中高年の短歌教室Ⅱ 次のステップ
来嶋 靖生
発行:飯塚書店
この版元の本一覧
四六判 256ページ 並製
定価:1,886円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7522-1036-8 C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年12月
書店発売日:2008年11月21日
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紹介

短歌実作者に向けて、中高年なればこそこうありたい、という創作上の心構えや実作上のテクニックを、前作「中高年の短歌教室」よりさらに踏み込んで具体的に体系立てて説明しました。素材とどう向き合うか、写実と説明の違いとは、比喩、韻律、文語と口語などなど、より深く大胆に明解。さらに動植物難解漢字表、現代、歴史的仮名遣い対照表など付録し、秀歌創作に必携の書となりました。

目次

目 次
  
はじめに

Ⅰ これからどうするか
  基本を確かめる
  ①詩型に愛情を持つ――おもしろくてたまらない時 ②自分を信ずる――行き詰まりを感じた時

Ⅱ 何をどう詠むか
 1 素材題材の選び方
  ①素材は平等―ただし… ②常識や類型と戦う ③「ありのまま」から飛び立つ ④形のないものを詠む⑤素材としての言葉 ⑥まとめ
 2 家族の歌
  ①家族詠のプラスとマイナス ②孫の歌 ③「描く」歌 ④「思い」の歌 ⑤まとめ
 3 愛の歌
  ①愛の歌の原型 ②恋人を描く ③愛の歌の難しさ ④知性のはたらき ⑤「もの」と「こころ」 ⑥第二人称の扱い ⑦まとめ
 4 悲しみの歌
  ①連作のすすめ ②冷静に詠む ③介護の歌 ④抑えて詠む効果 ⑤亡き人を偲ぶ ⑥戦争と死 ⑦まとめ
 5 生活の歌
  ①生活短歌の類型 ②事実とせめぎあう ③事実とその取捨選択 ④生活の歌の基本型 ⑤生活詠の歩み ⑥新しい生活詠へ ⑦生活の歌さまざま ⑧仕事の歌
 6 自然・風景の歌
  ①風景と自然 ②風景は変わる ③変わらぬ風景 ④対象との間合い ⑤風景の歌さまざま ⑥山の歌 ⑦まとめ
 7 旅の歌
  ①行きました、見ました ②地名をどう扱うか ③時空を超える ④風景と自己 ⑤まとめ
 8 社会の歌
  ①社会詠の現在 ②現場の強さ ③現場にはいないが ④抽象化と想像力 ⑤まとめ
 9 人生の歌
  ①生きる姿勢 ②自慢は禁物 ③回想詠のすすめ ④老いの歌

Ⅲ いかに詠むか 短歌のレトリック
 1 写実
  ①写実とは ②描写と説明 ③描写への手順 ④心の描写 ⑤写実の注意点 ⑥写実の力 ⑦写実の名歌集
 2 韻律
 3 言葉
  ①文語と口語 ②固有名詞⑴人名 ⑵地名 ⑶書名・曲名など ⑷まとめ ③古語⑴簡潔に言うために ⑵よく使われる古語 ⑶よく使われる文語表現 ⑷歌枕 枕詞 ⑸カタカナ語
 4 一首の組み立て――レトリックさまざま
  ①初句と結句 ⑴結句を考える ⑵結句のさまざま ②リフレイン ③本歌取り ④引用 ⑤比喩 ⑥オノマトペ
 5 抽象と幻想
  ①実在しないもの ②夢と想像力 ③幻想を詠む ④抽象化の意味

Ⅳ 高齢者の歌に学ぶ
 1 長命歌人の歌
  ①年齢を感じさせない ②生と死と ③死別のかなしみ
 2 高齢歌人の歌
  ①自然 ②日常 ③父母 ④老 ⑤病気と介護 ⑥葬儀 ⑦回想 ⑧学芸 ⑨社会・思想
付録
  新旧かなづかい対照表
  難読動物・植物の読み方

あとがき


著者プロフィール

来嶋 靖生(キジマ ヤスオ)

1931年、旧満州生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。1985年歌集『雷』で第13回日本歌人クラブ賞。96年「おのずから」で第32回短歌研究賞。『昭和万葉集』『現代短歌大辞典』などの編集に参画。短歌誌「槻の木」編集委員。現代短歌協会理事。日本文芸家協会会員。主な著書に『柳田国男と短歌』『窪田空穂以後』『歌を磨く』『中高年の短歌教室』(共著)『短歌の技法 韻律・リズム』など。

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