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化物で楽しむ江戸狂歌 江戸狂歌研究会(編) - 笠間書院
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化物で楽しむ江戸狂歌 (バケモノデタノシムエドキョウカ) ~『狂歌百鬼夜狂』をよむ~ (キョウカヒャッキヤキョウヲヨム)

文芸
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発行:笠間書院
A5判
264ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-305-70742-0   COPY
ISBN 13
9784305707420   COPY
ISBN 10h
4-305-70742-X   COPY
ISBN 10
430570742X   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年10月
書店発売日
登録日
2014年9月26日
最終更新日
2014年10月21日
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紹介

時は江戸時代。
面白おかしい化け物たちが今より身近にいた時代。
当時大流行した、これまたおかしな歌を詠む狂歌師たち。

ある夜、怪しいあばらやに集まると、
百「物語」ならぬ、百「狂歌」に興じ、
呑めや歌えや、出たの出ないの、大騒ぎ!

【江戸狂歌が最高潮を迎えた、天明盛時の雰囲気を色濃く映し出したのが、この『狂歌百鬼夜狂』です。彼ら狂歌師仲間は、江戸の暮らしを言葉で祝福し、明るく楽しく謳いあげました。この作品を通して、化け物だけでなく、ついでにそんな江戸狂歌の世界も覗いていただきたいと江戸狂歌研究会一同願っています。...「はじめに」より】

『狂歌百鬼夜狂』は、天明5年、
蔦屋重三郎が企画した狂歌会をもとに刊行されました。
狂歌会には、狂歌ブームの火付け役である四方赤良(大田南畝)をはじめ、
16名の狂歌師が集まり、当時人気の素材であった化物をお題に、
「百物語」に倣って、百首の狂歌が詠まれました。
本書は、狂歌の基礎知識、各歌の原文・現代語訳・語釈、化物の挿絵を収録。
江戸の化物と狂歌を、楽しみながら知ることの出来る1冊です!

目次

  はじめに

Ⅰ 「狂歌」を知る

 狂歌とその歴史
 狂歌師略伝

Ⅱ 『狂歌百鬼夜狂』をよむ

 天明期の江戸狂歌本出版と『狂歌百鬼夜狂』
 『狂歌百鬼夜狂』書誌解説

Ⅲ 『狂歌百鬼夜狂』本文解説

 序[原文・現代語訳・語釈]
 百ものがたりの記[原文・現代語訳・語釈]
 百首解説

見越入道/雪女/人魂/女の首/離魂病/うしろ髪/山男/切禿/長髪/鬼/山姥/逆柱/毛女郎/楠亡霊/小袖の手/魔風/せうけら/殺生石/さとり/鬼女/油なめ/三目入道/片輪車/古寺/天井の手/船幽霊/壁坐頭/大魔が時/をいてけ堀/だかれ小僧/むじな/姥が火/牛鬼/肉吸/龍灯/牡丹灯籠/川獺/札へがし/木だま/髪切/帯取が池/おさかべ/山鳥/ひゝ/死ね/\榎/猪熊/戸がくし山/もどり橋/古戦場/土蜘/安達原/猫また/海坊主/もゝのけ/骸骨/羅生門/一つ目小僧/化物やしき/うぶめ/実方雀/大あたま/火車/一寸法師/生霊/死霊/大入道/四隅小僧/元興寺/化地蔵/枕返し/迷ひの金/光物/轆轤首/犬神/のつぺらぼう/蜃気楼/幽霊/青女房/青鷺/越中立山/狸/蛇児/逆幽霊/鵺/八幡しらず/皿屋敷/古椿/雨降小僧/なめ女/あやかし/しら児/天狗/文福茶釜/生贄/芭蕉の精/大座頭/釿ぼろ/古井戸/高砂松/金だま 

 跋文[原文・現代語訳・語釈]

  あとがき
  読書案内・参考文献
  執筆者一覧
  化物索引

著者プロフィール

粕谷 宏紀  (

1936年生。日本大学名誉教授。著書に『石川雅望研究』(角川書店、1985年)、『東海道名所図会を読む』(東京堂出版、1997年)、編著に『江戸狂歌本選集』本編全13巻(東京堂出版、1998~2004年)などがある。2011年没。

石川 了  (

1950年生。大妻女子大学名誉教授。著書に『江戸狂歌壇史の研究』(汲古書院、2011年)、編著に『江戸狂歌本選集』本編全13巻(東京堂出版、1998~2004年)、『嬉遊笑覧』全5巻(共編、岩波書店〈岩波文庫〉、2002~2009年)などがある。2014年没。

稲葉 有祐  (

1977年生。立教大学兼任講師。論文に「「句兄弟」再考─その方法と戦略─」(『立教大学日本文学』第96号、2006年)、「湖十系点印付嘱の諸問題─〈其角正統〉という演出─」(『立教大学日本文学』第109号、2013年)などがある。

小林 ふみ子  (

1973年生。法政大学教授。著書に『天明狂歌研究』(汲古書院、2009年)、『大田南畝 江戸に狂歌の花咲かす』(岩波書店、2014年)、『別冊太陽 北斎決定版』(共著、平凡社、2010年)などがある。

高橋 啓之  (

1965年生。日本大学非常勤講師。著書に『落語登場人物辞典』(東京堂出版、2005年)、編著に『江戸狂歌本選集』本編全13巻(東京堂出版、1998~2004年)、論文に「川柳と落語」(『國文學解釈と教材の研究』第52巻第9号、2007年、學燈社)などがある。

長澤 和彦  (

1953年生。元高校教師。論文に「大田南畝と松平定信―天明七年の出会い」(『近世文芸研究と評論』第74号、2008年)、「書肆富田屋新兵衛―安永期の大田南畝と関連して」(『近世文芸研究と評論』第61号、2001年)などがある。

伴野 英一  (

1967年生。防衛医科大学校講師。編著に『新編西鶴全集』全五巻(勉誠出版、2000~2007年)、『新版色道大鏡』(八木書店、2006年)、『江戸吉原叢刊』全7巻(八木書店、2010~2012年)などがある(いずれも共編)。

牧野 悟資  (

1975年生。大妻女子大学非常勤講師。論文に「『雑体詠格略鈔』考―和歌雑体と天保調―」(『国語と国文学』第88巻第5号、2011年)、「『狂歌波津加蛭子』考─石川雅望の狂歌活動再開を巡って」(『近世文藝』第80号、2004年)などがある。

山名 順子  (

1979年生。川村学園女子大学講師。論文に「『雙蛺蝶白糸冊子』についての一考察」(『国文』110号、2008年)、「桑楊庵光著『圃老巷説菟道園』の挿絵―寛政四年版・文政七年版・天保十三年版を比較して―」(『日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成』、2009年)などがある。

吉丸 雄哉  (

1973年生。三重大学准教授。著書に『武器で読む八犬伝』(新典社、2008年)、『式亭三馬とその周辺』(新典社、2011年)、『忍者文芸研究読本』(共編、笠間書院、2014年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。