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医学的音楽療法 日本音楽医療研究会(監修) - 北大路書房
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医学的音楽療法 (イガクテキオンガクリョウホウ) 基礎と臨床 (キソトリンショウ)

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発行:北大路書房
A5判
308ページ
並製
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-7628-2862-1   COPY
ISBN 13
9784762828621   COPY
ISBN 10h
4-7628-2862-9   COPY
ISBN 10
4762828629   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年7月20日
書店発売日
登録日
2014年6月13日
最終更新日
2023年2月20日
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書評掲載情報

2015-02-22 毎日新聞
評者: 村上陽一郎(東京大学名誉教授・科学史)
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重版情報

2刷 出来予定日: 2019-02-18
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[書評掲載情報]2015年02月22日付「毎日新聞」(評者 村上陽一郎)。「患者利益優先した堅実な発展に期待」 http://jmmusic.umin.jp/20150222shohyo.pdf

紹介

エビデンスを重視した医学的音楽療法のスタンダードを提示。音や音楽の作用機序を解説した総論を踏まえ,がん,疼痛,うつ病,認知症,発達障害など,対象となる疾患別に,臨床場面における医学的音楽療法の適応と方法を実践的に示す。

目次

発刊によせて
序文

第1部 総論(理論編)

 第1章 医学的音楽療法の現在
   第1節 医学的音楽療法とは何か
   第2節 医療の中での音楽療法の評価

 第2章 医学的音楽療法の基本原理
   第1節 音に対する反応と注意(アテンション)
   第2節 音楽と認知能力
   第3節 リズムと運動
   第4節 音楽の生理作用
   第5節 音楽と言語
   第6節 音楽と感情
   第7節 音楽とコミュニケーション,社会性

 第3章 音楽による脳内の変化
   第1節 脳の構造と機能の変化
   第2節 音楽訓練と脳内の変化
   第3節 臨床的応用
   第4節 まとめ

 第4章 医学的音楽療法の長所・短所
   第1節 長所
   第2節 短所
   第3節 音楽療法の研究の欠点

 第5章 医学的音楽療法実施上の留意点
   第1節 「治療」を目的とした音楽療法は法的制限を受ける
   第2節 音楽療法士に対する医学教育
   第3節 ボランティアによる医学的音楽療法はありえない

 第6章 他の療法との連携
   第1節 医療と音楽療法
   第2節 各種療法との連携

第2部 各論(実践編)

 第7章 癌患者(終末期ではない)
   第1節 定義と特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 目的と方法
   第4節 評価方法
   第5節 実施上の留意点,工夫
   第6節 エビデンスと先行研究

 第8章 終末期のケア(がんや他の疾患も含めて)
   第1節 定義と特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 医学的音楽療法の目的と方法
   第4節 医学的音楽療法の評価方法
   第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫
   第6節 先行研究など

 第9章 小児終末期ケアにおける音楽療法
   第1節 はじめに
   第2節 中心となる概念
   第3節 治療技法
   第4節 家族との連携
   第5節 先行研究
   第6節 実施上の留意点
   第7節 小児緩和ケアにおける音楽と医療
   第8節 まとめ

 第10章 冠動脈疾患患者―不安と苦痛―
   第1節 はじめに
   第2節 冠動脈疾患の特徴
   第3節 医学的音楽療法の適応
   第4節 目的と方法
   第5節 エビデンスと先行研究
   第6節 まとめ

 第11章 疼痛
   第1節 はじめに
   第2節 疼痛とは
   第3節 対象
   第4節 音楽療法の目的および方法
   第5節 評価の方法
   第6節 おわりに

 第12章 統合失調症およびうつ病の音楽療法
   第1節 疾患の特徴
   第2節 医学的音楽療法の効果
   第3節 理論
   第4節 評価
   第5節 まとめ

 第13章 外傷性脳損傷
   第1節 はじめに
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 外傷性脳損傷における医学的音楽療法の目的と方法
   第4節 評価方法
   第5節 実施上の留意点,工夫
   第6節 エビデンスと先行研究

 第14章 脳血管障害
   第1節 はじめに
   第2節 脳血管障害とは
   第3節 脳血管障害の音楽療法
   第4節 将来に向けて

 第15章 認知症
   第1節 はじめに
   第2節 認知症とは
   第3節 認知症への音楽療法
   第4節 音楽療法の経済性
   第5節 将来に向けて

 第16章 パーキンソン病
   第1節 疾患の特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 医学的音楽療法の目的と方法,工夫,エビデンスなど
   第4節 パーキンソン病患者での音楽療法前後の症例提示
   第5節 おわりに

 第17章 失語症
   第1節 はじめに
   第2節 失語症とは
   第3節 言語と音楽
   第4節 失語症の音楽療法
   第5節 将来に向けて

 第18章 人工呼吸器を装着した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者
   第1節 疾患の特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 医学的音楽療法の目的と方法
   第4節 医学的音楽療法の評価方法
   第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫
   第6節 エビデンスと先行研究

 第19章 発達障害―自閉症スペクトラム,注意欠陥多動性障害,学習障害―
   第1節 定義と特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 医学的音楽療法の目的と方法
   第4節 医学的音楽療法の評価方法
   第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫
   第6節 エビデンスと先行研究

 第20章 知的障害(精神遅滞)
   第1節 定義と特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 医学的音楽療法の目的と方法
   第4節 医学的音楽療法の評価方法
   第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫
   第6節 エビデンスと先行研究

 第21章 脳性麻痺
   第1節 定義と特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 医学的音楽療法の目的と方法
   第4節 医学的音楽療法の評価方法
   第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫
   第6節 エビデンスと先行研究

 第22章 レット症候群
   第1節 レット症候群について
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 レット症候群に対する音楽療法とコミュニケーション的音楽性
   第4節 レット症候群に対する医学的音楽療法の目的と方法
   第5節 医学的音楽療法の評価方法
   第6節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫
   第7節 エビデンスと先行研究

 第23章 低出生体重児
   第1節 定義と特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 医学的音楽療法の目的と方法
   第4節 医学的音楽療法の評価方法
   第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫
   第6節 エビデンスと先行研究

 第24章 手術,医療処置,検査への音楽療法と音楽ベースの介入
   第1節 はじめに
   第2節 医療行為への医学的音楽療法の適用性
   第3節 音楽療法と音楽を用いた介入の目的と方法
   第4節 音楽療法の医的診断と音楽ベースの介入
   第5節 留意点と創意
   第6節 医療処置へのエビデンスベースが補助する音楽療法と音楽介入方法
   第7節 まとめ

 第25章 呼吸器疾患患者
   第1節 慢性呼吸器疾患の特徴
   第2節 医学的音楽療法の適応
   第3節 医学的音楽療法の目的と方法
   第4節 医学的音楽療法の評価方法
   第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫
   第6節 医学的音楽療法のエビデンス

 第26章 産婦人科患者
   第1節 はじめに
   第2節 産婦人科領域およびその対象について
   第3節 音楽療法の目的と方法
   第4節 評価
   第5節 おわりに

第3部 学会発表や論文にまとめる方法

 第27章 音楽療法の実践を論文にまとめるための基礎
   第1節 はじめに
   第2節 症例報告と事例研究
   第3節 記述形式の違いとは
   第4節 音楽療法における症例報告や事例研究の意義
   第5節 論文を書く前に気をつけておきたいこと
   第6節 クライエントへの倫理的配慮
   第7節 先行研究を読む理由と探し方
   第8節 論文を書く
   第9節 質的改善研究のススメ
   第10節 おわりに
   ◇ブックガイド

引用・参考文献
事項索引
省略記号索引

上記内容は本書刊行時のものです。