発行:部落解放・人権研究所 発売:解放出版社 この版元の本一覧
A5判 463ページ 函入
定価:12,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7592-4299-7 C3321
奥付の初版発行年月:2009年03月 書店発売日:2009年03月30日
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「古代」から「現代」(1974年まで)、および「考古」を対象に14章で構成し、既刊の史料編全9巻に収録の史料を中心に、これまでの研究業績を踏まえて大阪府域の被差別民・被差別部落の歴史と諸相を11人の執筆者によって描く。
目次
刊行にあたって 大阪の部落史委員会 委員長 上田 正昭
凡 例
目 次
一 古代の被差別民
1 河内・難波と王宮・墳墓
2 渡来人と渡来文化
3 都城と穢悪の制度の確立
4 行基の活動と仏教的世界観の浸透
二 中世前期の被差別民
1 中世の法と政治
2 勧進聖と非人
三 中世後期の被差別民
1 穢意識の波及
2 惣と被差別民
3 地主と商人
4 本願寺と堺
四 考古学からみた被差別民―古代
1 部落史と考古学
2 古墳時代の牛馬(五~六世紀)
3 飛鳥・奈良時代の牛馬(七~八世紀)
4 平安時代前期の牛馬(九~一〇世紀)
五 考古学からみた被差別民―中世
1 部落史と考古学
2 西ノ辻供御人
3 牛馬骨をめぐるさまざまな行為
4 考古学的な課題
六 近世封建社会の成立と被差別民
1 近世前期における領主の支配政策と被差別民
2 皮多の役負担・生業と信仰・寺院
3 四ヶ所「非人」と村方非人番の形成
4 多様な被差別民とその実態
七 転換期賤民法制と被差別民
1 畿内被差別民の支配と御用
2 地域社会の変貌と賤民排除
3 被差別民の人口動態と生活・信仰
4 皮多村の生業構造と皮革業
八 弛緩する社会秩序と台頭する被差別民
1 後期都市大坂・堺の賤民法制
2 後期地域社会のなかの被差別民
3 被差別民の多様な生業
4 被差別民抑圧「国訴」体制の構築
九 考古学からみた被差別民―近世
1 摂河泉出土の牛馬骨
2 大坂出土の牛馬骨
3 堺出土の牛馬骨
十 明治維新と部落
1 「解放令」の発布
2 地方行政の変化と町村合併
3 部落の人びとの生業と生活
4 自由平権の思想と行動
5 貧民の救済と部落の改善
十一 大正デモクラシーの時代と部落
1 大正デモクラシーと部落「改善」
2 都市問題の発生と社会事業
3 多様な部落解放運動の胎動
4 融和体制の再編
十二 恐慌から戦時体制へ
1 恐慌と部落共同体の変容
2 水平運動と融和運動の転換
3 準戦時体制から総力戦体制へ
4 水平社の消滅と融和新体制
十三 戦後改革と部落問題
1 戦後の改革と部落の実態
2 根強い差別意識と自己意識
3 解放運動の多様な取組み
4 同和行政と教育・文化の取組み
十四 高度経済成長と部落の変化
1 変化する実態と運動
2 解放運動のさまざまな取組み
3 先駆としての同和行政・教育
4 ともに歩むために
完結にあたって 大阪の部落史委員会 委員長 上田 正昭
主な参考文献および府市町村史・史料集一覧
写真・図・表一覧
索 引
企画委員、執筆担当、編纂委員会(構成団体)、事務局および編集協力者
版元から一言
大阪という「まさしく地域のなかで地域と共に、部落差別からの解放をめざして歩んできた、生きた地域史」として、「あらゆる差別と闘い、人間の完全解放を願う人びとの知恵となり実践のひとつの光」(上田正昭「完結にあたって」)となることを願う。
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