版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
万葉集巻別対照分類語彙表 宮島 達夫(編) - 笠間書院
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし
返品の考え方: 返品フリー

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

万葉集巻別対照分類語彙表 (マンヨウシュウマキベツタイショウブンルイゴイヒョウ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:笠間書院
B5判
256ページ
上製
定価 9,500円+税
ISBN
978-4-305-70751-2   COPY
ISBN 13
9784305707512   COPY
ISBN 10h
4-305-70751-9   COPY
ISBN 10
4305707519   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C3081  
3:専門 0:単行本 81:日本語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年1月
書店発売日
登録日
2014年12月16日
最終更新日
2015年1月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

万葉集全二十巻の中でどの単語が巻毎に何回ずつ使われているか。
意味とともに一覧できる、至便の書。
語彙計量の入門に最適な「集計表 数値を見ることへのいざない」を収載。

本書は、万葉集でどの単語が何回使われているかを巻別にしめし、対照できる表としてまとめたものである。
すべての単語に国立国語研究所編『分類語彙表』(増補改訂版、2004年)の分類番号を記して、個々の単語がもつ性格も即座に識別できるようにした。
『分類語彙表』は品詞と意味分野とを組み合わせた形になっている。
品詞としては体の類(名詞)・用の類(動詞)・相の類(形容詞・副詞)・その他の類(接続詞・感動詞など)があり、これに意味分野として
  抽象的関係
  人間関係の主体
  人間活動-精神および行為
  生産物および用具
  自然物および自然現象
が組み合わさる。
分類番号については、CDにて分類番号順語彙一覧を見ることができる。

表の数値によるいくつかの集計表を、巻末にしめす。集計表には、どのように集計して、どのようなことを知るかという、解説をくわえる。語彙を計量的に研究するための入門となるであろう。

本書に印刷されたすべてを、エクセル・ファイル、PDFファイルとしてCDにおさめる。
CDには、また、PDFファイル「Excelによる『万葉集巻別対照分類語彙表』のデータの活用」(小木曽智信氏監修 笠間書院編集部編)をおさめる。エクセルによるデータ処理の初歩をしるしたものとして、本書のデータの活用のために有益である。

【資料】
作品本文およびその用語の意味解釈は、おおむね、古典索引刊行会『万葉集索引』(2003年 塙書房刊) が採用したものを尊重し、あとの 【本文】などに述べる方針によって調整する。

【本文】
[1]歌の部分だけを対象とし、序・詞書・左注などはふくまない。
[2]本文は索引のよっているものをとり、解釈や漢字の読みも原則として索引にしたがう。
[3]かけことばは、文脈からみて重要だと思われる意味だけをとる。

【表の構成】
表は1単語ごとに1行をもうけ、次の10種類のことがらを左から順に29列でしるす。
・見出し…かな表記。単語はこの五十音順に配列する。
・順…同音語のなかの順番。同音語がなければ空白。
・漢字…「見出し」の漢字表記。おおむね索引により、代表的なもの。
・語種…空白=和語、漢=漢語、混=混種語。外来語はない。
・品詞…空白=名詞。他は品詞名の初めの漢字により、動詞には活用の種類を添える。
・注記…単語のはば、地名、漢字などにつき、必要に応じて。
・巻数…20巻中のいくつの巻でつかわれたか。
・合計…20巻で合計何回つかわれたか。
・巻ごと…それぞれの巻で何回つかわれたか。つかわれていなければ空白。20列にわける。
・意味分類…国立国語研究所編『分類語彙表 増補改訂版』(2004年 大日本図書刊)の意味分類の項目の番号および名称。いくつかの意味分類にわたるつかわれかたをしているばあいは、必要なだけしめす。

目次

・凡例
・あ~を
・集計表 数値を見ることへのいざない

○付録CD
・万葉集巻別対照分類語彙表.xls
・万葉集巻別対照分類語彙表.xlsx
・集計表_数値を見ることへのいざない.pdf
・凡例.奥付.pdf
・Excelによる『万葉集巻別対照分類語彙表』データの活用.pdf
・異なり語数・延べ語数・平均出現頻度.xlsx
・20巻すべてに出現した見出し語.xlsx
・巻数からみた語数.xlsx
・高頻度語.xlsx
・万葉集全体での出現順位・頻度・比率および累積.xlsx
・20巻すべてに出現した見出し語_出現頻度順.xlsx
・万葉集語彙表.xlsx
・万葉集語彙表.出現比率.xlsx
・万葉集語彙表.出現順位.xlsx
・語種.xlsx
・品詞.xlsx
・20巻すべてに出現した見出し語_品詞別.xlsx
・分類語彙表の類・部門・中項目・分類項目_および万葉集の見出し語数.xlsx
・一語の意味分類の数.xlsx
・語数が多い意味分野.xlsx
・20巻すべてに出現した見出し語_意味分類順.xlsx
・万葉集語彙表.意味分類展開.xlsx
・万葉集分類語彙表.pdf
・万葉集の巻のあいだの類似度.xlsx
・万葉集語彙表.出現頻度・比率対応.xlsx

著者プロフィール

宮島 達夫  (ミヤジマ タツオ)  (

1931年、茨城県水海道町(現・常総市)生まれ。1953年、東京大学卒業。国立国語研究所勤務ののち、1991年より大阪大学教授、1995年より京都橘大学教授、2009年退任。国立国語研究所名誉所員。
主要著書に『単語指導ノート』(むぎ書房、1968年)、『古典対照語い表』(笠間書院、1971年)、『動詞の意味・用法の記述的研究』(国立国語研究所報告43、秀英出版、1972年)、『類義語辞典』(共編、東京堂出版、1972年)、『専門語の諸問題』(国立国語研究所報告68、秀英出版、1981年)、『角川小辞典 図説日本語』(共編、角川書店、1982年)、『雑誌用語の変遷』(国立国語研究所報告89、秀英出版、1987年)、『フロッピー版古典対照語い表および使用法』(共編、笠間書院、1989年)、『語彙論研究』(むぎ書房、1994年)『現代雑誌九十種の用語用字 全語彙・表記』(国立国語研究所言語処理データ集7、三省堂、1997年)、『「長塚節「土」会話部分の標準語訳と方言による朗読』(編集 「環太平洋の言語」成果報告書、大阪学院大学情報学部、2003年)、『日本古典対照分類語彙表』(共編、笠間書院、2014年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。