徹底討論!バックラッシュ「ジェンダー」の危機を超える!
若桑 みどり:編著, 加藤 秀一:編著, 皆川 満寿美:編著, 赤石 千衣子:編著
発行:青弓社
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四六判 312ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7872-3262-5(4-7872-3262-2) C0336
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年08月
書店発売日:2006年08月23日
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紹介

バックラッシュに反撃する! 男女平等や性の自己決定を主張し市民権を得ているジェンダーという概念に対して、全国で曲解や歪曲に基づく批判=バックラッシュが巻き起こっている。それらの反動性を徹底的に批判し、ジェンダー概念の深化を探る。

目次

刊行にあたって 米田佐代子 はじめに 皆川満寿美/赤石千衣子  序章 「渦中の人」から 上野千鶴子   1 経過──いくつものアクターが関与して日の目を見た事件   2 評価──バックラッシュがもたらした逆説的貢献   3 背景──根が深い反動派の動き   4 見通し──絶望しているひまなんかない 第1部 「ジェンダー」をめぐるポリティクス  第1章 ジェンダー概念の有効性について 江原由美子   1 問題の所在と本稿の目的   2 学問におけるジェンダー概念   3 ジェンダー研究の展開とジェンダー概念   4 ジェンダー概念の有効性   5 「ジェンダー」に対する攻撃をどう考えるか  第2章 「ジェンダー」「ジェンダーフリー」の使い方、使われ方 井上輝子   1 運動・教育・行政用語としての「ジェンダー」「ジェンダーフリー」の登場   2 「ジェンダー」「ジェンダーフリー」の用語法   3 「ジェンダー」「ジェンダーフリー」使用法についてのいくつかの考察  第3章 バックラッシュの流れ──なぜ「ジェンダー」が狙われるのか 若桑みどり   1 前提──アメリカにおけるバックラッシュ   2 ジェンダー・バックラッシュの流れ   3 バッシングの主たる対象   4 バックラッシュ・キャンペーンの「主体」は誰か   5 なぜ彼らはジェンダーを攻撃するのか   6 ジェンダー攻撃の論点批判   7 まとめ  第4章 「現場」からの声   1 「ジェンダーフリー」教育の現場から 兵頭貴子   2 性教育へのバッシング──学校の現場から 高村あい  第5章 言葉を力に──市民と行政と学界のはざまで 丹羽雅代   1 「セクシュアル・ハラスメント」概念の獲得が女性たちにもたらしたもの   2 教育現場での性差別を問題にすることの困難   3 東京女性財団発行物『ジェンダーチェック』への違和感   4 なぜ多くの女性センターや女性行政担当が『ジェンダーチェック』にとびついたのか   5 バックラッシュに抗して  第6章 ことばは生きている、あるいは、よりよき相互理解のために 加藤秀一   1 ねらい   2 「ジェンダー」概念について   3 おまけ──「ジェンダー」「ジェンダーフリー」という言葉の問題   4 最後に 第2部 「ジェンダー」の何が問題なのか──3・25シンポジウム全体討議 第3部 バックラッシュに抗うまなざし   1 フェミニストの一部がどうしてジェンダーフリー概念を避けるのか 伊田広行   2 トランスジェンダーからの攪乱的問いかけ、ジェンダー概念再考 金井淑子   3 ジェンダーフリー・バッシングと「日本の伝統」 加納実紀代   4 ジェンダーフリー教育が意図したもの 舘 かおる   5 「国家とジェンダー」を問う 鶴田敦子   6 学習・思想をめぐる市民と行政 細谷 実 おわりに 若桑みどり 資料 ジェンダー関連年表    抗議文ほか

著者プロフィール

若桑 みどり(ワカクワ ミドリ)

1935年生まれ。ジェンダー文化研究所長、千葉大学名誉教授。専攻はジェンダー美術史。著書に『戦争とジェンダー』(大月書店)、『お姫様とジェンダー』『象徴としての女性像』『戦争がつくる女性像』(すべて筑摩書房)など。

加藤 秀一(カトウ シュウイチ)

1963年生まれ。明治学院大学教員。専攻は社会学、ジェンダー論。著書に『性現象論』(勁草書房)、『〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか』(筑摩書房)、共著に『図解雑学ジェンダー』(ナツメ社)など。

皆川 満寿美(ミナガワ マスミ)

1961年生まれ。大学非常勤教員。専攻は社会学、エスノメソドロジー、ジェンダー研究。共著に『相互行為の社会心理学』(北樹出版)、『意味と日常世界』(世界思想社)、論文に「ラディカル・リフレクシヴィティとエスノメソドロジー」(「ソシオロジスト」第1号、1999年)など。

赤石 千衣子(アカイシ チエコ)

1955年生まれ。「ふぇみん」編集部。夫婦別姓選択制の導入や婚外子差別の撤廃などに取り組む。共著『シングルマザーに乾杯!』(現代書館)など。

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