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放射線像
放射能を可視化する
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年3月10日
- 書店発売日
- 2015年2月27日
- 登録日
- 2015年1月29日
- 最終更新日
- 2022年8月3日
書評掲載情報
2015-04-12 | 朝日新聞 |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2015-04-01 |
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紹介
歴史上初めて「放射能汚染の実態」視覚化し、記録した写真集。
動植物(ヘビ、桜など)から日用生活品(軍手・長ぐつなど)まで、50点余りを掲載。
音もなく、臭いもなく、目にも見えない放射能。これを可視化する「オートラジオグラフィ―」という手法がある。
この手法によってサンプルを撮像すると、白黒の像がうかびあがる。これが「放射線像」である。一見、墨絵のようにみえるが、黒い部分が放射能汚染を受けた箇所だ。より黒い部分は、より強く汚染されていることを意味する。
本書は、福島第一原発事故で汚染されたサンプルを対象にした「放射線像」の記録である。
全ての像に、採取地と詳細な解説があり、サンプルの実物カラー写真も掲載している。
これだけの量の放射線像が、書籍として一度に公開されるのは、今回が初めて。
目次
2011年
2012年
2013年
2014年
解説「放射線像プロジェクトの始まりとそこから見えてきたもの」加賀谷雅道
解説「妖に美し:なぜ放射線像をとり続けるのかについての個人史」森敏
版元から一言
「将来のため、放射能汚染をなんとか視覚的な記録として残したい」
福島第一原発事故による汚染を放射線像として残す、というこの「放射線像プロジェクト」は加賀谷雅道氏の強い使命感から始まりました。2012年から、長くこの分野の第一人者であった東京大学・森敏名誉教授と共にサンプルをあつめ、撮像を繰り返してきました。本書は、「放射線像」の初めての書籍であると同時に、汚染実態を可視化するという、森名誉教授と加賀谷氏の挑戦の記録でもあります。
「放射能は見えない」という既成概念を払拭する写真の数々をぜひご覧ください。
関連リンク
森敏氏ブログ http://moribin.blog114.fc2.com/
放射線像サイト http://www.autoradiograph.org/
上記内容は本書刊行時のものです。