発行:部落解放・人権研究所 発売:解放出版社 この版元の本一覧
A5判 300ページ 並製
定価:3,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7592-4051-1 C0021
奥付の初版発行年月:2009年05月 書店発売日:2009年05月29日
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部落解放・人権研究所は創立40周年を記念して、近年その全貌を見渡すことが難しい部落史・部落問題の「今」を知るための全3巻シリーズを企画した。「前近代」「近代」「現代」のそれぞれの時代における重要なテーマを取り上げ、これまでの研究蓄積の整理を通じて研究の現段階と課題を明らかにし、未来への展望を拓く。第1巻に続く本巻は、近代国民国家と部落差別、近代社会における差別のありよう、そして大正デモクラシーおよび戦時体制のもとでの部落問題までカバーする。
目次
刊行にあたって 寺木伸明
総論―近代部落史研究の現在(いま) 黒川みどり
1 近代国民国家の成立
明治維新と賤民廃止令 上杉 聰
自由民権運動と部落 石居人也
近代天皇制と差別 ひろたまさき
国民国家論と部落問題 今西 一
部落の産業と労働 吉村智博
地域社会と部落 吉田栄治郎
2 近代社会のなかの差別
都市下層社会と差別 小林丈広
近代アイヌ史 小川正人
教育と部落差別 伊藤悦子
宗教と部落 廣岡浄進
部落改善運動と政策 本郷浩二
3 大正デモクラシーから戦時体制へ
大正デモクラシーと部落問題 井岡康時
全国水平社の創立と初期水平運動 関口 寛
水平社運動の展開 守安敏司
普選体制と無産運動 吉田文茂
融和政策と融和運動 手島一雄
部落女性と解放運動 鈴木裕子
アジア・太平洋戦争期の部落問題 朝治 武
著者プロフィール
黒川 みどり(クロカワ ミドリ)
黒川みどり (くろかわ・みどり)
静岡大学教育学部教員
早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業/博士(文学)/日本近代史専攻
〈主な著作〉『異化と同化の間 被差別部落認識の軌跡』(青木書店、1999年)、『共同性の復権 大山郁夫研究』(信山社、2000年)、『地域史のなかの部落問題 近代三重の場合』(解放出版社、2003年)、『つくりかえられる徴 日本近代・被差別部落・マイノリティ』(解放出版社、2004年)、中尾健次・黒川みどり『人物でつづる被差別民の歴史』正・続(解放出版社、2004年・2006年)、『〈眼差される者〉の近代 部落民・都市下層・ハンセン病・エスニシティ』(編著、解放出版社、2007年)、「地域・疎開・配給―〈都市と農村〉再考」(倉沢愛子ほか編『岩波講座アジア・太平洋戦争』第6巻、岩波書店、2006年)、「男性の自己変革への模索」(阿部恒久ほか編『男性史』第1巻、日本経済評論社、2006年)、ほか
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