多元社会ケベックの移民と文学トランスカルチュラリズムと移動文学
真田 桂子
発行:彩流社
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四六判 296ページ 上製
定価:2,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7791-1158-7(4-7791-1158-7) C0098
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年03月
書店発売日:2006年04月26日
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紹介

ナショナリズムと多民族化のベクトルが交錯し、文化的変容とアイデンティティの新構築を見せるカナダ・ケベックからの発信。フランス語、英語の二つの言葉がせめぎ合うモントリオールでは、移民が出自の言語を保持する確率が高く、第三の言語と文化が絡み合う、いわゆる文化の“三角構造”が現出している。そうした横断文化的状況のなかで、イタリア系(マルコ・ミコーネ)、ハイチ系(エミール・オリヴィエ)、アジア系(イン・チェンとアキ・シマザキ)などの作家たちが、自分の出自の記憶や言語、根なし草感や越境をテーマに、フランス語で活発な創作活動を展開、祖国と移民先の間を揺れ動き、どちらにも属さない新しいアイデンティティを求める作品を送り出している。こうした試みは、かつての移民文学の域を超えて、グローバル化のなかでの新しい地平「移動文学」として確立されつつある現状と展望。

著者プロフィール

真田 桂子(サナダ ケイコ)

大阪大学文学部卒、カナダ政府奨学生としてモントリオール大学大学院に留学。現在、阪南大学教授。訳書に『わが心の子らよ』(ガブリエル・ロワ著【シリーズ「カナダの文学」】、彩流社、1998)、『対訳フランス現代詩アンソロジー』(アンヌ・ストリューヴ=ドゥボー編、思潮社、2001。共訳:ケベックの詩人、アンヌ・エベール、ジャック・ブロー担当)が、共著に『グローバル化を読み解く88のキーワード』(西川長夫他編、平凡社、2003)がある。

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