幻想と怪奇の時代
紀田 順一郎
発行:松籟社
この版元の本一覧
四六判 272ページ 上製
定価:2,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87984-250-3 C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年03月
書店発売日:2007年03月26日
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紹介

本書は、1960〜70年代、日本においてほとんど認知されていなかった怪奇幻想小説(ホラー、ファンタジーetc)を我が国に根付かせるべく奮闘した、パイオニアたちの記録である。
自ら幻想書林に分け入り、師匠・平井呈一に叱咤され、盟友・大伴昌司+桂千穂と励まし合い、後継者・荒俣宏の情熱にうたれた、著者の熱き時代の回想録+評論集。
雑誌The Horror、「幻想と怪奇」の挫折、「世界幻想文学大系」の大成功……日本における怪奇幻想文学ジャンルの草創期の熱気を余すところなく伝える。

目次

第Ⅰ部 幻想書林に分け入って
 わが最初の境界
 限られたマイナーな領域
 『黒魔団』を読む女性
 大伴昌司とホラー・セミナー
 いまだに忘れない収集の苦心
 天のときに恵まれた企画
 失敗に終わった雑誌
 輝ける邪悪の天球儀
 円環を閉じるにあたって

第Ⅱ部 幻想と怪奇の時代
 恐怖小説講義
 ゴシックの炎
 ゴシック・ロマンスとは何か
 ホーレス・ウォルポール——オトラントまたは夢の城
 メアリー・シェリー——造物主または闇の力
 エドガー・アラン・ポオ——神話の創造と崩壊0
 “もう一つの夜”を求めて
 『M・R・ジェイムズ怪談全集』解説
 日本怪奇小説の流れ
 (付録)密室論

あとがき

著者プロフィール

紀田 順一郎(キダ ジュンイチロウ)

評論家、作家。1935年、横浜市に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業。
書物論、情報論、近代史などを専門として評論活動を行うほか、創作も手がける。
主な著書に、『紀田順一郎著作集』全八巻(三一書房)、『書林探訪』、『読書三到』、『戦後創成期ミステリ日記』(いずれも松籟社)、『日記の虚実』(筑摩書房)、『二十世紀を騒がせた本』(平凡社)、『名著の伝記』(東京堂出版)、『日本博覧人物史』(ジャストシステム)、『東京の下層社会』(筑摩書房)、『日本人の諷刺精神』(筑摩書房)、『第三閲覧室』(新潮社)、『古本屋探偵の事件簿』(東京創元社)など。訳書として、『M・R・ジェイムズ怪談全集』(東京創元社)がある。

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