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Sibelius7実用ガイド スタイルノート楽譜制作部(著) - スタイルノート
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Sibelius7実用ガイド (シベリウスセブンジツヨウガイド) 楽譜作成のヒントとテクニック・音符の入力方法から応用まで (ガクフサクセイノヒントトテクニックオンプノニュウリョクホウホウカラオウヨウマデ)

コンピュータ
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ24mm
336ページ
並製
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-7998-0102-4   COPY
ISBN 13
9784799801024   COPY
ISBN 10h
4-7998-0102-3   COPY
ISBN 10
4799801023   COPY
出版者記号
7998   COPY
Cコード
C0004  
0:一般 0:単行本 04:情報科学
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2012年1月
書店発売日
登録日
2011年11月24日
最終更新日
2019年12月3日
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紹介

 二大楽譜作成ソフトとして世界中で使われているSibelius。2011年秋に発売されたその最新バージョン、Sibelius7の操作方法を基本から応用まで解説した。Avid社から発売されているSibelius7は、楽譜をマウスで自在に操ることができる高機能ソフトとして高い人気を得ている。しかし、高機能ゆえにマニュアルはかなりの量となっている。またこのバージョンからは印刷された詳細マニュアルは無くなり(インストールのためのガイドは付属)すべて画面上で見る方式となった。

 本書は、その斬新な操作方法を基礎から説明。このバージョンで一新された新たな操作画面をわかりやすく解説した。さらに、実践的に楽譜を作成する際、必要な応用操作なども丁寧に説明。その膨大な機能すべてを網羅しているわけではないが、マニュアル代わりの解説書としても十分活用できるものとなっている。

目次

■はじめに

■Tutorial・メロディ譜を作ってみよう
 新しい五線譜を開く
 操作画面
 音符を入力する―マウス入力
 スコアをスクロールしよう
 表示サイズを変更してみよう
 スコアを再生しよう
 スコアを整える―余分な小節の削除
 スコアを保存する
 ファイルを閉じる

■Reference1・スコアの準備
 新規スコアの作成1―[クイックスタート]から
 新規スコアの作成2―[クイックスタート]を使わない
 既存のスコアを開く

■Reference2・音符・休符の入力
 [テンキー]について
 入力手順のいろいろ
 音符・休符入力の詳細

■Reference3・音楽記号を入力する
 アーティキュレーション記号―[テンキー]から入力する
 テキストによる音楽記号―「テキストスタイル」を使った記号の入力
 ラインによる音楽記号
 リピート記号を入力しよう
 調号、拍子記号、音部記号

■Reference4・歌詞とコード記号
 歌詞
 コード記号
 コードダイアグラム

■Reference5・スコアを編集する
 範囲の選択
 コピー
 音符・休符の編集
 小節の編集
 小節線の編集
 括弧の編集
 スコアとパート譜の編集

■Reference6・スコアをレイアウトする
 レイアウトの前に―スコアの表示サイズを調整する
 用紙サイズと譜表サイズ
 音符や記号の配置を整える
 小節割りを整える
 空の譜表を隠す
 譜表の間隔を整える
 ページ割りを調整する
 楽器名
 タイトルまわりを整える
 小節番号とページ番号
 パート譜のレイアウト

■Reference7・スコアを演奏する
 演奏する
 音色
 テンポ
 音楽記号を演奏する

■Referece8・エクスポートとインポート
 旧バージョンのスコア
 オーディオファイル
 MIDIファイル
 グラフィックファイル
 PDFファイル
 MusicXMLファイル

前書きなど

 楽譜作成ソフトの代表格ともいえるSibeliusの新バージョン、Sibelius7が登場しました。画面上の譜面をマウスを使って自在に操る感覚が人気のこのソフト。日本でも多くのファンが使い続けています。

 今回のSibelius7では、画面デザインが大きく変わりました。これは、ノートパソコンユーザーが増えた現在、1つの画面で作業に集中できるようにという意図でデザインされたそうです。楽譜を作成するのに必要な機能は常に画面に表示され、その他の情報は必要な時にだけ現れる。そうした考え方です。

 印刷された楽譜そのものは急激に変化したりしませんが、楽譜をとりまく環境、ことに楽譜を作成する環境は急激に変化しています。そうした変化にすばやく対応したのも、Sibelius7の特徴と言えるでしょう。



 本書は『Sibelius7実用ガイド』という書名の通り、実用的なガイドブックを目指して制作されました。膨大なSibelius7の全機能を解説しているわけではありませんが、楽譜を作る際に必要となる機能や操作は一通り網羅しています(それでも膨大な種類の記譜法や表現方法、そのすべてにはとても言及できないのですが)。本書を使えば、一通りSibelius7を使いこなすことはできるはずです。本書に出ていない、さらに特別な操作方法は、本書の知識を持っていれば、マニュアルを参照して応用ができるでしょう。そうした面からも、本書を柔軟に活用してもらえるはずです。



 Sibeliusというソフト名。我々は以前、このソフトの生みの親であるイギリス人、Ben Finn、Jonathan Finn兄弟に直接由来を伺ったことがあります。答えは「シベリウスが好きだからだよ」とのこと。その証のように、起動時には作曲家ジャン・シベリウスの音楽が流れます。偉大な作曲家シベリウスの才能が、このソフトにも込められているかもしれません。



 本書を、Sibelius7のマニュアル代わりとして、実用的に使っていただければ幸いです。

版元から一言

 画面上の楽譜を思いのままに直接操作できたら。パソコンで楽譜を作る人々の願いかもしれません。そんな願いに応えようと、イギリス人のBen・Finn、Jonathan・Finn兄弟が作り出したソフトがこのSibelius(シベリウス)。ちなみに、“シベリウス”というこの名前。名前の由来をわたしたちは以前このお二人に直接伺ったことがあります。すると「シベリウスが好きだったからだよ」とのこと。

 欧米では楽譜作成ソフトの人気を二分すると言われるほどメジャーなSibelius。その特徴は、画面上の音符や五線、縦線、連桁、記号、文字などを直接クリックして編集していくことができる点にあります。その使いやすさはバージョンごとに進化していて、このSibelius7では操作画面を一新。これまでメニューを深くたどらなければならなかった機能などが、簡単に選べるようになりました。

 本書では、Sibelius7の使い方を、音符の入力方法から応用テクニックまで1つずつ説明しています。非常に機能が多いため、全機能をすべて網羅しているわけではありませんが、主要な機能はもちろん、実際に楽譜を制作する立場から、必要と思われる機能は細かい部分まで解説しています。

 他の楽譜作成ソフトを使った経験のある方にはSibeliusの操作方法に最初は違和感があるかもしれません。でも、使い慣れていくにつれて、この操作感から離れられなくなるかも。また、他のソフトで挫折経験のある方なら「こういうソフトが欲しかった」という結果になるかもしれません。

 同社のプロ向け音楽制作ソフトProTools(プロツールス)から連携されるなど音楽制作現場との関連も強まっているSibelius7。本書が、高機能でユニークな楽譜作成ソフトSibelius7を活用する一助としてお役に立てば幸いです。

著者プロフィール

スタイルノート楽譜制作部  (スタイルノートガクフセイサクブ)  (

出版用楽譜制作に携わる。市販のピアノ教則本や歌集などの本格的楽譜から音楽楽理の専門書、音楽教育書、児童書楽譜の制作、譜例なども手がける。

上記内容は本書刊行時のものです。