発行:批評社
この版元の本一覧
A5判 480ページ 並製
定価:3,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0451-5(4-8265-0451-9) C3033
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年11月
書店発売日:2006年11月13日
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紹介
1990年のソ連・東欧の崩壊によってマルクス経済学は破綻したのか? 中国は、「社会主義国」なのか、それとも資本主義国なのか? Communismは「共産主義」ではなく共同体主義ではないのか? その共同体には人間以外のさまざまな生物も棲息するが、あらゆる生物がバランスよく棲息するためには、どのような社会システムがのぞましいのか? それは資本主義か、それとも新たな社会システムを模索するなかでつくりだされるものなのか?
1960年代、マルクス経済学の世界を席巻した宇野理論は、旧左翼の硬直化した『資本論』理解の枠組みを解体し、新たな経済学方法論の理論的体系を確立したといえる。宇野理論の特徴をなす経済学方法論は、原理論を基礎に段階論を踏まえて第二次大戦以降を現状分析の対象として位置付けるものだが、これは資本主義を類型化した枠組みに当て嵌めようとするもので、この方法によっては複雑化した現代資本主義分析は不可能であるとして異を唱え、独自の方法論−世界資本主義が非資本主義的世界を資本主義的に世界市場編成していく過程を内面的に叙述する方法−を展開したのが岩田弘の世界資本主義論である。はじめは鈴木鴻一郎の経済学大系のなかに位置づけられてスタートしたが、宇野理論が徐々に変質していくなかでソ連邦の崩壊を真摯に受け止め、マルクス経済学の再生に向けて渾身のエネルギーを込めて書き下ろした論考が本書第1部である。
目次
世界資本主義増補版の刊行にあたって/第1部 新情報革命・新産業革命と新資本主義の登場/第1章 二つの世界戦争とその戦後産物としての現代資本主義/第2章 新産業革命の開始と現代資本主義の分極化/第3章 『資本論』体系の今日的意味を問う/第2部 『資本論』体系と資本主義/第1章 資本主義の世界性と『資本論』体系/第2章 世界市場と資本主義的生産/第3章 価値法則と生産価格/第4章 株式資本と金融資本/第5章 帝国主義と現代資本主義/あとがき
関連リンク
著者プロフィール
岩田 弘(イワタ ヒロシ)
立正大学名誉教授。著書に『世界資本主義』(未来社)『マルクス経済学』(風媒社)、『現代国家と革命』(現代評論社)、『資本主義と階級闘争』(批評社)など。
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