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里親と子ども Vol.9 『里親と子ども』編集委員会(編) - 明石書店
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里親と子ども Vol.9 (サトオヤトコドモボリュームキュウ) 特集1 養子縁組あっせん/特集2 里親養育の社会化 (トクシュウイチヨウシエングミアッセントクシュウニサトオヤヨウイクノシャカイカ)

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発行:明石書店
A5判
136ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-7503-4054-8   COPY
ISBN 13
9784750340548   COPY
ISBN 10h
4-7503-4054-5   COPY
ISBN 10
4750340545   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年9月
書店発売日
登録日
2014年9月10日
最終更新日
2014年9月10日
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紹介

特集1は、養子縁組あっせん。社会的な関心の高まりから明らかになった課題を取り上げ、適正化への道を多様な視点から捉える。特集2は、里親養育の社会化。養育を「ひらき」、社会と「つながる」とは具体的にどういうことなのか、理論と実践の双方から迫る。

目次


特集1 養子縁組あっせん

 養子縁組あっせんを拡げ適正化するための多様な論点[宮島清]
 児童福祉のための養子縁組とは?[橋本明]
 養子縁組あっせんをめぐって論じられてきたこと――韓国の2012年養子縁組特例法の改正をめぐって[姜恩和]
 わたしたちの実践と目指してきたもの――日本国際社会事業団の取り組み[伊部亜理子]
 医療者として実母を受け止め、寄り添うことの意味[長嶺悦子]
 全国養子縁組団体協議会の法人化1年を迎えて[白井千晶]
 出産女性と養子縁組――実親の意向確認のための熟慮期間と同意撤回[吉田一史美]
 児童相談所における新生児養子縁組里親委託の取り組み――始めてみて気づいたこと[藤林武史]
 養子縁組あっせんと「真実告知」――当時者の立場から[若林朋子]


特集2 里親養育の社会化

 里親養育の社会化と養育観[林浩康]
 里親養育における愛着の再形成――代替養育者の相互補完性[久保田まり]
 養育のネットワークと里親――開かれ支えられる里親養育[増沢高]
 子どもに安心感を伝えるのは関わる大人たちのチームの力[北原綾子]
 チームワークと連携――新たな里親養育に向けての米国ワシントン州の取り組み[粟津美穂]
 支援ミーティング――めざすものと実際[石井耕太郎]


里親養育の実践報告

 社会的養護としての里親養育に取り組んで[長澤浩昭]
 養子縁組里親としてスタートを切って[藤本由紀代]

 〈里親養育の実践報告に触れて〉
  「子ども中心」から「親子中心」の視点へ[金井剛]


 【里親制度への期待と里親制度の課題】里親・社会的養護に関心を寄せる皆様へ[小野太一]
 【エッセイ】誠実であるということ[榑沼あづさ]
 【ブックレビュー】
 『子どもの養子縁組ガイドブック』(家庭養護促進協会大阪事務所 編集 岩﨑美枝子 監修)[櫻井奈津子]
 『子ども虐待対応の手引き』(日本子ども家庭総合研究所 編集)[川松亮]

  トピックス
  編集後記

前書きなど

編集後記(木ノ内博道)

 『里親と子ども』Vol.9をお届けします。本号では「養子縁組あっせん」と「里親養育の社会化」の2つを特集にしました。
 養子縁組と言えば、昭和62年の民法改正によって「特別養子縁組」が導入されて27年がたっています。しかし、里親制度のなかでは養子縁組を希望する里親と養育里親が混在し、ともすると里親と養子縁組が誤解されることも少なくありませんでした。平成21年の里親制度の改正によって、この二つは明確に分けられましたが、社会的養護の受け皿として養育里親の仕組みの整備に力が入り、養子縁組はわきへ置かれた感があります。ここにきて民間機関の活動が注目され、また養育のパーマネンシーの観点からも、改めて養子縁組への注目が高まっています。
 もう一つの特集、里親養育の社会化については、里親支援のあり方に一石を投じるものと言えます。里親だけでなく、多くの関わりのなかで子どもの養育がなされるべきでしょう。支援においても子どもが主役になるべきです。千葉県銚子児童相談所職員、石井耕太郎氏の「イメージはイチゴ大福」はけだし名言であると思います。
 養子縁組にしても里親支援にしても、社会的関心から言えばそんなに大きなものではありません。そうした雑誌の発行を快くお引き受けいただいている石井社長をはじめ、明石書店の皆さんに感謝申し上げます。

上記内容は本書刊行時のものです。