難聴者・中途失聴者のためのサポートガイドブック
マーシャ・B・デューガン, 中野 善達:監, 栗栖 珠浬:訳
発行:明石書店
この版元の本一覧
A5判 208ページ 並製
定価:2,400円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7503-2561-3 C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年06月
書店発売日:2007年06月06日
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※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます
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紹介

難聴とは何か。難聴についてや周囲への影響,原因や補聴器・補聴援助システムにとどまらず,自立したひとりの人間として生きていくためのさまざまな場面での対処方法,難聴者関係の団体などが多岐にわたって紹介されている。

目次

日本の読者の皆さんへ
序文
はじめに
謝辞
1 難聴——初期症状
2 難聴とは何か?
3 難聴に関する誤解——その虚実
4 家族や友人への影響
5 耳の機能
6 難聴の種類
7 難聴の原因
8 薬剤の難聴への影響
9 ノイズ・騒音
10 耳鳴り
11 難聴が疑われたら、どうすればよいでしょうか?
12 聴力検査の結果を理解するために
13 補聴器ディスペンサーを選ぶにあたって
14 補聴器は役立つのでしょうか?
15 補聴器の種類
16 補聴器の調整に関して大切なこと
17 補聴器の購入にあたって
18 補聴器だけでは十分ではない場合
19 インターホン・電話・火災報知器を聞くために
20 電話での会話
21 人工内耳
22 読話
23 口話通訳者は役立つのでしょうか?
24 コミュニケーションに自信をもつために
25 よりよいコミュニケーション
26 自宅のリフォーム
27 ひとり暮らし
28 情報アクセスのための国際耳マーク
29 難聴者の法的権利
30 レストランにおける聞こえの問題
31 劇場・映画館における聞こえの問題
32 礼拝の場における聞こえの問題
33 病院内における聞こえの問題
34 旅行中における聞こえの問題
35 法廷での聞こえの問題
36 ボランティア活動・職場復帰
37 新たな手段、インターネット
38 難聴と老人介護
39 難聴による社会心理的影響を克服するために
40 健全な暮らしとストレス管理
41 「全米難聴者協会」(HLAA)とは?
42 最後に
用語解説集
付録A:中途失聴・難聴に関する資料
付録B:高齢人口における視覚障害に関する統計
身体障害者障害程度等級表(日本)
訳者あとがき

前書きなど

日本の読者の皆さんへ
 私が執筆いたしました『難聴者・中途失聴者のためのサポートガイドブック』(Living with Hearing Loss)の日本語訳が出版されるとうかがい、心から嬉しく存じております。日本の難聴者の皆さんが日本語版『難聴者・中途失聴者のためのサポートガイドブック』から、聞こえの問題とともにお暮らしになるうえでのヒントを得られ、生活の質を高めていただきますことを望んでおります。
 日本の難聴者の皆さんもアメリカの場合と同様に、難聴になられた際には同じように難聴そのものが受け入れがたいものだったのではないでしょうか。周りの皆さんのお話しの声が低すぎたりハッキリしていないとの印象をもたれ、悲しいことではありますが、長い間聞こえの問題に対して何の手だても打たれなかったことでしょう。
 この本は、ご家族や同僚の方々のヒントにもなるように編集されています。ご家族や職場の皆さんも、苦しんでおられるのです。ご家族の皆さんは、どうすれば皆さんの手助けとなるかについて、ご理解なさっておられません。大声でお話しになったり、繰り返されたり、不確かな情報に基づいたご助言をなさることもあるでしょう。
 難聴者の皆さんやご家族、ご友人の皆さんのみならず、難聴者の治療をなさっておられる医療関係の皆さん、補聴器や補聴援助システム関連の業者の皆さん、あらゆる教育現場の先生方やスタッフの皆さん、そして、難聴者の方々が必要とされ、お望みのサービスを提供なさる企業や団体の皆さんのお目に触れますことを望んでおります。
 私も聴力を失いました際は、途方に暮れておりました。かつて難聴者自助組織(SHHH)の名で知られておりました全米難聴者協会(HLAA)を知り得たことはとても幸運でした。HLAAがあったからこそ現在の私

著者プロフィール

マーシャ・B・デューガン(デューガン,マーシャ・B)

 キューバ・ハバナ生まれ。オハイオ州アンティオキア大学(生化学専攻)卒業後、生化学研究員、スペイン語講師を経て、広報関係の業務に25年携わる。自身も両耳性難聴者であるが、補聴器や口話、補聴援助技術、手話を駆使してコミュニケーションを図っている。
 1996年から98年まで全米難聴者協会会長を務め、現在同協会ニューヨーク支部会長。高い教養・想像力、改善に尽力した人材や突発性難聴になった人に贈られる「オティコン注目すべき人材賞」受賞。
 2001年から2006年まで、世界難聴者連盟会長。
 現在、ニューヨーク州ペンヤン市に在住。

中野 善達(ナカノ ヨシタツ)

 1934年、東京生まれ。1959年東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。広島大学教授、大阪教育大学教授を経て1989年より筑波大学教授。1998年筑波大学を定年退官。現在、佐野短期大学客員教授。
 主な著書に、『聴覚障害児の教育』(共編著、福村出版、1996年)、『国際連合と障害者問題』(エンパワメント研究所、1997年)、『聴覚障害の心理』(共編著、田研出版、1999年)、『講座 障害をもつ人の人権 第2巻』(共編著、有斐閣、1999年)、『世界最初のろう学校創設者ド・レペ——手話による教育をめざして』(共著、明石書店、2005年)ほか。
 訳書にデル・オルト/マリネリ編『障害とリハビリテーション大事典』(監訳、湘南出版、2000年)、ターキントン/サスマン著『聾・聴覚障害百科事典』(監訳、明石書店、2002年)、ペール・エリクソン著『聾の人びとの歴史』(共訳、明石書店、2003年)、キム・E・ニールセン著『ヘレン・ケラーの急進的な生活——「奇跡の人」神話と社会主義運動』(明石書店、2005年)、『障害者教育・福祉の先駆者たち』(編著、麗澤大学出版会、2006年)など。

栗栖 珠浬(クリス ジュリ)

 兵庫県神戸市生まれ。甲南女子大学文学部英文学科卒業。ミシガン州立大学教育学部修士課程修了(教育学修士)。
 日米両国に暮らし、アジア諸国やヨーロッパへの渡航経験多数。聴覚障害にとどまらず、障害者関係について幅広く研鑽を深めている。また、日本の伝統工芸・伝統芸能・伝統音楽・比較文化などの日本文化を海外に紹介している。
 翻訳物は「和蝋燭と日本の明りの歴史」「堺打刃物」「大阪唐木指物」「大阪錫器」「外国人のためのお弁当」ほか多数。

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