意志心理学入門自分と向き合う心理学
田嶋 清一
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
この版元の本一覧
新書 232ページ 並製
定価:1,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-88759-577-4 C0211
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年08月
書店発売日:2007年08月20日
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紹介

私たちは、日常で感じるフラストレーションを「嫌なもの」として目をそむけがちだ。しかし、それ自体が悪いわけではない。フラストレーションを「欲求不満」ではなく「自分の見通しが外れた意外感」と捉え直せば、そこに現実が思いがけない「新鮮な切り口」を見せていることに気づく。すなわち、フラストレーションは今の自分のあり方の向こう側への道があることを指し示しているのだ。再評価の機運のあるアメリカ心理学の巨人W・ジェームズによる《意志心理学》に基づく、希望の書。

目次

序章 自分のあり方は選び直すことができる
1 苦しみに向き合う
2 自分のあり方は選び直すことができる——「非力動的な考え方」の提唱 
3 ネズミの実験で私たちの精神生活は説明できない

1章 フラストレーションには選択の余地がある 
1 フラストレーションは「欲求不満」ではない 
2 フラストレーションとは「意外感」だ 

2章 「快」が私たちにとって持つ意味 
1 苦痛や不快も私たちの関心を引く 

3章 自分がそうしたのは感情のせいではない 
1 不満感や不快感は行動のバネになるのだろうか? 
2 行動は「選択」さえすれば起こる 
3 自分がそうしたのは、そうすることを選択したからだ
 
4章 フラストレーションにどう対処するか 
5章 感情が行動の動機になるわけではない 
1 セネカの考え方——「怒りは退けられる心の悪徳」 
2 ジェームズの考え方——「泣くことが悲しみを構成する」 
3 感情を行動の動機に持ち込む現代心理学を批判する 
4 サルトルの考え方——「感情は都合のよい自己正当化だ」 
5 他人も自分も悪者にしない第三の道 

6章 偏見とフラストレーションの悪循環 
1 フラストレーションが偏見を助長する 
2 偏見がフラストレーションを引き起こす 
3 偏見を抱く人はその相手にフラストレーションを感じてしまう 
4 フラストレーションはリアリティに出会う可能性を指し示す 

7章 フラストレーションをどう理解していくか 

8章 どんな状況でも自分のあり方は自分で選べる 
4 強制とは何だろうか 
5 ドイツ強制収容所でも自分のあり方は選択できた 
6 自分のあり方に向き合う 

9章 自分のあり方を選び直すために 
1 都合の悪い現実に向き合う—ジェームズの意志心理学 
3 苦しみと利点の両面から考える 
4 自分のあり方を選び直す——意志心理学の方法 
 
10章 意志心理学の実践の具体例

著者プロフィール

田嶋 清一(タジマ セイイチ)

1978年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程心理学専攻単位取得満期退学。神奈川県大和病院精神科カウンセラー、立正大学教養部非常勤講師を経て、91年より東京都信用金庫健康保険組合健康管理センター健康相談室カウンセラー、92年より田嶋心理教育相談室主宰。2004年より東京福祉大学社会福祉学部教授。著書に『人間関係の心理学』(共著、誠信書房)『感情と人間関係の心理』(共著、川島書店)がある。

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