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寝盗る女 (下) マーガレット・アトウッド(著) - 彩流社
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寝盗る女 (下) (ネトルオンナゲ)
原書: The Robber Bride

文芸
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発行:彩流社
四六判
縦195mm 横135mm
444ページ
上製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-88202-511-5   COPY
ISBN 13
9784882025115   COPY
ISBN 10h
4-88202-511-6   COPY
ISBN 10
4882025116   COPY
出版者記号
88202   COPY
Cコード
C0397  
0:一般 3:全集・双書 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2001年9月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2020年8月31日
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紹介

“魔性の女”ズィーニアの正体は?──人生を弄ばれた、三人の女性に執拗に取り憑くズィーニアの影が、再び三人を危機に追い込む。その結末は……。
──アトウッド自身「自分の作品の中でも、いちばん翻訳しにくいかもしれない」という翻訳者泣かせの労苦にもかかわらずやってこられたのは、作品の面白さである。アトウッドの手法はユニークである。推理小説ではないが、次に話がどう展開するのだろうか、と読者を先に急かせるサスペンスがある。読み手側がこうなるのではないか、と思いながらもとんでもないどんでん返しがある。結末についてはなかなか分からない。エンターテイメント的要素もあるが、心理描写はさすがで、哲学もあり、知的小説である。暗いテーマを扱いながらも、辛味の効いたウイットとユーモアで軽みをだす。さすがである。彼女の中では物語が枯渇するということがないのではないかと思う。(「訳者あとがき」より)

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

マーガレット・アトウッド  (アトウッド,マーガレット)  (

Margaret Atwood
1939年カナダのオタワに生まれる。
オンタリオ北部やケベックで少女時代の大半を過ごし、
トロント大学に入学、ノースロップ・フライのもとで英文学を学ぶ。
その後、ケンブリッジ、ラドクリフ大学で英文学修士号を取得。
さらにハーバード大学大学院で学んだ後に、
カナダ各地の大学で教鞭を執る。
処女詩集『サークル・ゲーム』でカナダ総督文学賞を受賞。
詩、長編、短篇小説から評論、児童書まで幅広く活動する。
詩集『スザナ・ムーディーの日記から』(1970)、
小説『食べられる女』(1969)、『浮かびあがる』(1972)、
『侍女の物語』(1985)『Alias Grace』(1996)などで
世界各国の文学賞に輝く。
最新作『The Blind Assassin』(2000)でブッカー賞を受賞。
評論集『サバイバル』(1972)ではカナダ文学とは何かを
正面から問いかけた。
邦訳書に
『獄中シェイクスピア劇団 (語りなおしシェイクスピア 1
 テンペスト)』(鴻巣友季子 訳、集英社、2020年)、
『洪水の年 上・下』(佐藤アヤ子訳、岩波書店、2018年)、
『テント』(中島恵子・池村彰子 訳、英光社、2017年)、
『キャッツ・アイ』(松田雅子、松田寿一、柴田千秋訳、
 開文社出版、2016年)、
『負債と報い――豊かさの影』(佐藤アヤ子訳、岩波書店、2012年)、
『死者との交渉―作家と著作』(中島恵子訳、英光社、2011年)、
『オリクスとクレイク』(畔柳和代訳、早川書房、2010年)、
『またの名をグレイス 上・下』(佐藤アヤ子訳、岩波書店、
 2008年、岩波現代文庫、2018年)、
『ペネロピアド(THE MYTHS)』(鴻巣友季子訳、角川書店、2005年)、
『良い骨たち+簡單な殺人』(中島恵子訳、北星堂書店、2005年)、
『カンバセーション アトウッドの文学作法』
(加藤裕佳子訳、松籟社、2005年)、
『ほんとうの物語』(内田能嗣 訳、多湖正紀・山本紀美子 共著、
 大阪教育図書、2005年)、
『昏き目の暗殺者』(鴻巣友季子訳、早川書房、2002年、
 ハヤカワepi文庫化:上・下巻、早川書房、2019年)、
『闇の殺人ゲーム』(中島恵子訳、北星堂書店、2002年)、
『寝盗る女 上・下』
(佐藤アヤ子・中島裕美 共訳、彩流社、2001年)、
『マーガレット・アトウッド短編集』
(Alan Turney編、久慈美貴 注釈、ロングマン・ジャパン、1998年)、
『食べられる女』(大浦暁生訳、新潮社、1996年)、
『サバィバル』(加藤裕佳子訳、御茶の水書房、1995年)、
『Sudden fiction (2)』(「ハッピー・エンド」 Happy Endings 収録。
 ロバート・シャパード 著、ジェームズ・トーマス 訳、柴田元幸 著、
 文芸春秋(文春文庫)、1994)、
『ファミリー・ポートレイト―記憶の扉をひらく一枚の写真』
(「偉大なる叔母たち」 Great Aunts収録。キャロリン・アンソニー編、
 松岡和子・前沢浩子訳、早川書房、1994年)、
『浮かびあがる』(大島かおり訳、新水社、1993年)、
『青ひげの卵』(小川芳範訳、筑摩書房、1993年)、
『スザナ・ムーディーの日記』(平林美都子 他訳、国文社、1992年)、
『侍女の物語』
(斎藤英治訳、新潮社、1990年→ハヤカワepi文庫、早川書房、2001年)、
『ダンシング・ガールズ マーガレット・アトウッド短編集』
(岸本佐知子訳、白水社、1989年)、
『描かれた女性たち 現代女性作家の短篇小説集(SWITCH LIBRARY)』
(「急流を下る」 The Whirlpool Rapids収録。
 マーガレット・アトウッド・アリス マンロー・アン ビーティ 他著、
 岸本佐知子 他訳、Switch編集部編、
 スイッチ・コーポレーション書籍、1989年)などがある。

佐藤 アヤ子  (サトウ アヤコ)  (

明治学院大学文学部助教授。
日本カナダ文学会役員。明治学院大学大学院博士課程修了。
ブリティッシュ・コロンビア大学客員研究員(1991-1993)。
著書に
『J.D.サリンジャー文学の研究』
(繁尾久・佐藤アヤ子 共編、東京白河書院、1983年)があり、
訳書に
『洪水の年 上・下』
(マーガレット・アトウッド 著、佐藤アヤ子訳、岩波書店、2018年)、
『負債と報い――豊かさの影』
(マーガレット・アトウッド著、佐藤アヤ子訳、岩波書店、2012年)、
『またの名をグレイス 上・下』
(マーガレット・アトウッド著、佐藤アヤ子訳、岩波書店、2008年、
 岩波現代文庫、2018年)、
『孤児のミューズたち』(ミシェル・マルク・ブシャール著、
 リンダ・ガボリオ・佐藤アヤ子訳、彩流社、2004年)、
『寝盗る女 上・下』(本訳書、マーガレット・アトウッド著、
 佐藤アヤ子・中島裕美 共訳、彩流社、2001年)、
『ドライリップスなんてカプスケイシングに追っ払っちまえ』
(トムソン・ハイウェイ著、佐藤アヤ子訳、而立書房、2001年)、
『同一性の寓話―詩的神話学の研究』
(ノースロップ・フライ著、駒沢大学N.フライ研究会 共訳、
 法政大学出版局、1984年)、
『サリンジャー作品集〈6〉一九二四年、ハプワースの16日目・
 サリンジャー文学の世界』(共訳、東京白川書院、1981年)
などがある。

中島 裕美  (ナカジマ ヒロミ)  (

攻玉社高等学校教諭。
明治学院大学非常勤講師。明治学院大学大学院博士課程修了。
訳書に
『寝盗る女 上・下』(本訳書、マーガレット・アトウッド著、
 佐藤アヤ子・中島裕美 共訳、彩流社、2001年)。

上記内容は本書刊行時のものです。