発行:アールズ出版
この版元の本一覧
四六判 192ページ 並製
定価:1,300円+税 総額を計算する
ISBN978-4-86204-067-1 C0033
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年04月
書店発売日:2008年04月04日
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紹介
マネー教育なんて必要ない? いいえ、子どもが将来、借金まみれにならないために、しっかり自立するために、夢をかなえるために……やらねばならないのです。
マネー教育というと、拝金主義者や成金を養成するのではないかと勘違いする人もいるようですが、まったく違います。
今の子どもたちは、生まれたときからたくさんのおもちゃや食べ物に囲まれ、とても恵まれています。そして、それが当たり前になっています。では、そんなお金を使うことしか学んでいない子が、社会人になったらどうなるでしょうか? 消費者金融やカードのキャッシングが身近な存在になっている昨今、借金生活に突入するのは火を見るより明らかです。また、学生生活が終わりいざ社会に出たとき、何をしていいのかわからない、何になりたいかわからないという若者が増えていますが、それにもやはり今の恵まれた時代背景が少なからず影響を及ぼしています。つまり、貧しい時代から裕福な時代へと移り変わり、昔は必要のなかったマネー教育がやらねばなるぬ教育のひとつとなったのです。
本書は、お金のプロ、ファイナンシャル・プランナーがわが子に実践している「マネー教育」の実録本です。おこづかいの渡し方から、投資教育、起業家教育まで、大いに参考になる内容となっています。
目次
第1章 おこづかいのあげ方ひとつで子どものお金力が格段にアップする
買い物ごっこは、マネー教育を始める絶好のチャンスです。お金の種類、数え方がわかるようになったら、おこづかいをスタートさせよう(柳澤美由紀)
身の丈にあったお金の使い方ができる子に/買い物ごっこは、マネー教育の第一歩/クイズ形式でお金の種類と数え方を教える/おこづかいはお金の使い方、活かし方を教えてくれる最高の教材/1日105円(100円+消費税)のおこづかいでお金の基礎が驚くほど身につく/欲しがるものをすべて与えていたのではおこづかいの意味がない/お金の使い方や計算は体験の中で教えるのがいちばん!/おこづかい制がうまくいかなかったときは/親の財布からお金をくすねた子を発見! あなたならどうしますか?/コンビニの店員さんは1時間働いていくらもらえると思う?/親子でフリマ初体験。息子が値段を付けた商品の売れ行きは……/「金銭管理=おこづかい帳」ではない。無理強いは禁物です/お金の貸し借りは親子間でもきっちりと/子どもの失敗を逆手にとって教えよう/初めは失敗した募金体験 今は自分の意思でやっています/中学生までに教えておきたい税金と運用
第2章 よく考えてお金を使う習慣づけ─これは“投資教育”です
今やボーダーレス時代。世界経済を生き抜くために、自立のために投資教育は必要不可欠(森田久美子)
投資教育は、将来子どもが自立して夢をかなえるために必要な教育/子どもはいつからお金に目覚めるのか?/やりくり上手な子どもにするために/自ら考え、行動する力を育てるために/平日と土曜日とでは、どうして値段が違うの?/消費教育の絶好の場、デパ地下へ行こう!/知らぬは親ばかりなり、「株」はアニメにも登場/株ってなに? 儲かるってホント?/実体験でリスクを実感、「習うより、慣れろ」も必要/投資教育は精神面の鍛錬にもなる/東京証券取引所で学んだこと/子どもと一緒に預金口座を開設してみよう/学校で金融・経済教育は難しい?/百聞は一見にしかず…実感教育に勝るものはない
第3章 お金に振り回されない心を持ってほしい…自立心を育む起業家教育プログラムがおもしろい!
自ら考え行動する、失敗を恐れず行動する、その精神を教えるのが起業家教育。将来が保障されていない今こそ、起業家教育を(平山寛子)
職業観を養う、お金の流れがわかる教育プログラムはないか/お土産を考案し、製造して、実際にお客さんに販売/社長は意外と地味な役割だ/資源ごみを価値あるものに。会計責任者に挑戦/旅行ツアー企画に挑戦/マネー教育は発達に応じてするもの/10年後の大人たちのためにマネー教育を
巻末 マネー教育カレンダー…毎月、着実にマネー力をアップさせよう
4月 おこづかいを始めよう/5月 買い物体験をしよう/6月 読書をしよう/7月 お金や物を大切にしよう/8月 夏休みは、社会に飛び出そう!/9月 お金の基本を学ぼう/10月 経済のしくみを身近に感じよう/11月 会社ってなに? 株式ってなに?/12月 社会や他人のためにお金を使おう/1月 将来のことを考えよう/2月 貯蓄や銀行のしくみを理解しよう/3月 予算づくりをしてみよう
前書きなど
はじめに
今の子どもたちは、物質的にとても恵まれています。
レストランで食事をするとサービスでおもちゃがもらえたり、病院ではシールや塗り絵をくれたりします。デパ地下に行けば美味しい食べ物を試食できるし、誕生日やクリスマスなど、毎年たくさんのプレゼントがもらえます。子どもたちの周りにはモノや食べ物が常にあふれていて、ゲームセンターや遊園地、テーマパークなど、子ども自身で創意工夫しなくても楽しく遊べる場所がいっぱいです。
でもこれは、子どもにとって不幸なことです。
生まれたときからたくさんのおもちゃや食べ物に囲まれていると、その生活が当たり前になってきます。家庭で意識して教育しなければ、日々の生活に対する感謝の気持ちや、いただいたモノを大切にする心を育むことはできません。
幼い頃からお金を使う遊びしかやっていない子が、社会人になって限られた収入の中でどうやってやりくりをするのでしょうか。使うお金以上の収入を得られればいいですが、そうでなければ借金生活に突入です。テレビCMや路上で配布するティッシュペーパーなどで消費者金融やカードのキャッシングが身近な存在になっていることを考えると、浪費癖というのはたいへん怖いものだといえるでしょう。
そんな時代に欠くことのできない教育、それが「マネー教育」です。
マネー教育というと、拝金主義者や成金を養成するのではないかと勘違いされている人もいるようですが、まったく違います。
マネー教育とは、子どもたちに「たくましく生きる力」を与えるための教育です。
終戦後のように日本全体が貧しかったときには、親が一生懸命働いていることを子どもは肌で感じることができました。お金は働いて得るものだということを、自然と理解することができました。しかし豊かになった現代では、親が意識して教育していかなければ、子どもたちに生きる力を伝えることはできません。
・ モノを大切にすること
・ 限られた収入で楽しく暮らすこと
・ お金はふってわいてくるものではなく、仕事などによって得るものであること
・ 仕事はお金を得るためだけでなく、生きがいにもつながるということ
・ 他人からお金を借りたら、利息を付けて返さなければいけないこと
・ お金でお金を増やす方法を身につけること(=資産運用)
これらはすべて、身につけておくとたいへん重宝するものですが、簡単に身につくものではありません。子ども時代の家庭教育とさまざまな失敗・成功体験によって、長い年月をかけて習得していくものです。お金にまつわるトレーニング(マネー教育)を毎日続けることによって、わが子が生きがいとなる仕事を見つけることができ、無理なくお金を貯められる人になれたらサイコーですね。
この本は、わが子にマネー教育を実践している女性ファイナンシャル・プランナー3名によって作りました。巻末は、お金教育サイト「キッズ・マネー・ステーション」の協力を得ています。
おこづかいなどを通じてお金のしくみや「やりくり(家計管理)」を覚え、株式投資などを通じて経済を体感し、起業家教育などによって経営センスを身につける。そんなことができる1冊となっています。ぜひ、ご活用ください。
版元から一言
私にも小学1年生になる娘がいますが、じつはこの本に携わるまで「マネー教育」という言葉は知っていても、実際にどんな教育を行うのか、それを行うことによってどんな効果があるかなどはまったく知りませんでした。正直いうと、「ちょっとお金に強くなるくらい」にしか思っていませんでした。
それが企画段階で著者の先生たちの話しを聞くうちに、とんでもない勘違いをしていたことに気づきました。やりくり上手になるやお金に振り回されないようになるはもちろんのこと、精神的にタフな人間に育てるというところに主眼が置かれていたのです。
イジメ、ニートなど青少年の問題が後を絶ちません。こんな時代だからこそ、「強い心をもった人間に育ってほしい」と願うのは私だけではないでしょう。では、そのために何をなすべきか。その答えが、本書にはあります。ぜひ、ご一読ください。
関連リンク
著者プロフィール
柳澤 美由紀(ヤナギサワ ミユキ)
CFP/1級ファイナンシャル・プランニング技能士。WAFP関東(女性ファイナンシャル・プランナーの会)理事。関西大学卒業後、広告代理店、独立系FP会社などを経て、2006年4月に女性CFP?(竹下さくら、中村薫、柳澤美由紀)3名で「なごみFP事務所」を設立。金融機関に属さない中立な立場で、お金にまつわる情報をわかりやすく伝えることをモットーにしている。著書は「運用以前のお金の常識(講談社)」など。
森田 久美子(モリタ クミコ)
CFP/1級ファイナンシャル・プランニング技能士。(財)住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引主任者。小学4年生、中学1年生の娘2人。Gデザイナー・コピーライターとして広告制作会社、デザイン専門学校講師を経て広告代理店へ勤務。出産退職後にFP資格を取得して、主に女性向けのセミナーやコンサルティング、子どもの経済教育を中心に活動中。幅広い年代を対象に親しみやすいFPを目指している。
平山 寛子(ヒラヤマ ヒロコ)
CFP/1級ファイナンシャル・プランニング技能士。小学6年生の息子と中学3年生の娘がいる。大手証券会社で個人向け資産運用コンサルティング業務を経験。結婚退職後ファイナンシャル・プランナー資格を取得。主婦向けのセミナーを開催。フリーペーパー『ザ・ファミリー』で家計簿診断を連載。親子のための金銭教育セミナーを首都圏中心に開催。中学校でキャリア教育の授業を担当。現在は、起業家精神の育成を支援する、NPO法人マイビジョンの理事。起業家教育全国大会運営に携わる。
キッズ・マネー・ステーション(キッズ・マネー・ステーション)
株式会社イー・カンパニー代表取締役、ファイナンシャル・プランナーである八木陽子が主宰する会員制【お金教育】総合サイト。親子で「お金」と「仕事」を学ぶためのコンテンツが豊富。会員になると、オリジナルマネー教育カリキュラムや、「海外のマネー教育」「この職業になるには」などの読み物をログインして閲覧できたり、ファイナンシャル・プランナーにメール相談、会員限定メルマガを購読できる。
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