発行:七つ森書館
この版元の本一覧
A5判 160ページ 並製
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8228-0857-0 C2077
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年01月
書店発売日:2008年01月26日
※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA/Master)がご利用になれます
他のオンライン書店で購入※リンク先の書店では、お取り扱いしていない場合があります。あらかじめご了承ください
アマゾン|boople.com|紀伊國屋BookWeb|ブックサービス|ビーケーワン|セブンアンドワイ|e-hon|楽天ブックス|文教堂Jbooks|ライブドアブックス|本やタウン|Yahoo!ブックス
紹介
いつまでも心もからだも美しくありたい! 女性がかかりやすい38種類の病気・症状を収録。誰でも家庭で簡単にできる料理や、すぐにできる療法・体操をまとめました。特に更年期障害が充実しています。2色刷でたくさんのイラスト(200点!)があるからわかりやすい!
目次
はじめに
本書の使い方
第1章 女性が起こしやすい病気・症状
冷え症・冷房病
肩こり
だるい・疲れやすい
貧血
低血圧
高血圧
夏バテ
寝汗をかく
肥満
やせすぎ
花粉症
むくみ
神経痛・関節痛
膀胱炎(含む排尿時痛)
痔
第2章 女性科の疾患・症状
生理痛
生理不順
月経過多
つわり
妊娠中の便秘
安産のための準備
お乳の出が悪い
赤ちゃんができない
第3章 更年期障害
イライラする
ストレスがたまりやすい
頭痛
めまい
耳なり・難聴
動悸・息切れ
不眠
ホットフラッシュ
のぼせ・冷えのぼせ
手足のほてり
汗をかきやすい
五十肩
トイレが近い(排尿痛なく、残尿感がある)
尿もれ
前書きなど
はじめに
《「心もからだも美しく・女性のナチュラルケア」とは》
年金・医療保険・介護などの社会的な充実は絶対に必要なシステムです。しかし現実は年金問題も解決されないまま、超高齢化社会へ突入してしまいました。こういう時代であればこそ、「自分の身体は自分で守る」というセルフメディケーションの思想が求められていると思います。
この本は、昔から受け継がれてきた漢方の考え方を基本にしております。身近なもので、すぐに役立ててもらいたい、という思いでまとめました。特に、内側から治す、内側からきれいになることを意識して、飲食療法に力を入れています。誰でもが家庭で、簡単にできる料理やすぐにできる療法・体操をわかりやすくまとめて、「心もからだも美しく・女性のナチュラルケア」を目ざしています。
《女性の「からだ」と「リズム」》
むかしの私
2000年以上前に書かれた漢方医学書『素問』の中には、人体のバイオリズムについての文章があります。女性は7歳・男性は8歳の刻みで生長・発育していくというものです。女性についてまとめますと、次のようです。今も昔も変わりがないことがよくわかります。
・7歳:腎気が成長し、精神・肉体とも発育が著しくなる。幼女から少女になる。乳歯から永久歯に生えかわる。
・14歳:腎気が活発になり、腎精も成熟し生理が始まり、妊娠能力がそなわる。
・21歳:腎気が一段と活発になり、妊娠能力も高まる。
・28歳:腎気・五臓とも最高に達し、肉体的成熟も最高になる。
・35歳:少しずつ腎気が低下していき、頭髪の抜け毛が目立つようになり、歯も弱ってくる。
・42歳:さらに体力が低下し、白髪が目立つようになる。
・49歳:腎気が衰弱し、じょじょに生理がなくなり閉経し、妊娠能力がなくなる。
※腎気とか、腎精というのは、成長のエネルギーとか、生命力と考えてください。盛んであれば成長し、低下するということは老化していくことなのです。
いまの私
女性のからだの特徴は、生理・妊娠・出産・哺乳にあります。種属保存のための「子産み機能」を持っているのです。このために初潮から閉経までの35〜40年間、月経があるわけです。この面倒とも厄介ともいえる月経ではありますが、宇宙のリズムが自分の身体に刻まれている証なのですから、月経のリズムを利用して身体の健康管理をしましょう。面倒がらずに基礎体温を測り、自分の身体のリズムを知りましょう。
・思春期
思春期は、まだ月経のリズムが定まらなくても心配はいりません。背の伸びている間は生理がこないこともあるし、きたりこなかったりする時期といえます。ただし、あまりにも激しいスポーツをしていると、初潮が遅れたり月経がまばらになったりもするので、気をつけましょう。昔はこのくらいの時期から、女子はおなかと腰を冷やさないようにうるさく言われたものです。へそ出しルックなどはとんでもないことです。この冷えのために、生理痛や生理不順や不妊になったりすることが多いのです。冷えと激しすぎるスポーツはさけるようにしてください。
・妊娠・出産
赤ちゃんはお母さんの子宮の中で、約38週かけてゆっくり成長し、10月10日(とつきとうか)(40〜41週)いることになるのです。妊娠してからだけでなく、赤ちゃんを欲しいと思った時点から、食事や睡眠に気をつけましょう。神経質になることはありませんが、母体となることは二人分の負担がかかることを頭に入れておきましょう。精神的にも安定できる工夫をしてください。妊娠の可能性のある女性は、ふだんから健康管理に気をつけ、2週間以上生理が遅れたら検査をしてみましょう。
・更年期
きちんとあった月経が次第に不規則になり、完全になくなることを閉経といいます。この閉経をはさんだ10年前後の時期を更年期といいます。個人差はありますが、だいたい45歳から55歳くらいまでが多いようです。成熟期にフル稼働していた卵巣は、少しずつ機能が衰え始め、それに伴い、ホルモンのバランスが崩れ始め、身体にさまざまな症状が現れます。例えば、のぼせや冷え、頭痛、めまい、耳鳴り、ホットフラッシュ、うつ状態など、人により多種多様な症状が現れます。この時期を過ぎるとピタッとおさまるのが特徴です。
これらの更年期障害をただ苦しいものとだけ思わず、身体が今までの生き方を問い直せとサインを送ってくれていると思えば、更年期以降の長い人生を豊かに生きる礎になると思います。人生80年…まだまだこれからです。
月経がある間は、女性ホルモンのお陰でコレステロールが高くなることは少ないのです。しかしこの時期以降は女性ホルモンが減少し、高血圧、高脂血症、狭心症、心筋梗塞、骨粗しょう症などの成人病にかかりやすくなります。過労や睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足、ストレスなどがないかを点検し、自分の身体をいたわる習慣を身につけましょう。
・元気な高齢期
年齢を重ねるにしたがい、女性機能やホルモン分泌が低下するばかりでなく、内臓や皮膚も萎縮してきます。骨や関節も衰え、身体が小さくなっていきます。記憶力も落ちていきますが日常の心がけ次第で、脳も身体もうまく付き合えば使えるものです。
若い時のように勢いで仕事はできなくても、その時々の自分のペースを上手につかみ、前向きな気持ちで取り組めば、経験を生かして、知恵を生かして、事を成し遂げることができます。世にいう、元気で達者な高齢期を送りましょう。
《漢方とは》
中国と同じ東アジア圏内にある日本は、古くから文化も医学も中国の影響を受けて発展してきました。他の文化と一緒に伝わった中国の医学は、日本で独自に改良され定着していったのです。江戸時代の後期になると、中国以外の国からも医学が入ってきました。特にオランダから入った西洋医学を、それまで日本にあった中国系伝統医学に対して「蘭方」と呼ぶようになり、江戸時代までの中国系伝統医学を「漢方」というようになりました。
「漢方」と呼ばれ始めた中国系伝統医学は、明治時代の初めの頃まで日本の医療の主流でした。しかし明治7年(1874年)に医制が発布され、西洋医学が国の医療に定められました。日本の近代化と同時に、西欧文明が盛んになるにつれ、医学の流れも西洋医学が主流となったのです。こうして今では、医学といえば西洋医学のことを指すようになったわけです。とりわけ戦後は日本の急速な経済変化のため、日本に今まで受け継がれてきた風習や、生活の知恵のような貴重な経験が軽んじられ、忘れ去られてしまいました。
今や、テレビとインターネットを中心に情報が溢れています。あまりの多さに「親から子へ」と伝えられるべきことが、見えにくくなっている気がします。逆に知っていなくてはいけないことを、知らないまま過ごしているようです。こんな状況であるからこそ、大人から子供へ、人から人へと、“日本の知恵”を伝えてほしいと思い、本書を書きました。
この本を手にしてくれた皆さまの、「すこやかな毎日をおくるため」にお役に立てたらうれしく思います。
著者プロフィール
神谷 節子(カミヤ セツコ)
国際鍼灸理療学校卒業後、はり師・きゅう師免許を取得。1980年雞林東医学院に入学し、梁哲周先生に師事。1985年には東京・三ノ輪に治療院「はり灸みのわ」を開設し、現在に至る。漢方医学研究牛歩会会長、東医針法研究会副会長。共著に『【増補版】すぐに役立つ家庭療法』(七つ森書館)、『針灸配穴事典』(燎原)など。
※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA/Master)がご利用になれます
コメントとトラックバック »
まだコメントとトラックバックはありません
TrackBack URI : http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-8228-0857-0.html/trackback/

