日
- 1993年12月15日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2022年11月24日
紹介
”殺さないでくれ!”と叫ぶ息子をめった刺しにした両親。その減刑を嘆願する八万五千人余の署名。なぜ世論は子殺しに同情的なのか? 九二年,浦和市でおきた高校教師の息子殺害事件。事件関係者、各界からの証言で事件の本質に迫る。
目次
息子殺しを演じさせたのはだれか--斎藤茂男
【1景】八万五千人の共鳴
問題提起・親の子殺しは正当化されるか--友田陽子
異端排除への加担 嘆願署名運動の実情とその恐ろしさ--野辺明子
わたしはこう想う 友田レポートを読んで
自分の子育てを問われた親たち 市民学習会からのレポート--平野和弘
私が“あの母親”だったら 正しい子育てってなに?--家永史子
【2景】彼はこんな若者だった
“ぼくは仮面をかぶせられていた”友人たちの描くJUN--藤井誠二
恵まれた環境のなかで葬られた自立 “罪はすべておまえにある”の論理--山崎哲
【3景】下手人はだれか
子殺しに共鳴する論理 判決の“精神医学的分析”を分析する--平野和弘
血の海のなかの黙示録 親を死刑執行人にさせるもの--斎藤茂男
【4景】現代家族の病理
模範的核家族の虚偽と崩壊 生産力主義の旧世代をどう超えるか--関曠野
権力的統制と化した日本の子育て マクロ・ポリティックスと家庭・学校--竹内常一
空白のセリフ あとがきにかえて--斎藤茂男
上記内容は本書刊行時のものです。