発行:青弓社
この版元の本一覧
四六判 300ページ 並製
定価:2,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7872-3266-3(4-7872-3266-5) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年11月
書店発売日:2006年11月27日
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紹介
隠された知=オカルトが白日の下にさらされた1970年代に、私たちは何を夢見て熱狂したのか。科学的合理主義への懐疑から「新しい科学」として登場し社会に激震を走らせた70年代のオカルトブームを焦点化し、現代に続くオカルト的なものの始源を照らし出す。
目次
はじめに 一柳廣孝第1部 オカルトの日本 第1章 オカルト・ジャパン・シンドローム──裏から見た高度成長 金子 毅 1 オカルト・ジャパンの現状 2 疾駆するオカルト──高度成長の陰で 3 定型化されたオカルト──繁栄の時代の果てに 4 日本的オカルトの二律背反 第2章 小松左京『日本沈没』の意味 長山靖生 1 繰り返し破滅する世界 2 一九七三年の日本とは、いかなる世界だったか 3 描くことであらわにされる「不在」 4 日本なき日本人の行方 第3章 ディスカバージャパンと横溝正史ブーム 野村典彦 1 日本再発見 2 科学的思考 3 戦後社会と憑き物 4 新・日本・風土記 5 秘境あるいは奇習 6 「犬神」「家」「一族」再考第2部 メディアのなかのオカルト 第4章 エクソシスト・ショック──三十年目の真実 谷口 基 1 「空前」の映画、日本上陸 2 嘔吐と失神の彼岸に「エクソ世代」は何を見たのか? 3 〈オカルト体験〉としての『エクソシスト』、そしてイラクへ 第5章 「ノストラダムス」の子どもたち 大島丈志 1 ノストラダムスの『予言集』の受容 2 少年誌におけるノストラダムス 3 ノストラダムスの子どもたちのその後 第6章 宗教書がベストセラーになるとき 住家正芳 1 新宗教研究にとっての一九七〇年代 2 宗教書ブーム 3 仏教ブーム 4 終末論・オカルトブーム 5 オカルトへの回路としての書店第3部 表象としてのオカルト 第7章 〈霊〉は清(ルビ:さや)かに見えねども──「中岡俊哉の心霊写真」という〈常識〉 飯倉義之 1 中岡俊哉以前──日本「心霊写真」史概略 2 「心霊写真鑑定家」中岡俊哉(一九二六−二〇〇一) 3 「心霊写真」という解放/呪縛 4 「クラブを作って心霊研究をしています」 5 一九八〇年代──霊障、そして癒しの心霊写真へ 第8章 一九七〇年代の「妖怪革命」──水木しげる『妖怪なんでも入門』 清水 潤 1 「妖怪ブーム」と水木しげる 2 水木「妖怪」のライバルたち 3 水木「妖怪」確定化への道 4 「再現」された「妖怪」たち 第9章 オカルト・エンターテインメントの登場──つのだじろう「恐怖新聞」 一柳廣孝 1 ウイングを広げる──心霊からオカルトへ 2 「新聞」というフレーム 3 躍動するオカルト第4部 オカルトの現代史へ 第10章 円盤に乗ったメシア──コンタクティたちのオカルト史 吉永進一 1 マスターとアメリカ 2 二人のジョージ 3 すめらみことから平和と円盤へ 4 終末とCBA 第11章 メディアと科学の〈聖戦〉──一九七四年の超能力論争 吉田司雄 1 空前の超能力ブームの到来 2 「週刊読売」vs「週刊朝日」──超能力論争の勃発 3 超能力ブームへの眼差し 4 超能力論争が見えなくしたものおわりに 一柳廣孝
著者プロフィール
一柳 廣孝(イチヤナギ ヒロタカ)
1959年、和歌山県生まれ。横浜国立大学教員。専攻は日本近代文学、日本近代文化史。著書に『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉』(講談社)、編著に『「学校の怪談」はささやく』『心霊写真は語る』(いずれも青弓社)など。
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