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花菜風
四六判
198ページ
上製
価格
2,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2018年3月27日
- 登録日
- 2018年3月9日
- 最終更新日
- 2018年3月23日
紹介
◆第一句集
呼びし子の跳ねて応ふる冬田晴
子どもの生命感がきらきらと溢れている。こんな純粋な句は、純粋な心を持った作者にしか詠めない。
(序より・村上鞆彦)
一箸の飯のひかりや梅雨の明
季節の移ろいに自らを合せて、丁寧に生きているのだと思う。季節と生活を慈しみ、楽しんでいるのだ。
(跋より・津川絵理子)
◆自選十二句より
盲ひたる人の正視や水の秋
木の梢の光輪なして二月来る
舞ひもどる紙飛行機やみどりさす
マクベスの科白続きて梅雨深し
脱ぎて置く媚薬のごとき夏手套
青葡萄しづかに潮満ち来たる
アクセルを踏む残像の寒椿
まんさくやまだ陶工に土固き
蜷の道ダリの時計の刻流る
青梅や父の勘気のありどころ
目次
序・村上鞆彦
Ⅰ 昭和六十二年―平成十七年 9
Ⅱ 平成十八年―平成二十年 39
Ⅲ 平成二十一年―平成二十三年 71
Ⅳ 平成二十四年―平成二十六年 109
Ⅴ 平成二十七年―平成二十八年 155
跋・津川絵理子
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。