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遠山啓のコペルニクスからニュートンまで
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 1985年8月
- 書店発売日
- 1985年8月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2014年8月27日
紹介
力学的世界観が形成されていく近代科学のダイナミックな歴史を、哲学や芸術や社会とのかかわりを背景に親しみやすく語りかけた市民講座の記録。地動説の成立に不可欠であった微分積分の思考と方法が、力学との関係で、鮮やかに描かれている。当時の図版も百点以上収録。
目次
科学の思想と世界観…「まえがき」にかえて…森毅
第1章 中世ヨーロッパの社会と科学
ルネサンスと科学革命
激動の時代
科学革命
宗教と科学の相剋
科学を拓いた偉人たち
科学の古典に学ぶ
天動説から地動説へ
農業国家と天文学
科学と迷信
静力学から動力学へ
宇宙観の変革
第2章 円錐曲線とケプラーの天体法則
円錐曲線と惑星の楕円軌道
円・楕円・放物線・双曲線
離心率と惑星の軌道
ケプラーの法則からニュートン力学へ
ケプラーの3法則
ケプラーからニュートンへ
第3章 関数の発見と微分積分学の確立
関数とはなにか
微分積分のアイデア
学術語と日常語
関数とはなにか
関数と微分積分学
微分積分学とはなにか
和算と微分積分学
分析と統合
微分とはなにか
第4章 ニュートン力学の成立
運動量保存の法則の発見
時計の発達
振り子の運動
運動量とはなにか
運動量保存の法則
運動量をめぐるニュートンの実験
落下の実験1
落下の実験2
落下傘降下と自動車の墜落
落下の実験3
運動量の3法則と運動量保存の法則
ニュートン力学の建設
ホイヘンスからニュートンへ
定性的と定量的
運動量の実験
ニュートンの運動方程式
3次元空間の運動方程式
ニュートン力学の威力
速度と加速度を簡単に測る
第5章 微分積分学の思想と威力
微分積分の意味と方法
ふたたび関数について
微分係数と導関数
y=x2のグラフをかく
曲線でかこまれた面積を求める
微分積分学の威力
微分積分の計算と微分方程式
y=xnのグラフをかく
指数関数とはなにか
微分しても変わらない関数
孤度法と三角関数の微分
微分の公式と積分
微分方程式と微分法則。積分法則
相対性理論と量子力学
力学を基礎にした微分積分学…[あとがき]にかえて…遠藤豊
版元から一言
2005年8月、根強い要望の声に応え、世界物理年を記念して復刊しました。科学革命の息吹の伝わる図版が、装幀の杉浦康平さんの手により本文の各所にちりばめられています。
上記内容は本書刊行時のものです。