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DTMトラック制作術 永野 光浩(著) - スタイルノート
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DTMトラック制作術 (ディーティーエムトラックセイサクジュツ) 良い音の秘密はトラック数にあり (ヨイオトノヒミツハトラックスウニアリ)

コンピュータ
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ10mm
160ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7998-0112-3   COPY
ISBN 13
9784799801123   COPY
ISBN 10h
4-7998-0112-0   COPY
ISBN 10
4799801120   COPY
出版者記号
7998   COPY
Cコード
C3073  
3:専門 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年9月
書店発売日
登録日
2012年8月27日
最終更新日
2017年3月16日
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重版情報

3刷 出来予定日: 2015-11-19
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目からウロコの音楽制作術として高い評価を得ている本書が、3刷目となりました。音楽制作をする人にとって貴重なアドバイスが満載の1冊です。口コミで広がっているのか、安定して売れ続けています。

紹介

 一昔前の音楽制作はプロの使う機材とアマチュアが使う機材には大きな差があり、結果として音にも差が出た。しかし、現在はプロもアマチュアもパソコンによる音楽制作が一般的で、その制作環境にあまり差はなくなっている。なのに、結果としての音に大きな差が出ているのはなぜか。本書では、その大きな原因の1つとして、トラック数の少なさをあげている。
 だからといって、単純にトラック数を増やしても音は良くならない。アマチュアは1トラックだけで作品を仕上げている人もいるという。しかし、プロは10や20トラック使うのは当たり前。30、40トラック使うことも珍しくない。
 本書では、トラックを増やすことで音が良くなるわけではないが、良いサウンドを作ろうとすると必然的にトラック数が増えていく、そのワザを丁寧に説明している。
 本書内の説明用サンプルオーディオをインターネット上で聴くこともできるようになっている。

目次

はじめに~その秘密はトラック数にあり~
◎本書の読み方
◎参照オーディオファイルについて

第1章 ドラム&パーカッションのトラック構成
1)1つのドラムセット音色ですませてはいけない
2)楽器別に音色エディットする
3)リズムの空きを埋める
4)絡み合ったリズムはパンで回避
5)アレンジの方向性を考慮したパン設定
6)クラッシュシンバルは最低でも2種類以上使う
7)タムは同じ音源から使う

第2章 ベースのトラック構成
1)音色作りとしてトラックを重ねる
2)サブベースを重ねる
3)“低音感”について
4)低音感を考慮した音色選択

第3章 バッキングのトラック構成
1)キーボード系のバッキング
2)ギター系のバッキング
3)そのほかのバッキング
4)バッキングはいつ完成するのか
5)2つのコツ

第4章 メロディのトラック構成
1)メロディトラックでは情報量がカギ
2)音色をミックスするということ
3)ハモリの利用

第5章 装飾のトラック構成
1)装飾パターン~その1~
2)装飾パターン~その2~
3)装飾パターン~その3~
4)装飾パターン~その4~
5)装飾にあたっての注意

第6章 楽譜詳説

第7章 2mixファイルの作成
1)シングルオーディオトラック録音かマルチオーディオトラック録音か
2)コンプレッサー/リミッター
3)シングルオーディオトラック録音の場合
4)マルチオーディオトラック録音の場合
5)リミッターをかける
6)イコライザーをかける(オプション)
7)バウンス

ラスト・アドヴァイス

前書きなど

 ひと昔前であれば、立派なミキサー卓や1台数十万~数百万もする高級エフェクターを揃えたプロのスタジオで作るような音を、アマチュアが自宅録音機材だけで出すことなど到底できるものではなかった。しかし、現在のソフトウェア音源中心の制作環境を考えてみれば、プロとアマチュアの制作環境はさほど変わらなくなってきている。にもかかわらず、依然プロとアマチュアの出す音には大きな隔たりがある。
 それはなぜだろうか。
 いろいろな原因が考えられるだろう。たとえばミキシング。あるいはMIDIデータの作り込み方。また、エフェクターのかけ方にも違いがあるだろう。しかし、たとえそれらのスキルを上げたとしてもなかなかプロが出すような音にはならない。「何が足りないのだろう?」と、壁にぶち当たっている人は多いと思う。本書は、そういった悩みを抱えているミュージシャンのために書かれた本だ。

版元から一言

 パソコンで音楽制作をするとき、1つのトラックに何もかもを詰め込んではいませんか?
 本書を読めば、実は結果的にトラックを増やすことで迫力のあるサウンドを生み出すことができる理由がわかるはず。本書の冒頭にも書かれていますが、トラックを増やすと単純にサウンドがよくなるというわけではありません。よりかっこよいサウンドを作り出すためには、トラックを増やさざるを得ないというわけです。
 アレンジの際に空白音域を作らないコツや、リズムがいっぱいになってしまったのを回避する方法、低音を上手に補強する方法、バッキングの上手な活用法、装飾の仕方等々、さまざまなテクニックが紹介されています。すべてをその通りにやらなくても、ほんの一部を活用するだけで音楽制作のテクニックがレベルアップするはず。
 また、各所に参考用にサンプル音が示されています。それらの音声データはYouTubeにアップされていますので(詳しくは本書内を参照してください)、本書を読みながら実際の音も聴いて参考にしてください。

著者プロフィール

永野 光浩  (ナガノ ミツヒロ)  (

国立音楽大学作曲科卒。尚美学園短期大学講師、名古屋芸術大学非常勤講師、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究プロジェクト研究員等を経て、現在、東海大学非常勤講師、八王子音楽院講師、国立音楽院講師。
多くのテレビ番組のタイトル曲やCM曲を創るほか、デパートや複合施設などの環境音楽、航空機内環境音楽等を作曲している。また、多くの作品集も出している。
著書に、「音を大きくする本」、「新・プロの音プロの技」、「VOCALOID2作成テクニック伝」、「DTMオーケストラサウンドの作り方」(スタイルノート)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。