発行:青弓社
この版元の本一覧
A5判 232ページ 並製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7872-7220-1(4-7872-7220-9) C0073
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年11月
書店発売日:2006年11月10日
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紹介
安価なコンピレーション・アルバムのブームが象徴するのは、業界を覆う生ぬるい倦怠感、諦めと逃げの気配だ! この状況を打破するために聴く側が真剣に血眼になって名盤を探さなければならない! 音楽的良心に従って優れたCDと旬の情報を紹介する熱い1冊。
目次
まえがき第1章 これを聴かずに逝くな! 名・迷盤70 1 批評を超えた魂の遺産 「生きろ! 生きて前を向け!」──アンチェル&チェコ・フィル/1968年「プラハの春」オープニング・コンサート『わが祖国』 百人の宗教家の言葉より、この1枚を──五嶋みどり/メンデルスゾーン&ブルッフ『ヴァイオリン協奏曲』 命のかけら──テンシュテット&ロンドン・フィル・ライヴ/ドヴォルザーク『交響曲第8番』 音楽か祈りか?──スクロヴァチェフスキ&ポーランド放送交響楽団/ブラームス『交響曲第4番』 フルネ、ラスト・コンサートで見せたほころび 危険な道具は近くに置かないように──ヘルベルト・ケーゲル、1989年10月18日サントリーホールライヴ バックハウス最後の演奏会 2 これもまた魂の遺産。過激演奏列伝 極悪のカップリング──スヴェトラーノフ『新世界より』『春の祭典』『鉄工場』 リヒテル、1988年発狂のショパン ニコライ・ゴロワノフ、地獄のチャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』 史上最狂極悪!──シェルヘン&ルガーノ放送響/『ベートーヴェン交響曲全集』 激烈発狂演奏をお探しの方に──ストコフスキー&ニュー・フィルハーモニア『幻想交響曲』 「異形」のシンフォニーの「異形」の演奏──クレンペラー/マーラー『交響曲第7番』 確かにこいつはすごすぎる──宇野功芳/大阪フィルとのすごすぎる世界 日本はおそろしいアーティストを生み出した──天満敦子「対人地雷廃絶NPO支援平和祈念コンサート」 3 華やかなりし現役世代 電動のこぎりで入院患者を追い回す神経外科医──エトヴェシュ/『春の祭典』 おいおい、思わぬ名演!──マズア/『革命』 ついに完成! 史上最大のシベリウス──セーゲルスタム/『シベリウス交響曲全集』 異端の大作大指揮者──ヤーコプス/ハイドン『四季』 ようやく復活! 奇跡の名演──ハインリヒ・シフ&ドイツ・カンマー・フィル/ベートーヴェン『交響曲第1、2、3、4番』 メータ浮上!! マーラー『交響曲第3番』 噂は本当だった!──フェドセーエフ/チャイコフスキー『くるみ割り人形』全曲 ヤンソンス&コンセルトヘボウ本格的活動開始!──『新世界より』 夜の海の毒クラゲ──エッシェンバッハ&パリ管/ブルックナー『交響曲第4番「ロマンティック」』 古き良きドイツ音楽の伝統がここに──コルト&ワルシャワ・フィルの『ベートーヴェン交響曲全集』 男60、遅くはない──ムーティ&フランス国立管/『交響曲第6番「悲愴」』 場をわきまえない徹底ぶり──ゲルギエフ&ロッテルダム・フィル/プロコフィエフ『ピーターと狼』 そんなのあり? 通奏低音付き『ベートーヴェン交響曲全集』 ファソリス、史上最高に刺激的な『四季』 まだまだ元気です──ガーディナー/モーツァルト『交響曲第39番』『第41番』 「宇宿允人の世界」初のDVD映像──宇宿允人/ベートーヴェン『交響曲第4&5番』 「私のベスト・アルバム10」のなかについ入れてしまう──アチューカロ/『夜にまつわるピアノ曲集』 フランク・ブラレイ、大人の芸術 瓢箪から駒──マイケル・ロール/『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』 フジ子さん──インターナショナル・デビュー! あのルケシーニ──いきなりの『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集』 ある男の生きざま──スルタノフ/ホロヴィッツ編曲作品&リスト『ピアノ・ソナタ』 すてきな1枚──マシュー・バーレイ/《銀色の白鳥》 奇怪・痛快・爽快──ガロワ/モーツァルト『フルート協奏曲第2番』 こういうヴァイオリニストがまだいた──ミロスラフ・ヴィリーメッツ 史上最高に美しい──ゲヴァントハウス弦楽四重奏団『ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集』 これこそが本当のショパンじゃないのか──ピョトル・パレチニ 4 末おそろしき、いまどきの若者 あれから6年──クラッゲルード/シベリウス『ヴァイオリン協奏曲』 2005年、最も愛したアルバム──フェルツ/レスピーギ&スーク『管弦楽作品集』 時代を変革する天才とパワー──アルテミス四重奏団/ベートーヴェン『弦楽四重奏曲第7、11番』 どうやらちょっとわかってるらしい──イザベル・ファウスト/ドヴォルザーク『ヴァイオリン協奏曲』 18禁映像──ヴァレンティナ・リシッツァ/ショパン『エチュード作品10&25』 シベリウスの自宅で催された超・家庭的&私的コンサート 5 時は過ぎても 巨大な俗物が残した衝撃のエピローグ──ウィーン・フィル自主制作盤、カラヤン/シューマン『交響曲第4番』 両者の唯一の共演──マルケヴィチ&ゲヴァントハウス/『展覧会の絵』 やっぱりすごかった!──1978年のカラヤン&ベルリン・フィル/ベートーヴェン『交響曲第7番』&『春の祭典』 異常な輝かしさ、第3幕──スヴェトラーノフ『歌劇「トスカ」』 まさかの地獄絵図──デ・サバタ&ウィーン・フィル/ザルツブルク・コンサート 1953 激しくも気高い情熱──クーベリック&バイエルン放送響/ドヴォルザーク後期3大交響曲ライヴ 殺人的抒情──ケーゲル/名作小品集 最初で最後──バルビローリ&コンセルトヘボウ管弦楽団/ドヴォルザーク『交響曲第7番』 史上最高の絶唱──1979年3月30日、ミラノ・スカラ座の『ラ・ボエーム』 ヨーロッパ帝国が生んだ真の芸術家──ユウラ・ギュラー 流出正規音源!?──ホロヴィッツ&セル/史上最狂のチャイコフスキー『ピアノ協奏曲第1番』 1通のメールでリリースが決定した世紀の名演──ゼルキン&クーベリック/バイエルン放送響『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』 おそるべしクルカ! シュピルマン追悼記念盤ボックス リヒテル、もうひとつの「平均律全曲録音」 幸福な死に捧ぐ──ミシェル・ブロック 20世紀最大のヴァイオリニスト──ヤン・クーベリック 本当に夢で見た──ディーノ・チアーニ伝説の『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集』 ホロヴィッツが賞賛し、心を許したピアニスト──アントニオ・グエデ・バルボーサ第2章 この人を聴かないで誰を聴く!? 1 フー・ツォン イン・コンサート 究極の演奏、『ドビュッシー:前奏曲&練習曲全集』 ぞっとするようなすごみ、モーツァルト『ピアノ協奏曲第22&24番』 追伸! わがままか個性か? ついに復活! 史上空前の美、フー・ツォン/ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第4番』 2 ユーリ・シモノフ 異端と野生、『春の祭典』 お下劣爆裂、『序曲「1812年」』 1970年代の『カルメン』 最高傑作『幻想交響曲』 踊ります、『くるみ割り人形』 底知れぬショー精神、『ロメオとジュリエット』 3 ダニール・シャフラン 4 チョン・ミュンフン 正々堂々『未完成』&アルゲリッチとのシューマン『ピアノ協奏曲』 戦前のカリスマを思わせる劇的な『運命』 5 トーマス・ファイ 過激爆裂演奏! モーツァルト陵辱『ジュピター』 トーマス・ファイ設立、ハイデルベルグ交響楽団自主制作盤 2004年ニュー・イヤー・コンサート 2005年ニュー・イヤー・コンサート、史上最速の『カルメン』 6 アンドレイ・コルサコフ シベリウス・アルバム メンデルスゾーン『ヴァイオリン協奏曲』 7 ウラディミール・ユロフスキ ラフマニノフ『交響詩「死の島」』『交響的舞曲』 チャイコフスキー『組曲第3番』&ストラヴィンスキー『ディヴェルティメント』 ショスタコーヴィチ『交響曲第1&6番』 チャイコフスキー『交響曲「マンフレッド」』第3章 魅惑的、マイナー作曲家&作品の世界 1 音楽史上最も淫蕩で狡猾な作曲家、アレッサンドロ・ストラデッラ 2 この世で最も神に近い音楽──ビーバー『ロザリオ・ソナタ』 3 モーツァルトに女神を寝取られた男──ボッケリーニ 4 いま、ベートーヴェンの後期5曲よりこの作品を選ぶかもしれない──『メンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集』 5 春に──ラインベルガー作品集 6 パクリはマーラーだった──ハンス・ロット作品集 7 劇画的でドス黒い華やかさと冷笑的でニヒルな視線──レヴェルタス 8 わけもなく「バンザイ!」と叫びたくなる──『フレンニコフ交響曲全集』 9 「日本作曲家選輯」から これほど魅力的な交響曲に出合ったのは久しぶり──橋本國彦 下半身的エネルギー暴発──芥川也寸志 正統派──諸井三郎『交響曲集』 『ゴジラ』!!!──伊福部昭『SF交響ファンタジー第1番』第4章 愛すべき辺境クラシック 1 秀逸強烈! エストニア放送制作CD 兄ヤルヴィ、情熱のエストニア音楽 珠玉のエストニア音楽集 番外篇──エストニアの名匠、オイゲン・ケルダー 2 ブラジルの幻想──南米の抒情作品集 3 ペルシャの交響詩集 4 衝撃! アゼルバイジャン・クラシックス!!第5章 見つけたらその場で買え!──超マイナー・レーベル 1 チェリビダッケの再来?──ペーター・ヤン・マルテ(ドイツPOLYGLOBE MUSIC) 2 思わぬ拾い物──トルコ・ビルケント交響楽団自主制作CD ギュラー・アイカル登場 アイカル『ポピュラー管弦楽名曲集』 フルネ/ドビュッシー&フランク 小粋な1枚、フルネ/ショーソン&マスネ 壮絶な1枚、フルネ&ビレット/サン=サーンス&ラヴェル 3 デンマーク人がロシア人アーティストを起用するモナコのレーベル、BELAIR MUSIC オスクー・ハン──おそろしや猛母の『皇帝』 恋に落ちるかも。天才美少女ピアニスト、ナターシャ・パレムスキ ピサレフ&ポルテフスキー、才能の競合 逸材ブルーニ、ベートーヴェン&ブラームス『ヴァイオリン協奏曲』 衝撃の『ロシア映画音楽集』 4 安易な廉価盤レーベルだが名盤あり、DISKY シルヴェストリ/チャイコフスキー『交響曲第4番』『第5番』『第6番』 サージェント『シベリウス作品集』 ケンペ/豪華3大名曲集 5 名盤・名録音の宝庫、MYTHOS アンドレ・レヴィ/バッハ『無伴奏チェロ組曲全曲』 伝説のカミラ・ウィックス/シベリウス『ヴァイオリン協奏曲』、ついに復活 女性スタッフ総振り向き状態、スキーパの『人知れぬ涙』 アンセルメ大暴れ アニア・タウアー、ダルベール『チェロ協奏曲』 マルケヴィチ、1959年の『春の祭典』 批評を許さぬ神の領域──バルビローリ&ベルリン・フィル/マーラー『交響曲第9番』、デュ・プレ/エルガー『チェロ協奏曲』 6 盤鬼・平林直哉氏制作のレーベル、SERENADE
著者プロフィール
松本 大輔(マツモト ダイスケ)
1965年、愛媛県松山市生まれ。岡山大学法学部卒。WAVE、HMVのクラシックバイヤー、店長を経て独立。アリアCD店主として現在に至る。メンタルケア心理士の資格をもっていたりする。著書に『クラシックは死なない!』(青弓社)。
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