発行:オフィスエム
この版元の本一覧
A4判 88ページ 並製
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-900918-84-9 C3075
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年05月
書店発売日:2007年05月10日
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紹介
スポーツ医学やスポーツ行政分野で成果を上げている「熟年体育大学」(長野県松本市)は、産官学民による地域健康づくりの画期的プロジェクトです。なぜ熟年体育大学が必要なのか、どんな内容なのか、成果は、自分のまちではじめるには・・・そんな要望に応えた“熟大・虎の巻”です。既刊の『熟年体育大学実践マニュアル』を大幅リニューアルし、注目のインターバル速歩や参加者の反応など最新情報を盛り込みました。
自治体(福祉課・厚生課・体育課など)、医療機関、社会体育分野、企業や団体の健康管理部門など「健康」に携わるすべての方へ。
目次
人の心を通わせる「魔法の言葉」 能勢博
stage1●熟年よ、これからが青春だ!
「熟年」世代こそ輝く世代
健康こそが宝物……忍びよる生活習慣病
丈夫な骨があってこそ……骨粗鬆症の恐怖
老いは脚からやってくる……加齢による体力の低下
心も頭も健康に……中高年のうつ病と認知症
あきらめない心……運動が老いを撃退する
stage2●松本から始まったプロジェクト
産・官・学・民が手をたずさえて…「熟大」のあゆみ
熟大の画期的な成果◎インターバル速歩の誕生
毎日ウォーキングしても体力はアップしない
高齢者こそ積極的な運動トレーニングが必要
インターバル速歩という方法があった!
さらにわかったインターバル速歩の効果
熟大メイトで個人データ管理◎熟大メイトはあなたのトレーニング仲間
地域あげての健康づくり◎IT と「いきいき健康ひろば」のシステム
体力測定/料理教室/データ転送/水中プログラム/ウォーキング
全国に熟大の輪をひろげよう
治療から予防へ◎健康は最大の予防医療
stage3●実践!インターバル速歩
「インターバル速歩」は“メリハリ速歩”
「インターバル速歩」の方法
正しいフォームで
あなたにあったインターバル速歩は?
熟大メイトを使ってインターバル速歩
1. 熟大メイトで持久力を測る
2.どのくらいの速さで、何分間、 週 何回、歩けばいいの?
3.インターバル速歩の具体例
ウォーミングアップとクーリングダウン
ウォーキングの前後に行うストレッチ:上半身/下半身
こんなことに注意して
運動は、その日の体調や天候に合わせて
運動する時の靴/のどが渇く前に給水を
インターバル速歩をする場所
stage4●役立つ!使える!健康づくりの話
熟大メイトがなくても◎自分の体力にあった運動を
未来のための新しい試みが始まっている
1.スーパー人間ドック
2.タンパク質サプリメント実験
3.遺伝子に基づいた運動指導
日常生活のなかでできるカンタン筋トレ
水中グーパー/壁押し腕立て伏せ/片側ずつやってみよう
太もも屈伸/足首でこんにちは/ヒップ・アップ・ポン
背筋でガオーン/ストレッチ1・2/いろんな腹筋
食事から整える生活習慣
大切なのは食事・運動・休息
間違ってませんか? あなたの食事
5 つの要素をバランス良く/ポパイの好物はホウレンソウ!
一日にこれだけ食べよう/楽しく食べることが大事
食べる意欲は生きる力/作ってみよう!毎日の料理
(menu)
土鍋でパエリア!牛乳でカッテージチーズ!
おからバーグ&牛乳入り味噌汁!
中華まん!生鮭の香り汁&糸昆布とさつまいもの煮物
あとがき 信州大学学長・小宮山淳
前書きなど
人の心を通わせる「魔法の言葉」/能勢 博(一部抜粋)
・・・松本市熟年体育大学は、平成9年に当時の市長であった有賀正さんの鶴の一声で始まりました。当初、市主導型だったこの事業は、その後、運営が事業参加者とそのOBの方々にゆだねられ、いわゆる草の根運動として地域に根ざした事業になり、現在では、NPO法人・熟年体育大学リサーチセンター(JTRC)が中心となって、松本市だけではなく近隣の市町村を巻き込み、総勢1,400名の事業に成長しています。何故、この事業がこれほどまで市民の方々に支持されたのでしょうか。
JTRCの理念は「健康増進活動に取り組んでいる自治体,団体,企業などに対して、科学的根拠に基づく健康増進(EBH:Evidence Based Health-promotion)事業を行い,中高年者が生きがいを持ち,楽しく毎日の生活が送れる地域コミュニティの形成に寄与することを目的とする」です。したがって、この理念に賛同される方はどなたでも会員になることができます。今でこそ、たくさんの方々がこの理念に賛同して本事業に参加していいただいているのですが、JTRCの発足当時には「理念に基づく活動」に、随分戸惑った方が多かったようです。なぜなら、皆さん、それまで「まず、組織ありき」の人生に慣れ過ぎていて、急に、各人が中心になって、好きなように「生きがい」、「楽しい地域コミュニティ」のための活動をしなさい、といわれても、どうしてよいかわからなかったのです。
それを解決したのはウォーキングを主体とする「運動」でした。読者の皆さんは、それまで知り合いでなかった人と、1日中一緒に歩いて、同じ景色を見、一緒に食事をするだけで、特に何も話さなくても、親しくなった経験はありませんか。そう、ウォーキングは人の心を通わせる「魔法の言葉」なのです。それによって、それまで別々の人生を歩んできた人たちの心が一つになって新しい活動となり、新しい組織が生まれました。それが、JTRCなのです。
そして、もう一つ新しい組織作りに貢献したのが科学的証拠です。ウォーキングといえども面倒くさいものです。何か口実をみつけてサボりたいのが人情です。でも「努力すれば報われる」ことがわかれば話は別です。なぜなら、それは「生きがい」そのものだからです。それで「どれくらい努力すれば、どんな良いことがあるか」という科学的証拠をJTRCが参加者の皆さんに提供したのです。そこで活躍したのが、本書に出てくる「インターバル速歩」、「熟大メイト」、「e-Health Promotion System」ですが、これらは経産省、厚労省、文科省などの国の大型研究予算で信州大学の研究スタッフがJTRCと協力して開発したものです。毎日のウォーキング量やその効果が瞬時にしてグラフになって表示される、それを仲間と見せ合う、そして将来の効果を予測し合う、これらも人の心を通わせる「魔法の言葉」なのです。・・・以下略
関連リンク
著者プロフィール
能勢 博(ノセ ヒロシ)
信州大学大学院医学研究科加齢適応医科学系独立専攻スポーツ医科学分野教授/NPO法人熟年体育大学リサーチセンター理事長。医学博士。専門は環境衛生学、運動生理学、温熱生理学、運動トレーニング方法の開発。著書に『どんとこい熟年』(監修)『熟年体育大学実践マニュアル』(共著)共にオフィスエム刊などがある。
岡崎 和伸(オカザキ カズノブ)
信州大学大学院医学研究科加齢適応医科学系独立専攻スポーツ医科学分野助教授/NPO法人熟年体育大学リサーチセンター研究アドバイザー。医学博士。専門は運動生理学、環境生理学、特に、中高年の体力・健康づくりのための安全で効果的な運動トレーニング方法についての研究。熟年体育大学における科学的根拠に基づいた運動指導方法の構築のため日々活動している。
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