財田川夏物語
伊藤健治
発行:吉備人出版
この版元の本一覧
A5判変型 96ページ 上製
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-86069-161-5 C0093
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年03月
書店発売日:2007年03月15日
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紹介

11歳の少年の身体は壊れはじめた。筋ジストロフィーの著者が死の直前に書いた切なくも美しい珠玉の自伝小説。
昭和32年夏。穏やかな田園地帯に囲まれた小さな町、そしてその町を流れるひと筋の川。そこに生きる人々の人間模様を病魔に冒された少年の目を通して描く。女性的なるものへの淡い思慕と忍び寄る死の予感。哀切と叙情の織りなす少年の世界…。
第41回香川菊池寛賞受賞作品。

著者プロフィール

伊藤健治(イトウ ケンジ)

1946(昭和21)年3月10日香川県三豊郡山本町(現三豊市)財田西で生まれ。第41回香川菊池寛賞受賞者、四国新聞社客員論説委員。2006年3月1日、くも膜下出血のため59歳で死去。塾講師の傍ら、筋ジストロフィー患者としての体験をベースに、医療、文芸など幅広い分野でエッセーや論文を発表。2003年から四国新聞社客員論説委員。2006年2月には、難病を抱える少年の成長を描いた初めての小説「財田川夏物語」で、第41回香川菊池寛賞を受賞したばかりだった。
●年譜
1946(昭和21)年3月10日 香川県生まれ。
小学校5年生のとき、幼い頃からの病が「進行性筋ジストロフィー」とわかる。中学生のとき、自力での歩行が困難となる。(学友などに背負われたりしながら助けられ、充実した中学校、高校生活をおくる)
1961(昭和36)年 観音寺第一高等学校入学
1964(昭和39)年 同校卒業
卒業後、英語塾を始める。私塾のかたわら、子供に関わり合う現場からの声、筋ジス患者としての自らの体験をベースにした「医療」や「教育」の論文・エッセイに取り組む。
1977(昭和52)年 筋ジストロフィー児の会を友人と設立
1983(昭和58)年【毎日21世紀賞特選】受賞 論文「魂のキャッチ・ボールを求めて」
毎日新聞社主催〈人間とコミュニケーション〉
1984(昭和59)年【厚生大臣賞】受賞 論文「医療へのまなざし」
読売新聞社・日本医師会主催〈一億人の医療体験記コンクール〉
1984(昭和59)年〜1985(昭和60)年 Japan America Institute of Management Science(ハワイ ホノルル:日米経営科学研究所)に留学。(国際コミュニケーション学科、アメリカ文化を専攻)
1988(昭和63)年 カリフォルニア大学ゼミに参加の後、アメリカを車いすで旅し、様々な人とふれあう。アメリカ紀行をエッセイとして四国新聞に掲載13回「晴れ時々車いす 〜、∮∑√」
1988(昭和63)年 入選 エッセイ「ぼくの仕事場はおウチです」
ライフ・サイエンス社主催〈エッセイ・随筆いきがい仕事〉
1992(平成04)年 【毎日21世紀賞】入選 論文「成熟化社会へのアプローチ」
毎日新聞社主催〈人間と教育〉
1992(平成04)年 入選 論文「ホモ・ペイシェンスの視座から」
健康保険組合・毎日新聞社主催〈医療の未来を考える〉
1992(平成04)年 入選 論文「Bussing Across Cultures」
JAIMS JOURNAL(アメリカ) 異文化との出会い
1993(平成05)年 NHK四国人間あいらんどに出演 番組名「車いすとんだ」
1993(平成05)年 NHK列島リポートに出演 番組名「車いすでもとべるんだ」
1995(平成07)年 朝日新聞にコラムを連載
2001(平成13)年 講演活動=車いすでの活動、教育、福祉問題について、看護学校、中高校、大学などでの講演は30回を超える。ホスピスワーカ=緩和ケア病棟にて患者との対話や音楽を通し、生きる意識や感動を与えるホスピス活動を続ける
2003(平成15)年 四国新聞社 客員論説員として「論点香川」に執筆
2004(平成16)年 中條文化振興財団賞】受賞
2006(平成18)年 小説「財田川夏物語」で【香川菊池寛賞】受賞
2006(平成18)年3月1日 くも膜下出血で急逝、満59歳と11ヶ月であった

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コメントとトラックバック 1件 »

  1. 伊藤さんとの出会い。…

    十六年ほど前のことだったそうな。あるボランティアグループの機関誌にタケシが投稿した文章を見て、突然かかってきた電話。はつらつとしたでかい声の主は伊藤さんだった。同じ (more…)

    トラックバック by 我輩はくろしゃむである — 2007/3/21 水曜日 @ 21:09:23

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