わかる!使える!会話する英文法Q&A
小林 敏彦, Shawn M. Clankie
発行:語研
この版元の本一覧
四六判 232ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87615-133-2(4-87615-133-4) C0082
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年06月
書店発売日:2006年06月27日
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紹介

《はじめに》
 本書は語研ネイティブ英語シリーズの第6弾です。日本人英語学習者が間違えやすい、または誤解している口語英語の文法・語法・語彙に関する200項目をQ&A形式で簡潔に解説し、さらに力試しに口頭で英作文をするというユニークな英文法のやり直し学習書です。これまでの5冊と異なり、英語のネイティブとの共著となり、第二言語話者の視点と母語話者の直観を融合させてパワーアップした自信作です。
 本書には3つの目的があります。まず第1に、日本語母語話者が英語を学習する際、または実際に使用する場面で犯しやすい誤りを特定することです。著者の長年の主観的・客観的観察から得たデータを基に、最終的に200項目を収録しました。この中には、受験英語や学校の授業でよく強調される重要項目も含まれていますが、これまでほとんど指摘されたことがなかった項目が数多く扱われています。また、日本語母語話者だけでなく、世界の多くの英語学習者、さらには英語のネイティブスピーカーでさえ犯している誤りも含まれます。
 第2に、教室で学ぶ英語と実際にネイティブが日常使っている英語との違いを明確にし、現実に沿った英語学習に目を向けることです。教室で学ぶ文法・語法・語彙と、実際のネイティブの会話に見られる文法・語法・語彙が異なることは以前から指摘されており、改善されつつあります。しかし、ほとんどメスが入れられていない領域として、日本の教育現場で教えられる文法と語法がイギリス英語を偏重してきたという事実です。例えば、中学校で現在完了の経験を教えるときに、「〜に行ったことがありますか」はHave you been to ...?であると教え、Have you gone to ...?は結果を表すので経験には使えないと断定されています。実際には、米語ではHave you gone to ...?も用いられています。本書では、このような学校英語と実際の英語のギャップを埋め、同時に米語とイギリス英語の違いを示すことに努めました。
 第3に、これまで学校ではあまり強調されてこなかった、またはネイティブですらうまく説明できないコミュニケーション上の重要な項目に光を当て、解説することです。例えば、次の対話文を見て、Bの応答として適切な語を( )から選んでみてください:
  A:Do you believe what he said ?
  B:Yes, I believe (it / that / so).
 一見簡単なように見えますが、正解はitまたはthatです。soは使えません。I Believe so.は日常的によく使われる定型表現ですが、なぜDo you believe what he said ?に対する応答としては使えないのでしょうか。本書は、このように簡単そうに見えて説明が難しい項目も解説しています。
 本書は、少しでもユーザーフレンドリーな学習書を目指し、大学で授業の一部として使用した際に学生から受けた質問や指摘に基づいて1年間修正を繰り返してきた、いわば現場を経て完成した教材です。また、読者の立場からの視点を重視し、完成原稿の段階で道西隆侑さん、小亀正人さん、浅野美紀子さんにはモニターとして一定期間使用してもらい、さまざまな意見を頂戴しました。最後に、本書の構成や収録項目について株式会社語研の奥村民夫氏にご助言をいただきました。この場を借りて心より深くお礼を申し上げます。

 北に一星あり 小なれど その輝光強し


国立大学法人小樽商科大学大学院ビジネススクール助教授 小林敏彦
国立大学法人小樽商科大学言語センター助教授 Shawn M. Clankie

関連リンク

英文法ポケットガイド
TOEIC TESTパーフェクト英文法
会話する英文法Q&A
ネイティブでも間違える英語表現【A-Z】
音読でマスターする英文法
語研から刊行されている小林敏彦先生の教材一覧(外部サイト)
語研のホームページ

著者プロフィール

小林 敏彦(コバヤシ トシヒコ)

 小樽商科大学商学部経営法学コース卒(大谷良雄ゼミ:国際法専攻)、ハワイ大学マノア校大学院英語教育研究科修了(MA in ESL)、ハワイ州会議通訳者免状(同時・逐次)取得。ハワイ大学日本語講師を経て、現在、国立大学法人小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(OBS: Otaru Business School)助教授。担当は「上級ビジネス英語」。
 TESOL学会、大学英語教育学会(JACET)、映画英語教育学会(ATEM)、時事英語学会(JACES)会員。柔道2段、コバ英語ジム(KEG: KOBA English Gym)主催、オーナー兼コーチ。
 趣味は洋画と筋トレ。著書に『VOA英語ニュース・リスニング初挑戦』『ニュース英語パワーボキャビル4000語』『日常英会話ネイティブ表現』『日常英会話ネイティブの公式』(以上、語研)、『外国人の先生と話そう』(大修館書店)、『映画英語教育論』(スクリーンプレイ社)、『私たちの地球と健康』(成美堂)ほか多数。主要論文に、“Native and Non-native Reactions to ESL Compositions”(TESOL Quarterly,vol.26, No.1, Spring 1992)がある。

Shawn M. Clankie(クランキー,S(ショーン) M)

 米国南イリノイ大学フランス語学科(B.A.)卒、南イリノイ大学大学院TEFL修士課程修了(M.A.)、ケンブリッジ大学大学院言語学修士課程修了(M.Phil.)、ハワイ大学大学院言語学博士課程修了(Ph.D.取得)。ハワイ言語学学会(LSH)前会長、北海道国際ビジネス協会(HIBA)前会長。現在、小樽商科大学言語センター助教授。
 著書に『私たちの地球と健康』(成美堂)、A Theory of Genericization on Brand Name Change (Edwin Mellen Press)、TESOL Journal、Journal of Information Ethics、その他の論文。Time、The Japan Times、Honolulu Advertiser、Verveその他記事投稿多数。URL: http://www.otaru-uc.ac.jp/~shawn

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