発行:青弓社
この版元の本一覧
四六判 212ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7872-3282-3 C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年12月
書店発売日:2007年12月06日
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紹介
安倍前首相=自己愛性、福田首相=強迫性性格・完全主義、麻生太郎=マゾ・自己否定、小沢代表=陰ナルシズム・秘密主義、というパーソナリティー類型を当てはめて分析し、類似した性格傾向の経営者と比較対照する。付章で強迫性パーソナリティー障害を解説。
目次
はじめに序章 安倍語はなぜ「美しい言葉」を必要としたか──ドリームなナルシズム所信表明演説の美しい言葉たち/類型はモデルであり、性格のある一面を整理できるにすぎない/複数の性格類型のブレンドとして人間行動をとらえる/ ビッグマウスな人たち/健全な自己愛性パーソナリティー──ロマンチスト・夢追い人・理想主義者/自己愛性パーソナリティーはブランドがお好き/仰々しい道具立てをそろえれば問題解決できると信じ込む/カメラ目線の誘惑者/人生の危機状態では元来の性格特徴が先鋭化する/自己愛カプセルが壊れたとき、安倍前首相も壊れた/福田康夫にも見られる自己愛性/お殿さまな福田康夫/「どうでもいいけど」という決めゼリフ/自己愛と福田康夫の冷めっぷり/自己愛とニヒリズム/自己愛性パーソナリティーにも得意な戦闘スタイルがある──ソフトバンク孫正義の場合/安倍前首相と孫正義社長、ここが似ている/安倍前首相と孫正義社長、ここが違う/折れるときにはぽっきり折れる自己愛性パーソナリティー第1章 あなたは福田語に耐えられるか──理屈っぽい強迫性遅れてきた政治家/二〇〇一年という年/ワンセンテンスのなかに、繰り返しと付加的情報がぎっしりつまって原稿用紙一枚以上/完全主義──物が捨てられない人たち/完全主義──空間・時間/順序へのこだわり/細かい人たち/個条書きが好き/「話が理屈にかなっていることこそ、人を動かす」という前提/しゃべっても個条書き形式になる三木谷浩史/「論理は整合的か」を常にチェック/論理的関係を示す接続詞が氾濫する福田語/接続詞がなくても、論理的構造/繰り返される念押し/くどくどしさと確認行動の関係/イラク戦争前夜/人生から不確実性を排除する強迫性/スケジュール好きだが、予想外のことは苦手/対話性なき自己完結した論理/予想外の事態に対する態度──癇癪/思考偏重──延々とシミュレーション/アウトプットを目指すか、ナーバスに規則遵守するか/イラク戦争とその後/逡巡と優柔不断/二〇〇六年総裁選不出馬に見られる「ああでもないこうでもない」/福田政権は何をやるのだろうか第2章 ウケ狙いな麻生語たち──負け癖マゾヒズムマゾ太郎、連敗ロードを驀進中/いつのまにか茨の道にハマっているマゾヒスト/健全なマゾヒストは「苦労を厭わない努力家」──カルロス・ゴーンの場合/リプレイ9・12/マゾヒストは勝ち馬には乗らない/日本社会を覆い尽くす「少数派になることへの恐怖」/小泉・安倍・福田とはまったく異なるパーソナリティー圏/第一戦は福田先勝──記者団の前では凍っていた麻生太郎/両手でマイクを握りしめた福田康夫の渋谷演説/強迫性について、もう少し──感情の隔離/よく見るとネガティブな麻生太郎/ことさらにネガティブ面に注目するマゾヒスト/ローゼン麻生、聖地アキバに立つ/弱者との同一視/大阪、福田康夫は戦法を変える/高松での思いっきり自虐/自己否定という隠し味/子どもを顧みなかった政治一家、先進国・途上国での生活体験、射撃選手体験、経営者体験/最後の街頭演説──二十対一で麻生太郎圧勝/小泉・安倍・福田にない麻生太郎の特質─敬虔/麻生太郎のキリスト教信仰と「聖なるもの」/仮想・麻生政権には劇場もサプライズもないだろう/「聖なるものの原理主義」へのロイヤルティー/負け街道の果てにあるものは?第3章 激する小沢語はなぜ負けたか──潜水艦な陰ナルシズム潜水艦戦術の陰ナルシスト/元祖サプライズ男・小沢一郎と反社会性/改革者から犯罪者までの広がりをもつ反社会性性格概念/サプライズを引き立たせる秘密主義/小沢語分析──マスコミ批判の攻撃性/ホリエモンと小沢一郎──サプライズと逆ギレが共通/自己愛の自己演出、反社会性のルール違反/陰ナルシストの高等戦術──プッツン男/福田的自己愛──泥にまみれたくないという消極主義/健在なり福田節付章 強迫性パーソナリティー障害とは何か──ここまでくるといきすぎだこうして見分ける強迫性パーソナリティー障害/ある強迫性パーソナリティー障害の日常/内面が干からびて、まるでロボット/強迫性はこうして形成される/精神分析派の指摘/認知療法派と対人関係論派/中間派──シャピロの指摘おわりに
著者プロフィール
矢幡 洋(ヤハタ ヨウ)
1958年、東京都生まれ。京都大学文学部心理学科卒。矢幡心理教育研究所所長、西武文理大学健康サービス学科講師、臨床心理士。著書に『凶悪殺人と「超能力者」たち』(青弓社)、『アイドル政治家症候群』(中央公論新社)、『困った上司、はた迷惑な部下』(PHP研究所)、『立ち直るための心理療法』(筑摩書房)、『とにかく目立ちたがる人たち』(平凡社)、『ナルシスティックな人格』(春秋社)、『Dr.キリコの贈り物』(河出書房新社)、『マジ切れする人逆切れする人』(講談社)ほか多数。
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