今日一日だけ生きてみよう
卯月タラ
発行:雲母書房
この版元の本一覧
四六判 219ページ 上製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87672-140-5(4-87672-140-8) C0011
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年09月
書店発売日:2003年09月10日
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※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます
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紹介

卯月タラさんは、幼少時における両親とのギクシャクとした関係、学生生活での教師の無責任な態度などたび重なる失意の中で生じた心の病を抱えながら、長い人生を歩んで来られました。また二人のお子さんもそれぞれ不登校のまま今日にいたっています。そうしたご自身の境遇や子育てのもどかしさ、さらに夫の自殺と大変な毎日を送りながら、一方では『多摩不登校親の会』にて、同じような境遇の子どもたちを支えていく活動をされてこられました。
 この本はそこでの会報誌に連載されたものです。出版のきっかけは、引きこもり・少年犯罪など教育評論の分野で第一人者である芹沢俊介氏の講演会だったそうです。そこで、『多摩不登校親の会』や会報誌、またご自身のことについて話をする機会があり、卯月さんの連載や生き方に感銘を受けた芹沢氏より小社へ出版の依頼があり刊行することとなりました。
 また、精神科医の高岡健氏より、ー卯月タラとは誰かーという解説を巻末にいただいています。高岡氏は『孤立を恐れるな!』(批評社)、『人格障害論の虚像』(雲母書房)などで、精神医学用語を欧米より輸入するだけですましている、今日の精神医学界へ疑問を投げかけ話題を呼んでいます。
 本の内容は、不登校の息子と娘との関わりを中心に綴っています。著者は不安定な心の病に苦しみながらも、凛とした不登校や差別に対する見解を述べ、卑下することなく、ありのままを受け入れていく姿勢、“生きる”ということの最小でありながらも最大であること、“幸せ”をキチンと見つめています。そして読み進むうち、流されがちな生活の一つひとつを取り戻してくれるかのように、私たちに語りかけてくるエッセイです。
 



目次

1章 見えない支え
2章 夫の死
3章 足を踏まないで
4章 「私自身」へのシフト
【解説】卯月タラとは誰か/高岡健

版元から一言

朝起きて、午前中に洗濯ができる幸せ。
布団の中じゃなく、
子どもとかかわれる幸せ。
ゴハンが作れる幸せ。
大切なのは起きていられること、
子どもと(少しは笑顔で)会話が交わせること、
最低限のレベルでいいから
日常生活が回せること。
強くなりたいよ。
パワーゲームに勝つ強さじゃなくて、
自分の重さに耐え、立っていられる強さ、
それがほしい。
人には立ち上がる力がそなわっていて、
それに寄り添うことしかできないの。 
                              ー本文よりー
 
 
不登校の子を持つ親、心の病を持つ方々、そしてひとりでも多くの“お母さん”に読んでいただければと願っています。と言いますのも、著者を支えるものは子どもから親へ、親から子へという相互性の“母”という立場であり、何よりも著者自身がそのことを生きることの最小限、最大限のこととして大切にされているからです。
 

著者プロフィール

卯月タラ(ウヅキタラ)

神奈川県出身、かに座、O型。一男一女との三人暮らし。多摩不登校親の会のメンバー。井上トロとモモちゃんとBlytheをこよなく愛する。人や物事のありのままを受け止め、受け入れる広い心を持てるよう修行中(?)。

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