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ヴィクトリア朝文化の諸相
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2014年8月
- 書店発売日
- 2014年8月20日
- 登録日
- 2014年5月23日
- 最終更新日
- 2024年2月25日
紹介
大英帝国が絶頂期を迎えたヴィクトリア時代(1837-1901)。小説・詩・演劇・美学・思想・大衆文化の観点から、改めてヴィクトリア朝文化の特質を多角的に探究する!
目次
第1章 子どもの純粋性と残虐性
──ディケンズ『大いなる遺産』とハーディ『日陰者ジュード』を比較して
【丹羽正子/昭和女子大学人間文化学部非常勤講師、同大学元教授】
第2章 カルー台地に吹く赤い風
──シュライナー『アフリカ農場物語』にみる進歩、女性、そして帝国
【上野和子/昭和女子大学女性文化研究所研究員、同大学元教授】
第3章 劇場人ヘンリー・アーヴィング
──ライシアム劇場アクター・マネジャーとしての業績
【門野 泉/清泉女子大学名誉教授】
第4章 オスカー・ワイルドの『まじめが肝心』から劇場を覗く
──新参者と馴染みの上客が並ぶ空間
【川口淑子/名城大学非常勤講師】
第5章 女性の攻撃性と殺人
──ヴィクトリア朝フィクションとマデリン・スミス事件
【閑田朋子/日本大学文理学部准教授】
第6章 愛に生きたヴィクトリア
──私人、そして「家庭の天使」
【松原典子/中京学院大学経営学部教授】
第7章 田園化された身体
──前世紀転換期イギリスのフィジカル・カルチャー
【赤瀬理穗/神奈川大学外国語学部非常勤講師】
第8章 世紀末イギリスの柔術ブーム
──社会ダーウィニズム、身体文化メディアの隆盛と帝国的身体
【岡田 桂/関東学院大学文学部准教授】
第9章 ラスキンの美学論
──生活、喜び、そして芸術
【塚田英博/日本大学非常勤講師】
第10章 アルフレッド・テニスンと進化論
──科学の知見と宗教的信条とのせめぎ合い
【大東俊一/人間総合科学大学大学院教授】
版元から一言
◉英国文化への理解が深まる1冊です!
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。