発行:アルテスパブリッシング
この版元の本一覧
四六判 256ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-903951-00-3 C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年10月
書店発売日:2007年09月29日
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紹介
祝、第6回小林秀雄賞受賞!
村上春樹はなぜ世界中で読まれているのか? デビューから『アフターダーク』までを貫くモチーフとは? なぜ文芸批評家から憎まれるのか? 村上春樹が発する倍音とは? 雪かき仕事はなぜ世界を救うのか? ベストセラー『下流志向』のウチダ教授がハルキ・ワールドの秘密を解きあかす画期的な文学論登場。
「私たちの平凡な日常そのものが宇宙論的なドラマの「現場」なのだということを実感させてくれるからこそ、人々は村上春樹を読むと、少し元気になって、お掃除をしたりアイロンかけをしたり、友だちに電話をしたりするのである。それはとってもとってもとっても、たいせつなことだと私は思う。」(本文より)
目次
はじめに〜ノーベル文学賞受賞のヴァーチャル祝辞
1 翻訳家・村上春樹
極東のアヴァター〜『羊をめぐる冒険』と『ロング・グッドバイ』
すぐれた物語は身体に効く
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読む
お掃除するキャッチャー
翻訳とは憑依することである
2 村上春樹の世界性
「父」の不在
『冬のソナタ』と村上春樹
『冬ソナ』と『羊をめぐる冒険』の説話論的構造
霊的な配電盤について
フッサール幽霊学とハイデガー死者論
After dark till dawn
無国籍性と世界性
パリで「かえるくん、東京を救う」を読む
フランス語で読む村上春樹
太宰治と村上春樹
3 うなぎと倍音
身体で読む
読者のとりつく島
倍音的エクリチュール
うなぎくん、小説を救う
ランゲルハンス島の魔性の女
村上文学における「朝ご飯」の物語論的機能
比較文学とは何か?
4 村上春樹と批評家たち
食欲をそそる批評
村上春樹恐怖症
なぜ村上春樹は文芸批評家から憎まれるのか?
激しく欠けているものについて
詩人と批評家
批判されることについて
ニッポンの小説は再生できるか
5 雪かきくん、世界を救う
村上春樹とハードボイルド・イーヴル・ランド
ハーバーライトを守る人
三大港町作家
アーバンとピンボールの話
三〇〜四〇代の女性に薦める一作──『神の子どもたちはみな踊る』
ふるさとは遠きにありて思ふもの
一〇〇パーセントの女の子とウェーバー的直感について
あとがき
著者プロフィール
内田 樹(ウチダ タツル)
1950年東京生まれ。神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、武道論、映画論。著書に『街場の中国論』(ミシマ社)、『逆立ち日本論』(新潮選書・養老孟司との共著)、『下流志向』(講談社)、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)ほか多数がある。(新潮選書・養老孟司との共著)、『下流志向』(講談社)ほか多数がある。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞を受賞。
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